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7世紀末から8世紀にかけて土葬から火葬へ変化したそうです。
その理由のひとつが仏教の伝来に関係するそうです。
といわれてもピンときません。
仏教を火葬とどういう関係があるのでしょうか?
インドでは川辺で人を焼く習慣が今でもありますが、あれと関係があるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

記憶だけで書いているので、あまり確証がない事をご了承下さい。



一般的に火葬か土葬かと言うのは宗教によって決まっています。例えば、ユダヤ、キリスト、イスラム、儒教等は火葬が禁止。仏教、ヒンズー教等は火葬が主流と行った具合に。

仏教では釈迦が火葬しているという事から、火葬が主流の様です。開祖が火葬なので、それにならってと言う事でしょう。したがって、仏教の伝来と共に教義の一つとして火葬が伝来して来たのではないでしょうか?

しかし、火葬は仏教独自のものではなく、当時既に、インドにおいて一般的な方法であった様です。現在、インドの川辺で火葬している人達はヒンズー教徒でしょうし、仏教と、ヒンズー教が火葬推奨なのは同じルーツのようです。

ということで日本においても、仏教に関わる人達は実際に古い時代から火葬を行っていました。しかし、一般の人々に関してはそうでもないようです。実際に火葬が一般的になったのは確か戦後(お上が推奨した結果)の事であり、それ以前は土葬が主流であったようです。

火葬をする事には煙になって天に昇ると言う思想面、と衛生面と言うメリットがあります。インドとと言う高温多湿な環境で火葬が行われるようになったのは、元々衛生面の問題からの様な気がします。
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ちょっと調べてみたら、URLのようなサイトがありましたので、参考になれば・・・。



ちなみに、古墳時代以降天皇制が布かれてからは一般庶民は風葬・鳥葬が一般的だったとどこかの書物で見たことがあります。
江戸時代は、ほとんど寺で土葬ですよ。
(遺跡の発掘でお寺を掘ると墓石が出てきたり、骨が出てきます。。。)
ちなみに、荼毘という言葉は、仏教用語で火葬を意味するそうですが、そういう言葉とかの影響かもしれませんね。

・芳賀登『葬儀の歴史』雄山閣 等
これは墓制について書かれていて面白い内容だと思いますので、一読ですね。。。

何かヒントになればと思い、コメントさせていただきました。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%AC%E5%84%80# …
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土葬ならまだ良い方で、インドでも日本でも、昔は、貧しい一般庶民は遺体を野原や死体捨て場のようなところに捨てて、獣が食うにまかせていたそうです。


清水寺の懸崖造りは、死体を崖の下に投げ捨てるための棚だったそうです。
また、仏典を読むと、インドの仏教僧も、必ずしも火葬されず、野原などに捨てられていたようです。
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仏教では、肉体というものは借り物であって、あまり重視しないんです。

だから動物などに食べさせる(それ自体が功徳になる。)とか、川に流すんですね。ちなみに仏教では49日で、次のものに生まれ変わります。所謂、輪廻転生です。何に生まれ変わるかは因果応報です。ちなみに仏様になるというのは、解脱できる人だけですね。大概が解脱できずに輪廻転生するのです。

土葬とか、とにかく遺体を残すことにこだわるのは儒教です。魂魄二元論と言って、死ぬと魂と、魄、すなわち遺骸に分かれるんです。そしてお盆(本来は仏教の言葉ですが、そのような風習は仏教にはありません。)に魂が魄のところに帰るのです。遺骸がないと魂が帰るところがなくなり、キョンシーになるわけです。したがって遺骸を保管して、白骨にして廟に納めるのです。

日本に仏教が伝来する前には、日本古来の神道もありますが、東アジアということで儒教の影響も受けているわけです。そういうことで土葬としたのでしょう。

それと火葬にするためには燃料が必要ですよね。古代にはなかなか火葬は難しかったのかもしれませんよ。ちなみに仏教伝来後も土葬は根強くのこってました。そもそも日本の仏教は、支那に導入された段階で、かなり儒教化が進んだのです。そうしなければ受容されなかったでしょう。
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私の地域は、昭和60年ごろまで土葬でした。

ちなみに関東地方の農村部です。ところがこの10年から20年火葬に変わってきました。旧来の葬儀を執り行える人手(棺桶担ぎ)が高齢化したり、若者があまりそういったことをやりたくないというような理由であろうと思われます。
また、私論ではありますが、仏陀の時代に、火葬によって疫病の蔓延を防ぐことができたといった理由で火葬が始まったのかも知れません。イスラムがモハメッドの時代に、豚肉が媒介する疫病があったためにいまだに食べてはいけないとするように。
都市化によって埋葬の場所をコンパクトにしなければならないなどのニーズと一致していたりもするのでは、また火葬という新しい方法に外来物好きの日本人が飛びついてしまい、たまたまそれが、平城京や平安京の埋葬場所の縮小へのニーズに合致したと考えることができるのですがいかがでしょうか。
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質問から外れるのですが、



私の実家のある田舎の集落は、戦後も土葬だったのですが昭和30年頃に「大水害』があり、多くの方が亡くなり埋葬する場所がなくなったため「火葬」になった・・とのことでした。
被害が少なかった近くの集落は結構最近まで「土葬」のようでした・・・。
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聞くところによると、「仏教では火葬を禁止していない」らしいです。



まあ、これは近代日本で火葬が多い理由として聞いた話ですので7世紀末から8世紀の話とは一致しないと思いますが。
土葬と火葬では火葬の方がお墓に使う土地代が安く済む…という話でした。
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