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臭素ガスが金属を腐食または錆びさせると言いますが、それは何故でしょうか?
どんなプロセスで腐食していくのでしょうか?

A 回答 (2件)

38endohさんの回答で間違いないと思いますが、ちょっと補足しておきます。


一般的には、「酸素と結びつくこと」=「酸化」と考えられ勝ち(?)ですが、ご承知のこととは思いますが、化学の分野では「電子を奪われること」=「酸化」と考えます。
つまり38endohさんの仰る「臭素は臭化物イオンになりやすい」というのは「臭素は他の原子から電子を奪い易い(奪った結果、臭化物イオンになります)」ということです。
「これは水に溶け,腐食が進みます。」とありますが、このことも重要で、一部の(酸素と結びついた)酸化物【例、酸化鉄:黒錆び 酸化クロム:ステンレスの防食原理】は、水に溶けにくいので、表面の保護皮膜として働き、腐食の防止剤(防食)として利用されますが、臭化物の多くは水に溶けるため、どんどん酸化が進み腐食していくことになるのです。
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この回答へのお礼

早速の御回答大変有り難うございました。
本当に勉強になり感激致します。

お礼日時:2001/09/21 14:36

 臭素は強力な酸化剤です。

例えば,鉄は臭素と容易に反応して臭化鉄になり,これは水に溶け,腐食が進みます。

 臭素の酸化力を定量的に言うには酸化還元電位を持ち出さなければいけませんが,もっと単純に「臭素は臭化物イオンになりやすい」と考えれば良いかと思います。
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この回答へのお礼

御回答ありがとう御座います。
アドバイスを御参考にさせて頂き、勉強していきたいと思います。
本当にありがとう御座いました。

お礼日時:2001/09/21 14:39

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