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今回の事故の解説で、確かテレ朝のスーパーモーニングだったと思うのですが、発生直後に東大教授が出てきて「スピード超過では事故は起こらない。置石があったはず」と言ってました。その後当然のことながらこの教授出てきません。しかし、もし本当にそう思っていたのなら、馬鹿になったのは東大学生だけでなく、教授にまで及んでいる訳で、こんな教授が日本の最高(と思われてる)の大学で教えている事自体が問題で日本の将来、ただでさえ危ないのに、本当に大丈夫か?と思いますし、もし何らかの意図(JR擁護)で出演したのであれば、その裏の関係は何なのか?何らかの見返りがあるのか?不謹慎極まりない輩と言うべきです。みなさんどう思われますか?

A 回答 (10件)

「どう思われますか」という質問ですので,私が思うところを答えます。



まず結論から。
あまり物事に対して早急に決めつけない方がよいと思います。

>発生直後に東大教授が出てきて「スピード超過では事故は起こらない。置石があったはず」と言ってました。

これだけでは何とも判断できません。いくつかのポイントをハッキリさせないと。
まず,この発言がいつのものだったか(日時まで含めて)。
次に発言内容は一字一句その通りだったのか,それとも誰か(たとえば字幕を書いた人とか,スタジオのコメンテーターとか,また発言を聞いたjapsgapsさんとか)が要約したものなのか。
さらに,その発言の前後にも他のことを話していたのに,編集によってカットされてしまった可能性はないか。

そのへんをハッキリさせないまま,教授をバカ呼ばわりするのはどうでしょう。それこそ不謹慎ではないでしょうか。
事実関係によっては,その教授の発言はまったく的確であったかも知れません(あとで詳しく述べます)。

また,仮にその教授が間違ったことを言ったとしても,たった1回の発言で東大教授は不適格だと決めつけるのはどんなものでしょうか。
過ちを犯さない人間なんていません。もし1回の勘違い発言で東大教授を首になるのなら,だれも東大で教えられる人はいないでしょう。
JRの擁護だの,裏の関係だの,見返りだの,根拠もないのに人聞きの悪い言葉を連発されていますが,ちょっと勘ぐりすぎではないでしょうか。

さて,「事実関係によっては的確な発言だったかも知れない」と考えた理由を述べます。

私の記憶では,事故当日の午後1時すぎに,JR西日本が2度目の記者会見を開き,そこで「時速133キロ」という数字が初めて出てきました。
計算上は,このカーブを曲がるとき時速133キロ以上出ていれば脱線する,という説明でした。

その後,夕方5時半のTBSラジオ系のニュースで,記者会見のこの部分を流した後,アナウンサーが「このように,時速133キロ以上出ていた可能性があることを認めました」という言い方をして,ちょっとそれはおかしいのでは,と考えました。
確かに可能性はゼロではないだろうから,「可能性がある」という言い方も間違いとは言えないけれど,あまり素直な解釈とは言えない,と思ったのです。
というのは,もうその時点では乗客の証言が出ていましたが,「ふだんよりちょっと速かった」「ちょっとこわかった」といった内容のものだったからです。
日頃70キロで走っている区間を133キロ以上出していたら,そんな生ぬるい証言ではなく,「速すぎてものすごくこわかった」「死ぬかと思った」という証言が続出するはずです。
第一,207系の電車は最高時速120キロですし,133キロなんて通勤電車が出すような数字とは思えません。
(翌日の夕方に事故調査委員会が,モニターに記録されていた数字として108キロという値を発表したのを聞いて,ああだいたいそのくらいだろうな,と思いました。)

というわけで,私は,「理論上は133キロ以上で脱線することになっているが,それはあくまでも理想的な状態の場合で,実際はレールや車輪の傷や摩耗とか,乗客の重さによる重心の上方移動とか,ブレーキを強くかけて車輪がロックしたとか,あるいは置き石など,いろいろな条件によって,133キロになっていなくても脱線したんではなかろうか」と考えるのが素直な解釈だと思いました。

私自身は,鉄道工学について専門的に勉強したわけではなく,鉄道が趣味の一つなので鉄道工学の本を読んだりして多少かじった程度ですが,TBSの報道局はそういうスタッフはいないのかなあ,なんてニュースを聞きながら考えていました。

で,かりに,その教授がそんなふうに考えて,こうしゃべったとしましょう。
「133キロを超えると脱線するとJRは言っていますが,実際にそんなものすごい速度は出ていないと思います。従って,事故の原因としては,単なるスピードオーバーによって起こったとは考えられず,他の要因もからんだ複合的なものがあったはず。たとえば,置き石とか,レールの摩耗とか,…」

大体,大学の先生というのはいろいろなケースを想定して,慎重なしゃべり方をする人が多く,ずばり「こうだ」と断定する人はあまりいません(たまにいますが)。
回答No.5さんが書かれたように,テレビ報道では,憶測でもいいからなにか具体的にしゃべってくれ,という要求がどうしても強くなりがち(特に民放)ですので,そういう少数派の「すぐに物事を断定する」センセイはテレビ局に人気があります。
たとえば,犯罪事件が起きると,まだよくわからないうちから,犯人像はこういう人物だ,とズバリ断定する人とか。
でも,大部分の先生は,そうではない慎重派ですので,そういう人のコメントを全部放送していると長くなってしまうので,どうしても編集されてしまいます。

たとえば,さっきのセリフの最初とおしまいをカットすると,こうなります。
「事故の原因としては,単なるスピードオーバーによって起こったとは考えられず,他の要因もからんだ複合的なものがあったはず。たとえば,置き石とか。」

これをさらに要約すると,japsgapsさんが書かれたような
「スピード超過では事故は起こらない。置石があったはず」
になったりするかもしれません。
本来の発言とはかなりずれた要約になってしまっていますが,番組のスタッフが「置き石」説にとらわれていたりすると,そこに着目した字幕になったりします。
結果的に,テレビ局の編集によって,本人が意図していたこととは違うふうに発言内容が伝えられ,視聴者からはいわれのない誹謗中傷を受けた。
…という可能性だってありますよね。

もちろん,これだって一つの可能性にすぎません。
私自身はその発言を聞いていませんので,もし聞いていたら,もうちょっと絞り込んだ答え方ができたかも知れません。

というわけであらためて結論。
あまり物事に対して早急に決めつけない方がよいと思います。
長くなってしまってすみません。
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この回答へのお礼

たくさんの方に色々なご意見をいただき大変参考になり、また勉強になりました。この欄をお借りして回答いただいた皆様にお礼もうしあげます。ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/06 18:40

 事故当日、NHKをずっと見ていましたが、どっかの大学の教授(東大ではなかったと思います)が、「制限速度70km/hというのは、“乗り心地制限”だ」と、再三言っていました。

しかし、その後のNHKはじめ新聞各紙でも“乗り心地”と言う言葉がなぜか消えて、「時速100キロ以上出ていた。30キロ以上の速度超過」と、報道されるようになりました。
 「時速70キロ=乗り心地制限」というのは、おそらく間違いでは無いでしょう。とすれば、それを少しぐらい速度超過したところで、車内の乗客が揺さ振られたり、網棚の上の荷物が落ちたりするぐらいのことはあっても、あのように転覆まではしないと思います。
 それに、制限速度をちょっとでもオーバーしたら即、悪である、のであれば、車を運転している人で違反にならない人なんて、どれほど居るのでしょうか?
 
 あの事故が単なるスピード超過だけでは起きない、というのは正解だと思いますし、置石うんぬんはともかく、別にJR擁護で出てきたのではないと思いますが。
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どうも鉄道関係の学者には 表現の方法が適切でない


方が多いようですね。

現時点で恐らく 正しいと思われる点は
1.時速120Kmでは 転覆はしないと思われる。
2.カーブ手前で異常振動(脱線ではない)があったよう に乗客の証言がある。

今後 いろいろな人が様々な発言があるでしょうが
あのカーブで再現実験をやって欲しいです。
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 私は畑違いの道路技術者ですので鉄道のことはよくわかりませんが、現地は曲線半径300mの右カーブで当然のことながら、レールには傾斜がつけてあったとのこと。


 道路で言うなら、R=300は結構大きな曲線半径であり、設計速度80km/hの高規格道路でも採用されます。首都高速や阪神高速などでは、R=200を切るような曲線半径も、「ざら」です。
 ここで、重心の高い1boxカーなどが120km/hで走ったとしても、横転までするでしょうか?技術者として率直なコメントをしただけのような気がします。
 ちなみに、よくテレビで出てくる現場状況の映像ですが、一番カーブが強調されて見える角度で撮影されています。ですから、あたかもものすごい急カーブのように思っておられる方が多いような気がします。
 高速道路などではよく道路の曲線半径を示す看板が立っておりますので、気にされてみてはいかがでしょうか?
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スピード超過では事故は起こらない。


はある意味正解ではないかと思います。
(あの列車の最高速を考えて)
非常ブレーキ?をかけたことによる要因が大きいと専門家はみてるみたいですね。
もしあのままのスピードでブレーキをかけてなかったら脱線はしてなかったと専門家の人、数人が言ってましたから。
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発生直後であるとすれば、「現段階でははっきりしたことは何もいえません」としかいえないでしょう。

たとえ専門家であっても。
 で。ここが問題ですが、テレビを見ている視聴者は、見ていて「原因は、今は全くわかりません。何もわかりません。何も確かなことは言えません」という番組を見て喜ぶでしょうか。それよりも、圧倒的多数の人は、「はっきりわからないことは承知の上で、どんな原因が考えられるか、可能性として思いつくことを何でもいいからいってほしい」と思っているんじゃないでしょうか。
 番組を作っている側は、そうした考えで作っているのでしょうきっと。また、事故発生直後の段階では、JR側が公表している事実ぐらいしかなかったわけですから、「あのカーブは時速130キロ以上出さないと脱線しない」とかいったJRの説明を根拠に原因を推測するしかなかったでしょう。あの時点で、「JRのいうことは何一つ信用できません」なんていったら、そのことがまた問題でしょうし。
 まぁ、その教授は、軽率ではあったと思いますが、馬鹿とこき下ろされるのはちょっとかわいそうでは??
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結果論から言えば、今現在、置石があった可能性は皆無になりましたね。



置石が左側レールに置いてあった為に、左車輪が線路に乗上げた乗上げ脱線という可能性を最初、JRは示唆してしまったわけですが。
その後、カーブで左側に大きく車体が大きく傾いて脱線した転覆脱線だったことがわかってきていています。つまり置石によって左車輪が持ち上がったのではなく、カーブ外側への力によって右側の車輪が持ち上がってしまったということです。

で、これは現状においてのあくまで結果論ですが、あの時点では信じがたい事故であり、原因を推測するのも難しかったと思います。
「置き石があったはず」という言い方は、その教授の馬鹿さを感じさせはしますが…「はず」という言い方をする人は思い込みを発言しているわけです。「運転士がカーブで高速のまま非常ブレーキをかければ危険だということはわかっており、ブレーキなんてかけないはず」とも思っていたんでしょうね。そうすると、外部的要因、つまり「置石」などに答えを求めざるを得なかったのでしょう。

まあいずれにせよ、仕方ない部分もありますが、あまり頭のよい方ではないようです、その教授。頭脳はめちゃくちゃあるのはわかりますが。
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 事故直後ですよね?


 なんの調査も進んでいない段階で、原因を問われたら、
置き石の可能性も否定できません。

 むしろ、置き石の可能性を謳っただけで、
「JRを擁護している」と捉えるのはいかがなもんでしょうう?
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本当の原因は調べないと判りません。



とりあえず何かを言わないといけないので、その様に言ったと思います。
本音は、詳しく調べないと何とも言えません。でしょうけれど、教授のプライドが邪魔して、その様に言われたと思います。
または、何らかの意図が有ったのかも知れません。

深く考えれば、問題のある教授だと思います。
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単純なスピード超過では、あのような事故が起こらないのは事実です。


また、置石説についても完全に否定されていませんし、脱線地点により後ろに粉砕痕がある疑問もまだ解明されていません。
そのような点では、教授の発言はあの時点では妥当だと思います。
一方、マスコミの報道はあくまで憶測でしかなく、事実関係を無視した報道が非常に目立ちます。
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