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すみません。質問です。
日本興業銀行と日本政策投資銀行が非常に似た性質を持った銀行に見えます。
過去に日本興業銀行が行っていた産業育成の業務は、現在日本政策投資銀行が行っている業務と本質的に同じように見えるのですが、もし、明確な違い等ありましたら、どうぞ教えてください。

銀行の成り立ちの歴史等は勉強しましたので、その辺の違いは知っております。また、経済に関する用語も若干ならわかりますし、調べますので、できましたら、専門的な内容でお願いします。

A 回答 (1件)

細かくは調べていませんので以下概要のみにて失礼します。



資金調達の主要原資が片や債券(旧IBJ)、片や財政投融資(DBJ)というところで、自ずとその業務の性質が違うと考えるのが良いかと思います。

前者(IBJ)は広く市場から資金を集め(借用し)、それを返済していく義務を負うため、必然的により高い利回りが望める企業への貸付等を行うことになっていきます。
一方後者(DBJ)は、国が集めたお金を運用するため、前者に比してより低い利回りでの貸付を行うとともに、より公共性が高いと見られるものへの貸付が中心となってきます。

なおDBJの場合は、企業そのものへの貸付、というより、事業に対する貸付が中心となっています。これも、公共性の高さを判断するため方向性かと考えてよいかと思います。(実際的には、国の施策とバンドルさせて、表に国の施策があり、裏でDBJが低利融資などを実行する、というスキームになっている事が少なくありません)

なお、DBJはブローシャー(企業案内)を発行しており、ダウンロードできるはずです。それに目を通していただくと、いわゆる商業銀行との違いが随所でお分かりいただけるのではないか、と思います。(IBJも産業育成関連の貸付が多かったとはいえ、事業形態的には商業銀行ですから。)


以上、手がかりにいただける部分あれば幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
今、「小説日本興業銀行」という本を読んでいまして、今のDBJと似ているな、と思って質問させていただいた次第であります。
戦後間もない頃のIBJはDBJとバブル期のそれと比べてかなり近かったのかもしれませんね。

大変、参考になりました。

お礼日時:2005/05/08 11:29

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