数年先に日本でも裁判員制度が採用されますね。
無作為に選出された市民に対し、裁判への出頭が義務づけられるようです。
そこで,質問ですが,あなたは「裁判員」に選ばれたいですか?
ここで,いろいろと回答を書かれている人なら,特に法律関係の回答を書かれたり人間関係の回答を
選んで書かれているような方なら喜んで引き受けそうな気がするんですけれど,どうなんでしょう。
私はここで(無責任まではいきませんが)お気楽に回答を書いているぶんにはいいのですが,被告人の将来を決定づけるかもしれない,左右するかもしれない判決の片棒を担ぐのは気が進みません(^^;
法治国家だから,法にもとづいて,その行為が,
どの条文に該当するだけを判断すればいいし,多数決だから,間違った方の少数意見が自分の意見だったら
採用されないから気にしないで良いし,多数意見と同じ意見で採用されたら,回りに賛同者がいるから責任が分散されて気が楽だというような感じの意見も読んだことがあるけれど,どうなんでしょう?
それと,月に1・2回ほど出廷するために自分自身の仕事に穴が開いたり,会社に対して休みにくかったりしたら,どうなんでしょうね。国が保証してくれたとしても,結局は職場の人間関係,雇用関係に影響しますからね。
みなさんは,裁判員制度の裁判員になりたいですか?
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
なることに吝かではありません。
興味も好奇心もあります。
もしそうなれば、被告の人生や被害者の心情もふまえ深く深く考え真剣に結論を出すつもりです。
が、
出廷したことによって、刑期を終えた被告に逆恨みされても守ってはくれない。
人に相談してはいけない。
裁判員同士が相談するのもダメ。
では嫌です。
なんとしても断る理由を模索してパスします。
幸い胃が弱いので簡単に胃潰瘍になりそうだから安心です(^^;)
私の感覚では、マスコミに売るとかは罰するべきだけれど、まず逆恨みは想定して被告に裁判員が誰だか判らないように、姿は見えないようにする配慮は必須でしょう。
正しい答えを導き出したいからこそ、人の考えも聞いてみたいから家族や友人には相談したいし、まして裁判員同士は、お互いの意見や考えを充分に検討して最後の結論を出すべきでしょう。
でなければ独りよがりの考えや、さっさと終えたいからどうでも良いや、と思う人の考えが結論になってしまうか恐れだって有りです。
その辺をどう考えているのかなぁ・・・
No.10
- 回答日時:
陪審員制度って民主主義でいかにもアメリカらしい制度だと思いますが、自由の象徴である民主主義は実は怖い社会心理だと思います。
アッシュという社会心理学者が「集団の斉一性」についての実験を行いましたが、いかに人が多数決という圧力に屈しやすいかということがわかる実験です。
明らかに長さの違う3本の棒を8人の被験者に見せ、基準の棒とそれを比較する別の3本の棒の中で同じ長さのものはどれか、と声に出して被験者達に答えさせます。実はこの中で本物の被験者は一人だけで、あとは皆サクラで、彼らには誤った答えをさせます。
サクラたちは皆明らかに棒の長さが違うものをわざと誤答すると、順を追って次の番に答える真の被験者は誤答に対して同調するという傾向がみられました。次々に誤答しても、誤答する自分の仲間がいると確認できる限り、同調し続けるという結果が得られたのです。
つまり人は多数の意見にいかに同調しやすいか、ということを示す実験結果ですが、これと同じことが陪審員場面においた実験でも証明されています。グループは基本的に多数派の支持する選択肢に決定していますが、こうした多数派指導の社会過程は、陪審員場面に限らず。意思決定場面で極めて広く観察される傾向があるというのです。
そのような社会心理から鑑みれば、私的にはこの制度には賛成しかねます。ただどこの世界でもそうですが、仕事となればなるほど、しがらみや保守的にならざるをえないことで閉塞的な空間になるのでしたら、専門外の新鮮な空気を入れるのも風通しが少しはよくなるのでは?とも考えます。
話は変わりますが、数年前「ヒーロー」という例の方の主演したドラマがありましたが、ヒーローを演じる彼が、あるときいい加減な判決をしようとする同じ仲間の法律屋に対し、「お前はそれでもいいけれど、これっぽっちのことでも人の運命を180度変えてしまう、それが俺らの仕事なんだよ!」と吼えていたセリフを法について考えるときこ必ず思い出されます。私は別にキムタクのファンというわけではないのですが、当時法律を独学してた頃ですのでたまたま見たわけですが、うーん、なかなかいいことを言わせる・・・おいしい役だな!なんて今では思いますが、でも印象的なシーンでした。はてさてそんなヒーローはわが国のどこにいるのでしょう・・・。私個人も過去に原告になってその不条理というのを体感したわけですから、私も「神の代理人」のような立場となる方にはやはりスーパーマンを求めるわけです。
<でもキムタクはキムタクにしか見えない演技をそのときだけは超えて、目は本気でしたから(マジ怖かった)彼はきっと個人的にはやはり正義感の強い人なのでしょう(笑)>。
陪審員制度というと、映画では「12人の怒れる男」を思い出します。法廷劇の定番ですね。12人の陪審員がある殺人事件を審議するのですが、当初皆早く帰りたくていい加減に決めるのですが、1人だけが「無罪」としました。そこから本編は始るのですが、それをきっかけに議論、つまり本当の審議となるのですが、11人の有罪意見者がひとり、またひとりと持論を覆して結果はまったく逆転するという話です。
社会派シドニー・ルメット監督の作品の最高峰だと思ってますが、密室劇にもかかわらず飽きさせないのはそれだけセリフやテーマが濃いものだったからでしょう。
つまりオセロゲームのように駒を真実だとしたら、ゲーマーは裁く者。「クロとシロ」という二律背反はいかようにも変えられてしまうわけです。第一無作為に選ばれた陪審員達もサイコロを振られて決められたようなものですから、それを行ったのは運命という主体であるわけです。つまり一度法廷にひっぱりだされたら、クロがシロに、シロがクロにひっくり返されるのはそれほどめずらしいことではないというのは、私たちが日々報道などで目にしている不条理のひとつです。
では実際映画のようなことが法廷で起きるでしょうか?もしおきたとしても、議論の場における初対面者同士の空気感や雰囲気、思惑などで真実よりも議論の場における自分の位置、というものを意識せざるを得ないでしょう。責任感の強い善良な一般市民が揃っても、上の「集団の斉一性」が働くのではないでしょうか。
また個人的な主観、事情、私的感情もなど当然働くでしょう。たとえば自分がかつて原告被告のいずれかと同じような立場になったというような。それを目の前の自分と同じ他人に対し投影されるとき、真実は他人のものになる。いやそれ以前に価値観というものが大きく判断されます。もし無作為に選ばれた人たちが、いい加減な人たちだったら・・・。「12人の・・・」では最初11人がそう描かれてました。もちろん映画ではハッピーエンド(真実を追究した)ですが、その逆になれば恐ろしいことです。つまりそこに「素人の甘さ」があるわけです。真実を知るのは当事者や神のみぞ知る、ことであっても、真実を追究する姿勢だけはなくてはならないことでしょう。
しかしながら市井の人々の純粋性を前提としても、結局はお茶の間評論家的な意見の場となりがちになるのではないか?という危惧もあります。結局真実を追及するのはプロ、真実を選択するのが素人、だとしたらその違いはやはり大きいものかなと。
アメリカは司法取引という制度も並立しているわけですが、この制度の導入だけはカンベン、ですね。難しい法理論を知っている連中だけの法律ゲームになってますよね。真実への追求から離れ、合理的な処理方法、あるいは対立する者同士のための解決方法に陥っている。
つまり・・・今度の裁判員制度はどうとも言えません。プロの偏りがちであってはならないことですが、しばし利己主義的な裁きよりも市井の人のしがらみのない判断も必要ですが、プロも素人も「人」であることには変わりない。価値観や判断力の寄せ集めがどのようにしてひとつの真実を作ってしまうのか?・・・。
様々な事件は条文という「型」に収まりきれない現実です。そのなかに真実とドラマがあり、それに当事者ですら翻弄されている。それが第三者と条文によって決められるのなら、ある意味おこがましいことです。基本的に人が人を裁くことはできない、と思ってます。しかし悪(秩序を乱すという意味での)がある限り、法は存在しますが、それは他人を防衛しながら自己も防衛する程度のものが現在の条文の意義であるとも感じています。
つまり、自分が決断したことが人の運命を決めてしまうということよりも、裁くということ自体が少なくとも自分が触れてはならないことだと思ってます。原告も被告もそれなりの理由、言い訳、伝えたいこと、というのはつまり主張する権利と共に平等だと思いますから。・・・といいつつ、民事ですが小さな訴訟の原告になったことがありますが(笑)、第三者という立場になったときどう判断していいのか正直恐れてもいます。
だからといってこんな制度がいやだからと拒否したらどうなるか知りませんが、もし罰則とかあるのでしたら法に触れて今度は自分が裁きを受け、今度は自分が「オセロの駒」になるのでしたら、やはり赴くしかないのでしょうね(笑)。つまり裁判所の呼び出しは原告も被告も絶対なのですからそれと同じことでしょう。仕事を休むのには上司よりももっと上のお上の承認というか命令なのですからそこは堂々とできても。
仮に現場で私一人が純粋に真実を追究しようとしたところで、自分ひとりがそのような社会心理に負けまいと頑張ってても、他の全員が「早く帰りたい」と言ったところで多数決で負けることもあると当然想定できます。つまり民主主義って結局は多数決主義なんですよ。でもその圧力に負けない、それこそが「ヒーロー」と呼ばれるに値する人なのではないでしょうか。
No.9
- 回答日時:
そうですねえ・・・。
陪審員になって、誰が見てもこれは刑が軽すぎるよ。という被告に対して最大に重い刑を与えてみたいですね。たとえば、監禁犯人「王子」とか、酒酔い運転でトラックが追突して幼児が死亡した事件の犯人などを最低でも懲役50年(恩赦とか減刑なし)にしてみたいです。
(法律上、これは無理のようですが)
今の法律は、犯罪者に有利な仕組みになっていて、一般市民の常識では納得できない判決が多くあります。裁判官や弁護士は現実を知らないので、教えてやりたい。
No.8
- 回答日時:
選ばれたくない。
私は映画などで陪審員制度はなんとなく分かるけど
裁判員制度って違うんですよね。
冤罪とか見ていると、加担したら一生引きずりそう。
裁判官の心の負担を肩代わりして欲しいのか?と思っちゃいます。
お給料貰って、そんなのズルイなぁと。
結局、犯罪を犯した証拠を見せられて、前科もあったら
警察の方を重視してしまいそうな気がするし
裁判官が言った意見に流されると思います。
TVでその番組をやっていたら、今の画一的なTVの流れでも
ついつい影響されそう。。。
今までの判例とかもきっと初めて聞かされるでしょうし。
ただし、強姦致死とか量刑が低すぎると思うことも多いし
これだけ証拠を判定する技術が発達したのに時効も短すぎると思っているので
だんだんと国民感情に法律が近づくことを国民が求めて行き
もっと法律が国民に近づくかもしれないと思うと
その点においては、良い事かも知れないと思っています。
裁判員を経験する人が増えれば増えるほど
この法律はおかしいのでは?量刑がコレだけ?と
真剣に考えるようになりますから。
アンケートの回答 ありがとうございましたm(__)m
裁判制度の懸案事項に 国民が関心を向けるという
効用は あるかもしれませんね
No.7
- 回答日時:
私は制度にも賛成ですし、選ばれたら、責任もって勤めたいと思います。
反対する人の意見聞くと、総じて、責任が持てないと言います。でもそれは違うと思います。結局、反対する人は、今日事件なんて自分の周りで起きないし違う世界の話だからという思いがあるのではないでしょうか?、でも日本も治安が良いと言われたのは、昔の時代です。どんな凶悪事件に、今この瞬間、巻き込まれるかもしれないのです。他人事ではなく、自分自身も当事者になり得る話として、身近に感じたいと思っています。選ばれれば、当然法律も勉強するでしょうし、その過程で感じる事もあると思います。
日本人は性善説が根強く、法律にあまりにも無頓着だと思います。こんなに法律に無頓着な国は珍しいです。
お上に任せとけば安心・・・なんて今でも思っている人は、ほんと平和ぼけだなぁとつくづく思います。
No.5
- 回答日時:
なりたくない。
制度自体反対です。裁判の量的拡大、結審までの速度向上など
確かに見るべきところはおおくあるかもしれません。
でも以下の理由から絶対にイヤです。
1.「どういった基準で選択されるのか」基準は現在ありません。
自分がもし万が一無実の事件で知識がない裁判員に、
感情面だけで(あるいはその場限りの発想で)裁かれた場合
納得できますか?
2.裁判員に選定された瞬間に出廷拒否権を喪失します。
拒否した場合罰則が発生します。
3.出廷したことによって生じたトラブルは基本的に自己責任です。
それに相談できる人はいません。
参加した裁判員同士が連絡を取ることは禁じられます。
4.基本的に裁判員として出廷した事実を含め、一切話すことは許されません。
守秘義務が生じます。
違反が判明した場合、その罰則は現時点かなり重いです。
トラブル時言い訳に使えません。言った瞬間犯罪者決定です。
5.犯人が刑期を終え、出てきたとしても裁判員には連絡はきません。
よって、裁いた相手が出てきた場合報告を受ける可能性を否定できません。
保障(補償)も一切ありません。
自分でなく、もし家族に凶器が迫ったらと思うと・・・。
6.裁く人の一生に対する責任を墓場までもっていかねばなりません。
誰に話すこともできず(上記4より)
悩み、苦しまなくてはいけないかもしれません。
アンケートの回答 ありがとうございましたm(__)m
問題点を整理して箇条書きにしてくださって
ありがとうございましたm(__)m
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