アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

ずばり小さな政府とは何かを教えてください。
経済に政府が出来るだけ介入しないってことでしょうか?

出来るだけ詳しく、具体例など(国とか政策の)だしてくださると有難いです。

A 回答 (4件)

こんにちは。


 #2さんがざっくりと説明している通りです。「民間に出来ることは民間にまかせる」=「政府のやることを減らす」ことです。
 質問者さんの言うように、経済に介入しないという面もありますが、政治的にもやることを減らしていきます。

 因みに、過去の政権で「小さな政府」を目指したことで有名なのはイギリスのサッチャー政権、アメリカのレーガン政権、日本の中曽根政権です。
 (彼らの主張は「新自由主義」と呼ばれて、結構研究も進んでいるので、検索すると多数ヒットすると思います。興味があったら検索してみてください)
 これらの政権で行われたことは、規制緩和、国営企業の民営化(日本だと国鉄の民営化ですね)、文教・福祉予算などの削減、減税などです。
 このような政策をとると、減税で収入も減るし、予算の削減で支出も減ります(扱うお金の量が減る)。規制緩和や民営化で仕事も減るので、政府の規模は小さくなります。ですから、このような政策をとる政府を「小さな政府」と呼びます。

 因みに、「小さな政府」の反意語は「大きな政府」なのですが、これは必ずしも非難されるべきものではありません。
 上でも「小さな政府」は、減税を行い、文教・福祉予算を削減したと言いましたが、近年の国家(「大きな政府」)は、このようにして、国民から税を徴収し、貧困層に生活保護などと言う形で再分配を行ってきたのです。そのことによって、国民全てが最低限の生活を保障されてきました。(反面、富裕層は、税金をたくさん取られる割に見返りを得られませんでした)
 市場の競争原理が働かない政府による保障は、画一的で非能率的なものになりがちだという批判があるのも事実ですが、私は、「小さな政府」「大きな政府」というのは、良い悪いの問題でなく、現状を見てどのくらいの規模の政府をつくろうと考えるのが重要なことだと思います。

 最後の方は私の感想になってしまってすいません。。。
 最後に、検索に役立ちそうな語を挙げておきます。
○レーガノミクス
○小さな政府=安価な政府≒消極国家≒夜警国家
○大きな政府≒積極国家≒福祉国家≒行政国家

 
 
 
    • good
    • 2
この回答へのお礼

詳しい説明に大きな政府の事も書いてくださって有難うございます!

お礼日時:2005/06/03 21:20

 確か本田技研だったと記憶していますが、「燃費は悪いが高速運転に可能なタイプ」と「燃費は良いが、余り高速に向かぬタイプ」と・・・と言う様に、対照的なタイプを試作した、との話に触れた本を読んだ記憶があります。

結論はこの対照的な2タイプの長所を盛込めば「高速運転に耐えうる高燃費の車」が出来るのでは?との発想から生まれたエンジンが所謂CVCCで、このCVCCを搭載した初モデルが初代シビックと言う訳です。

 又、3M社では強力新型接着剤の開発過程で、すぐ剥がれる、特性の失敗作と考えられる代物が生まれたそうです。 処が(「渡りに舟」と言うのはこの事だと私は思うんですが) 開発者の同僚が聖歌隊のメンバーで、「練習中に、しおりが風で飛んで困る旨の愚痴」を彼にこぼしたそうです。
 そして、失敗作と考えられていた代物を紙の裏面に貼付して、悪戯心に試したのが"ポスト・イット"の原型で、社内で、紙の厚さや接着剤の使用量、塗った部分へのコーティング等の改良を加えて、商品化された、との事です。

 大きな政府では、上記の様な柔軟(or斬新)なアイディアが出にくい状況が固定化易く、これを回避する点でも小さな政府がベターなのが過去の国外の経験則が教えるところ、と言う事なのです。
 それに政府自身で、事業を行うより、民営化し、民間会社が黒字化した段階で課税すれば、財政面でもプラスになりますからね。

 蛇足ながら、私は(NO2さんが指摘された)JR福知山線での事故は民営化だけが引金とは捉えていません。ご存知の通り、JR西日本は国鉄を、そしてJTは専売公社を前身として、発足した上場企業ですが、後者のJTは「利用者の健康を害する云々」とPRしつつ、営業しているではありませんか?
 その点、釘を指すのをJR西日本が忘れただけで、この主の事故は残念ながら、確率論的には極僅か!にせよ!発生してしまうリスクが付随するのです。

 「国営ならノンリスクか?」と言えば世の中甘くない証拠に!「郵政公社形態でも配達のし忘れ=ゼロではなかった例も幾つかはある」のを強調して、カキコみを終わらせます。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ポストイットの誕生にこんな話があったとは知りませんでした!!
沢山の説明どうも有難うございました勉強になります☆

お礼日時:2005/05/31 20:30

 こんにちは。



 ずばり書きますと,「民間でできることは,役所でやらずに民間に任せる」ということにつきます。

 第三セクターなど,役所が絡むと大抵赤字になりますから。

 身近な例でしたら「郵政民営化」,昔なら「国鉄民営化」ですね。

 なぜか,
・コストが下がる
・公務員が削減できる
・競争原理が働く
など,いろいろな利点があります。

 ただ,今回のJRの事故は,残念ですが,この利点を追求しすぎちゃいましたね。合掌
    • good
    • 0
この回答へのお礼

分かりやすく教えていただいて有難うございました☆
イメージが掴めました!

お礼日時:2005/05/31 20:27
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答どうもありがとうございました!
おかげで理解することが出来ました☆

お礼日時:2005/05/31 19:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!