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こんにちは。質問なのですが、
邦画の『リング』とハリウッド版『ザ・リング』の違いについて、皆さんどう思いますか?
その違いというのは、一般的な「出演陣が違う」「製作費が違う」とかではなく、
日本人とアメリカ人の「恐怖に対する概念の違い」「宗教観」「理想の人物像」「社会性」……などなど奥深いことについて、皆さんが感じたことが知りたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

ネタバレ満載なので、どちらか一方でも見ていない人は見ないでください!








最初に亡くなったのも親戚だったり、子供と父親のちょっとしたエピソードがあったり、と、なんとなく「ザ・リング」は家族愛を売りにしてる気がする。元夫の愛情が見えたりもしたりして? サマラも本来はかわいらしく、親の愛を受けて育たなかったから、的な雰囲気もある。子供もサマラと交信したりして、親子関係も見える。映像はとても色身がなく、寒々としているのですが、ラストも小さな嫉妬のようなものも感じるし、ナオミ・ワッツの方が人間らしく見えた。逆な意見もあると思うけど、こちらの方がかわいらしく思えた。被害を考えればこちらの方が甚大だけど・・・。

日本の作品の方は、貞子と母親のつながりなどはそれほど描かれてはいない気がした。世の中の風当たりの厳しさや人体実験的要素が強く、家族より世間という雰囲気が見えた。松嶋菜々子と真田広幸との関係もとくに描かれてはいなかったように見える。親子関係もそれほど見えないのに、子供のためにとにかく必死な松嶋菜々子がかもし出す空気がとても冷ややかで、ラストも終わらせようという意識が見え、非常に冷静に冷酷に思えて、薄ら寒いような怖さを感じた。

とかなんとか言っていますが、「リング」の方はあまりに恐ろしくて、やっとこさ見ていたのですが、「ザ・リング」の方はさすがに落ちを知っていたりするので、むしろ冷静に捉えることができたから、こんな意見になっているのかもです。

「ザ・リング」=家族内の問題
「リング」=世間の風当たりの問題
こういう違いがあるように見えました。アメリカでは家族愛がうけるのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
家族関係とは、気付きませんでした。
案外、日本よりもアメリカのほうが、家族の結びつきなどを大事にする国なのかもしれませんね。もしくは、日本の映画のリメイクというのを意識して、あえて家族関係を旺盛に盛り込んだのだろうか。
とても参考になりました。視野がまたひとつ広がった気がします。

お礼日時:2005/05/18 16:44

ストーリーについては先の方がそれぞれ鋭い指摘をされているので、そちらにお譲りして……。


私が感じたのは、「ザ・リング」は映像面で、むしろ「リング0・バースディ」に似てるということです。
全体にブルーグレーっぽい暗い映像は、「リング」がネガっぽい感じの色味だったのとはまた違うように感じました。むしろ、仲間由紀恵が若き貞子を演じた「リング0」に近いと思うのですが。

あと、「リング」はやはりいろんな意味で、画期的だったと思います。特に感覚的な怖さでは、抜群です。
私が怖いのは「呪いのビデオ」の映像です。
これは、プロデューサーがダメ出しして作り直したそうですね。新聞の字がミミズのように動く、倒れた人がうごうご動く、KKK団のような謎の人物、そして、貞子の母の鏡が位置をずらす……そういった、悪夢に近い感じが怖かったです。
生理的な嫌な感じで近いのは「エルム街の悪夢」ですが、「リング」はもっとじとっとしていて嫌ですね。
「ザ・リング」も、頑張ってたけど、じとじと感が薄かったです。

真田広之が超能力者なのは完全にストーリー進行を便利にするためでしたね。原作もドラマもただの変人って感じでした。

私の感覚だけのお答えですみません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
映画の技術面の視野は、自分にはあまり知識がなかったもので、改めてなるほどと感じました。ブルーのフィルターを掛けて状況を表現するというのは、そう言われてみれば、ハリウッド映画ではよく使われていますよね。
それと、ビデオについても、確かに「リング」の方は、いまだに深く印象に残っていますが、「ザ・リング」は少し軽い感じ(形式的)な感じがしました。
とても参考になりました。

お礼日時:2005/05/18 16:54

ハリウッド版は、役名だとか役者だとかを除けばまったく同じ映画に見えるので、それほど大きな違いを感じないんですが、



「主人公が超能力者ではない」

という点は、少し意味が有る気がします。
正直、胡散臭く見られるんで「捜査」が話のメインであることを考えて、外された要素ではないかと思います。
別に超能力者ではなくても捜査は出来ますから。

むしろ、邦画の方で、超能力者が主人公と言うことを見ている人は当たり前に受け入れているのだろうか?という疑問はあります。
テレビであれだけオカルト番組が放送されていると、かなりの人に影響を与えているのは間違いないですから。
ミスター・マリックが手品、マジックと言わず、「超魔術」と言う事で人気を得た事と無関係ではないのでないでしょうか。
日本人は宗教観があまりないと言われますが、ことオカルトに関しては、他の国よりも多い割合で浸透しているような気がしますしね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かにそうですね。やはりハリウッドでは、無駄な演出などは極力抑え、エンターテイメントを重視する傾向が前々からありますね。同感です。

お礼日時:2005/05/16 02:20

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