No.8ベストアンサー
- 回答日時:
#1からのどのご回答にもそれなりに納得する部分があります。
それらに対する反論ではなく、単独の意見として述べさせてください(反論に聞こえるかもしれませんが、その意図はありません)。S=Cの「=」は数学的な「=」ではありません(左辺と右辺を入れ替えることはできない)。CはあくまでもSが含んでいる要素の一部(必要条件)であり、Sが人物であるからといって、Cが人物である必要はありません。
問題は、「Sの要素の一部(C)になることができる条件は何か」ということになるかと思います。
(1)She is waiting. 「彼女は待っている。」 (一時的状態)
(2)She is interesting. 「彼女は興味深い(人物だ)。」 (性質)
「一時的状態」をCの条件から排除するなら、(1)はSVCではないことになります。しかし、
(3)She kept waiting. 「彼女は待ちつづけた。」 (一時的状態)
をSVCとするなら、この条件には矛盾が生じるので、次にisとkeepの違いを説明しなければならなくなります。
そこで、進行形で使われるbeは助動詞だという説明に至りますが、これだと「助動詞+動詞の原形」という規則に反することになり、なかなかうまく行きません。
(4)She has been waiting for an hour.
に至っては、hasを助動詞とすれば、助動詞が2つ重なっていることになり、これも文法の常識を覆すことになってしまいます(has beenを1つのまとまった助動詞と考えればまだ救われますが)。
私自身、進行形で使われているbeを助動詞とする解説書(辞書)が多いのは知っていますし、私のような回答をすると、この後にどのような反論が返ってくるかも予想がつきます。
私がもともと持っている考え方では、進行形で使われるbeも受動態で使われるbeも、述語動詞と考えた方がシンプルな説明ができるということです。
be動詞にはもともと「存在する」という意味があります。実際にGod is.「神は存在する」という表現もあります。
(1)She is waiting. (彼女は「待っている状態で(=C)」存在する
(2)She is reading a book. (彼女は「本を読んでいる状態で(=C)」存在する。
(3)She kept waiting. (彼女は「待っている状態(=C)」を保った)
(4)She is in the kitchen. (彼女は「台所に」存在する)
(4)の文で、in the kitchen(副詞句)をSheの要素の一部と認めると、(4)の文もSVCだということになってしまいますが、私はその考え方も不可能ではないと考えています。
回答ありがとうございます
私もほぼ同じ意見です
waitingもreading the bookもin the kitchenもSheとは切り離せない要素だと思えるのです。
でもis waitingをwaitsと同様にwaitの活用形と考えると第一かなあ・・・とも考えるんですけどね
No.18
- 回答日時:
回答でないですが、お邪魔いたします。
No.14様アドバイス通り別立てしました。
よろしければ、回答お願いします。
質問者様、此度は大変失礼いたしました。。。
みなさん回答ありがとうございました。
異様な盛り上がりをみせたこの質問も今日で締め切ろうと思います。
私は今大学1年で語学は専攻ではないのですが、アルバイト先の教え子の英語のプリントの添削をしている時にこの問題があり、「どっちでもよさそうだけど」とふと気づき、投稿を思いついたのです。
大学の先生からの投稿あり、私とどこか似た考えの方からの投稿もありで楽しく拝見させていただきました。全ての方にポイントをつけることができないのは大変心苦しいのですが、この質問に回答+楽しませていただいた方に差し上げようと思います。
みなさん、ありがとうございました。
No.17
- 回答日時:
#4です。
高校の英文法の範囲で考えるご質問と思って,気軽に書いたのですが,1日経ったらsyntaxにかかわる議論が大きく展開されていて,ちょっとびっくりしました。
もし高校英文法の範囲を超えて考えるのであれば,英語の歴史の中で,進行形や完了形がどのような変遷をたどって今の形になったのか,といった考察も必要になりそうですし,そもそも5文型による説明が昔の英語に対しても妥当するか,という議論にもなりそうですが,あまり元々の質問からそれた深入りは(この場では)しないほうが,このサイトの趣旨からいっても妥当でしょうかね。
ところで,自分の書いた#4の回答を読み返していて,自分でもよく分からないところがありました。
寝ぼけて書いていたのかも知れません。
>仮に第2文型だとすると,waitingは動名詞ではなくて形容詞だということになってしまいますよ。
という箇所です。
「waitingは動名詞ではなくて」と書いてしまったので,おそらく「誰も動名詞だなんて思っちゃいないよ,進行形だったら現在分詞じゃないか」という反応が出てきそうです。
さらに,「形容詞だということになってしまいますよ。」と言われても,分詞自体に,動詞を形容詞的に使うはたらきがあるので,「形容詞ってことになっても,別にそれでいいんじゃない」と反応されてしまいそうです。
たぶん,これを書いたとき,頭の中では,This novel is interesting. のような,“本物の”形容詞を使った第2文型との対比をイメージしていたような気がします。
その上で,She is waiting. のwaitingは“本物の”形容詞ではなくて,述語動詞(の一部)なんだよ,ということを言おうとしていたのでしょうが,かえって分かりにくくなってしまいました。どうもすみません。
それにしても,最初の2件の回答がなければ,ここまで話が深まることはなかったかもしれません。面白いものです。
No.16
- 回答日時:
みなさんの議論を興味深く、ニコニコと拝見させていただきました。
まだ締め切られてないようですので、一言私にも発言させてください。
質問者さんが混乱されてはいないかと思いますので確認します。学校文法ではお示しの文は第1文型とされます。絶対に第2文型とはしません。No4,7,9の方がご説明されているとおりです。大学で言語学(英語)を学んだ者として、とりわけ9の方のご説明と論の進め方や例文の提示は、面白く、懐かしく、拝聴しました。
5文型は、英語を初学者に教える際に用いる「便法」の一つです。どう解釈しようと、最終的に現在形や進行形での発話を適切になすことができるようになればそれはそれで成功なのだと思います。5文型には不備がたくさんありますし、ある程度の段階に達するとあまり文型文型いわなくても大丈夫になっているでしょうから、こだわらずどんどん英語を使っていければいいのではないかと思っています。
ちなみに、現在の主流はcomprehensiveというでっかい文法書で示された7文型でしょうか。でも、昔からいろいろありますよね。Onionsからもう100年ですから。
しかし、不備を承知でシンプルになされた5文型という考え方に対して、これほどまでに多くの方が、それぞれ様々に独自の解釈をお持ちなのには驚きました。こんなに一人歩きしてるんですね。勉強になりました。
No.15
- 回答日時:
#8/10です。
議論が白熱しましたが、質問者さんの本題からそれてしまったようですね(そらしたのはやはり私でしょうか(-_-#))。Q&Aが曲がった方向に進み、質問者さんが混乱されるのは私も望んでいません。私もShe is waiting.が正文法では第一文型(要するにwaitの活用形の1つですね)ということで納得しています。少なくとも今回は、私の回答に対する他の方のご意見も求めませんし、「こんなひねくれた考え方をする輩もいるんだな。」くらいに思っていただければ結構です。
物理学などのように完全な答えがないというのがまた英文法の面白いところなのかもしれません。
No.12
- 回答日時:
別立てで、質問したほうが良さそうなものですが、せっかく回答があったので補足質問させてください。
質問者様がどれかの回答に納得済みなら無視して締め切ってください。ちなみに、やはりShe is waiting.は第一文型で正しいようです。中学生向け参考書にも左英文は第一文型の例文として挙げられていました。
私はisが助動詞とかいう以前にis waitingを大きくVだと捉えてきました。第二文型だと思ったことはありませんでした。ですから何というか良かったwです。
No.8さんの意見は非常に興味深かったですよ。そうも考えられると思いました。「知的興奮」でした。「参考・・ボタン」です。
She is reading a book.
She is in the kitchen.
までも疑うのは、すごいって感じでした。
また、私も「助動詞+動詞の原形」という規則を中学から信じていました。No.9さんの言うように学校教育で便宜上のもなのかもしれないですね。
また、言語だから不備があるのはもちろんですが、でも私はOnionsの五文型は一応絶対だとも思っていました。
No.7さんの回答にShe is reading a book.がありましたが、No.8さんの意見はさておき、これは私も第三文型だということに異論はありません。英語では名詞は宙ぶらりんには存在し得ないという理由から、この場合a bookはreadingの目的語にならざるを得ないし、She≠a bookです。
No.8さんのご指摘通りS=Cの「=」はもちろん数学的=とは認識しておりません。
S:動作=C:動作、S:人物=C:人物(の性質)などの意味で捉えています。
私は英語が得意ではありませんから、長文などでSに呼応するCを探す時に=を基にして探します。日本語的に考えるとC候補がいくつかあり、英語的に考えないとCがどれかわからなかった場合にこの認識を使いました。
No.9も読みました。自然にそう考えるのがいいように思いますが、あえて。
【ここから直接の質問】
waitingはa waiting maid侍女のように形容詞だってありますよね。その上で質問です。
この文の中心はもちろんNo.7さんのいうように「待っている」というというところです。私の(b)論は中心は人物となりますが、でも一見不備がないように思います(私には)。(b)を直接文法的に批判できる方いらっしゃいませんか?
他回答者様の回答に批判・反論しているわけではないです。そう思われたら申し訳ない。
長文失礼しました。私が「荒らし」状態ですね。
この行為に批判あるいは、回答がなければ別立てで質問いたします。
よろしくお願いします。
No.11
- 回答日時:
No.9です。
あまりオフトピで盛り上がるようなことはしたくないので、#8/10さんの興味深い説には触れられません。残念ですが。。。さて、こう考えてはいかがでしょう。まず、文の基本構造として五つの「文型」がある。それとは別に数は非常に多いが「構文」というものが存在する。構文には進行形や完了形といったものから、強調構文のようなものまで幅広く存在し、かつそれ自体が意味を持っている。
さて、構文は文型から独立して存在するものであるから、各文型からそれぞれ構文を適用することができる。たとえば、第一文型から第五文型まですべて進行形にできるし、完了形にすることができる。
He waits. → He is waiting.
He is kind. → He is being kind.(普段意地悪な彼だが、なぜか今だけ一時的に優しいという意味)
He hit him. → He is hitting him.
などなど。
No.10
- 回答日時:
#9の方のご意見、有難う御座います。
専門家の方のご意見は、非常にありがたいです。私もOnionsの5文型理論が完全だとは思っていません。また、完了形や受動態を例に挙げた反論も予想はしていました。
少し補足させて頂きますと、私は過去分詞というものを、「過去の動作の名残」を表すものと考えています。ですから、I have lost my key.は、私からすればhaveを述語動詞として、(私は鍵をなくした名残を持っている)というSVOにも似たイメージになります。また、I was lost in the mountain.であれば、(私は山で道に迷った名残として存在していた)という意味で考えても良いと考えています。しかし過去分詞が名詞的に使われることになるなどの問題が生じ、まさにご指摘のとおり、つじつまを合わせようとすればするほどある意味複雑になり、一長一短になってしまうことは確かです。Onions理論が一般に定着している中で、私もそれに対抗する意図はありませんし、SVということでよいと思います。ただ、少なくとも悩んでいるのは質問者の方だけではないということがアピールできたと思います。
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