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酸素プラズマでアッシングしようとしたら、青紫のプラズマが発生しました(いつもは無色)原因は酸素ガスを注入していなかったため(?)です。
なぜ、青紫色になったか(真空度がいいと放電しにくいのではないのでしょうか?)。なぜ、ガス注入をしてからプラズマを起こさなくてはいけないのかが、わかりません。真空度は1Pa強でした。
ぜひ教えてください。

A 回答 (2件)

>なぜ、青紫色になったか



1Pa程度ですと,私の感覚では真空とは言い難いところですが,
そのくらいだと空気が大量に残存していますので,
その中で割合の多いのは窒素,そしてアルゴンも
僅かですが光りやすいので可能性はあります.
で,窒素は青いと言うか青白いと言うか,な色になろうかと思います.
これは窒素原子ではなく,窒素分子の回転・振動スペクトル(1st Positiveとか
2nd Negativeとか呼ばれます)の内,近紫外域前後のものが見えているためです.
一方アルゴンは,赤っぽいかピンク色かが顕著ですから,少し色が違いますね.
だから窒素,特に窒素分子が青紫色に光っていると考えます.

>なぜ、ガス注入をしてからプラズマを起こさなくてはいけないのか

どういう形態でプラズマを作っていたのか不明ですが,
一般には,ガスがなければ「空打ち」のようになって,
プラズマが出来にくいし,電極も傷みそう,でも酸素を使うのでどちらが
傷みやすいかは一概には言えないかも知れませんが..
少なくとも,目的の原子種のプラズマを効率良く作ろうと思えば,
最初にガスを流し始めてから,それがつくように電圧・電流,又はマイクロ波パワーを
設定するのが望ましいです.
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この回答へのお礼

なるほど!そうですね。ガスを流してからプラズマを起こしてチューニングしたほうが、効率いいですね。
どうもありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2005/05/19 22:45

残留している窒素のプラズマがたったのではないでしょうか。


1Paでたつかどうかはいささか疑問ですが。アルゴンも発光しているとは思いますが、量的な関係から窒素が主と思います。
真空度がよくなると、高いエネルギー状態へ励起された粒子が、別の粒子にエネルギーを渡せないため、持続的なプラズマがたたなくなるのではなかったでしょうか。詳しいことは忘れました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
表面の改質なのでそんなにエネルギーのいらないプロセスだから1Paなのかなと思います。
きっと窒素なのですね。

お礼日時:2005/05/19 22:42

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