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ドイツの戦争指導者であったナチスとヒットラーは戦後、ドイツ国内法に寄って非合法化されました。いまでは、彼らの特徴的だった敬礼法を公の場で真似することさえ、ドイツ国内法で罰せられるそうです。ヒットラーを祀る霊廟や神社等、ドイツにおいて存在しない。
一方、日本における戦争責任者、指導者として処刑された東条英機が合祀されている靖国神社は「ヒットラーの霊廟にシュレーダー首相が公式参拝する」に相当する、国際ルールの違反ではありませんか?

A 回答 (18件中1~10件)

この問題の根本にあるのは、死んだ人を神として祀るという習慣が日本にあるということを外国、特に中国や韓国がどれだけ理解しているかということです。


キリスト教やイスラム教の国では一神教であるがゆえにいかなる英雄でも神としては扱われません。
中国や韓国では関羽や李舜臣は英雄ですが、彼らの部下の一兵卒までも英雄として祀られてはいませんし、神そのものという扱いは関羽や李舜臣とて受けていません(関羽は皇帝の称号は贈られて関帝廟に祀られてますが)。
これに対して日本にはもともと八百万の神々というくらいで多神教である上に怨霊信仰の影響で、英雄だけでなく非業の死を遂げた敗者も神として祀られ大事にされます。それらには吉田松陰や菅原道真など、いくらでも例があります。
中国人や韓国人が靖国に反感を露にするのは、こうした日本人の習慣を知らないために、戦争責任者や戦争で悪いことをした奴らを神として祀るとは何事だ、全然反省していない、と思うからではないでしょうか。
戦争責任の一端が日本にもあることを認めた上で、これらの習慣をマスコミやホームページを通じて、一般国民に知らせたり、中国側や韓国側も歴史的に日本に悪いことをやってきたことがないわけじゃないと主張することが大事だと思います。
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この回答へのお礼

私個人としては、特定の意見を持っていた訳ではありませんが、
たいした下調べもせずに、ふと疑問に思ったことを質問したら、
思いがけず多くの回答を皆さんから寄せていただき、ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/21 13:41

ルール違反ではないと考えます。

なぜなら極東軍事裁判自体が疑問をもたざると得ないものだからです。少しでも法律をかじったことがある人なら、あの裁判がどれだけでたらめのものなのか理解できると思いますし、国会の満場一致を持って少なくとも日本国内法の内には戦犯はいません。

それからドイツですが、あの国は日本以上の自虐史観をもつ国です。ユダヤ人の犠牲者数を一次資料で見直そうと言う考えにすらネオナチ認定を受ける始末です。
それにホロコースト問題は、南京大虐殺問題や従軍慰安婦強制連行問題と非常によく似た構図を持っています。
物理的証拠が無いこと、一次、二次資料がなく、三次、四次資料と戦後の証言しかないことなど。
そのこともあって600万のユダヤ人を計画的に虐殺したと言うのにもわたしは懐疑的なのですけどね。

それはさておき、小泉首相の靖国参拝ですが、相手を黙らせるだけの外交手腕がないのなら大人しくしていて欲しいと言うのが感想。
分祀など小手先の対応をするぐらいなら首相一人ぐらい参拝しなくても何の影響もありません。
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私はルール違反とは思いません。

靖国に祀られているのは戦犯だけじゃなく、一般の戦死者もいます。むしろ数的には「戦死者に混じって戦犯もいる」と言ったほうがいいと思います。
小泉首相は「戦犯を弔いにいく」とは言ってません。戦死者の供養にいっていると主張してます。
戦死者というのはいわば時代の犠牲者ですから、そういった人たちへの弔いの気持ちなくして歴史認識はありえないでしょう。
ただ小泉さんの参拝の真意は単なる票集めですから、結局はどっちもどっちなんですけどね…。
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>国際ルールの違反ではありませんか?



ご存知のように、『国際ルール』なるものが目に見える形で制定されているわけではありません。したがって、ルール違反の判断基準も人様々です。

TVなどで人気の某評論家は、『日本の常識は世界の非常識!』が口癖です。

ご質問の靖国問題は、ルール違反というよりも、むしろこの評論家の感性に近い所業であると認識すべきじゃないでしょうか?
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少し観点は違いますが、ルール違反といえばルール違反だと思います。


明文化されたルールというわけではありません。
正論に対してはきちっと正論で返す、
というのは多くの人を納得させる為のルールだと私は思います。

その上で私が考えるルール違反とは、例えば
「戦犯が合祀された神社に公式参詣することは、戦争での日本の侵略行為を正当化、
または、うやむやにしてしまうことではないか」
という意見に対して、相手にきちっと説明をしていない、というルール違反です。
小泉首相が言われたという「日本の宗教だから」といった言い方では、
上の意見に対してまともな説明にはなっていません。
相手を納得させる努力を抜きにして物事を進める、というのは外交上、
政治上はもとより、一般論としてルール違反ではないですか。


東條元首相が高潔な人物だったという話があり、実際そうだったのかもしれません。
ですが彼は太平洋戦争開戦当時の首相であり、国政に対する責任者の一人です。
彼がいかなる人物であっても、国外国内含めて多くの人を死に至らしめた事に
対する責任者であることにはかわりがありません。
責任者は結果に対して責任を取るのです。責任者とはそういうものです。

この話は全ての責任を東條元首相個人に被せよう、というものではありません。
責任者というものに対する一般論と考えてください。
先の戦争は、一ないし数人の責任者だけの責任ではない、という話もわかります。
ですが責任者の意志が反映されないということは、組織としての欠陥です。
なにかよく分からない集団心理のようなもので暴走するような組織では、
まともな組織として認知してもらえません。
少数の責任者ではなく、組織全体に問題があったと考えるならば、
そういった組織の暴走を二度と起こさないことを説明する必要があります。
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というか極東軍事裁判自体が国際ルールを違反したものなんですよ。


連合軍は、国際法で定められているものをことごとく無視し、処刑・投獄・虐殺を繰り返しました。罪の無い軍人でさえも。
ソ連の強制労働なんかもその典型ですね。

東条首相も、戦争肯定的な人間ではなく、結局陸軍内の過激派に押されてやむなく開戦したということもあります。
実際、私の友人の祖父は東条首相宅へ宿泊することが多々あったそうですが、基本的に反戦的な意見が多かったそうです。

ヒトラーはれっきとした殺人者ですが、たとえば巷で言われている南京大虐殺などは参謀本部の命令を無視し続けた関東軍のやったことです。

個人的な思想で、歴史上の人物まで決め付けるのは良くないことです。

あなたも含め、日の丸・君が代に反対している人々に問いたいですね。
あなたがたはどこのお国の人ですか?と。
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戦犯っていわれる人達はいったどういう人達なのでしょうか?



ドイツでは先の戦争に関する責任を全てナチスとヒットラーに擦り付けてしまって、「ドイツの一般国民は彼らに騙されていました、ドイツ国民も被害者でした。」
という主張が戦後の一貫したドイツの姿勢であり、そのためにヒットラーやナチスに繋がるようなものに関しては非常に敏感に敵対視しているようです。
ナチスによるユダヤ人に対する迫害という戦争とは離れた部分での許されない行為があったことに関して、後世のナチスとは関係の無い立場のドイツの指導者達が自分達はナチスでは無いという姿勢で各国に謝罪しているのではないでしょうか?

日本でも「A級戦犯達に全ての責任があり、一般の日本人は騙されて戦争させられていたんです。」と主張してしまえばことは簡単なんだろうと思います。
ただ日本のA級戦犯とされる人達も元は日本のために行動していたものでしょうし、そもそも相手国にとっては戦犯でも日本からみたら犯罪者なのでしょうか?

質問者さんのいわれるドイツの例は日本とは異なるものだと思います。
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私はA級戦犯を分祀したのちであったら首相が参拝しても問題ないとおもいます。

もしもドイツにも靖国神社ような霊廟があってヒットラーも合祀されていて現首相が参拝したならばユダヤ人から大変な非難を受けドイツと国交を断絶する国もでてくるでしょう。東条はじめA級戦犯たちは身代わりなったわけですが、日本がひどい事やらかしたんだからだれかが悪者になって責任取らなければならないでしょう。戦争を引き起こして誰も罪を取らない国があったらおかしいでしょう。分祀してなお中韓が抗議したなら日本は内政干渉するなときっぱり切り捨てればいい。
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確かに、現在の中国、韓国、朝鮮が、自国の政治の至らなさを、日本という敵を作ることで目をそらそうとしている一面があるようにも思います。


 しかし、
>面白いのは、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が、第二次大戦中は大日本帝国の一部であったことです。
 というふうに支配されてた歴史があったらむかつくのは当然ではないかと思います。

 個人的には、アメリカに対しての怒りの方が大きいです。
 博物館でエノラゲイ(原爆落とした飛行機)を紹介するときに、原爆落としたことを書かない事のほうにこそ、怒りを感じます。
 愛媛丸を沈めた軍人が、無罪なのにも腹が立ちます。

 日本がアメリカにされていることを、近隣諸国に対して日本がしているのではないかという印象を受けています。
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A級戦犯は、処刑された人たちだけではありません。

例えば重光葵は、A級戦犯として「禁固7年」の「有罪」判決を受けました。日本が独立した後、堂々と外務大臣に就任しています。重光氏が公職について仕事をする上で、A級戦犯として有罪になったことが問題になったとか、日本と戦った旧連合国から文句が出たという話は聞いたことがありません。

今ごろになって「A級戦犯」に文句をつけているのは、大日本帝国と戦火を交えたわけでもない中華人民共和国や大韓民国などです。面白いのは、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が、第二次大戦中は大日本帝国の一部であったことです。この両国と、A級戦犯が何の関係があるのか、いつも不思議に思っています。

国内法上、東條氏も重光氏も「犯罪者」でないことは、No5の方がレスしておられる通りです。東條氏などを犯罪者呼ばわりすることは、故人に対する名誉毀損ですのでお止め下さい。
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