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54歳の母が去年乳がんを患い、無事治療は終了したのですが乳がん細胞を増殖しやすいエストロゲンを受容する鍵穴が多い体質であることが分かり、現在母はタモキシフェンを服用しております。

しかし副作用によるホットフラッシュや喉の痛み、血が逆流するような状態に毎日悩まされ、抵抗力がないため風邪を引くと肺炎を引き起こすまで悪化するというあまりに辛い状況が続くので今後数年間服用する不安に本人も精神的に参ってきているようです。

私自身もこのタモキシフェンが乳がん再発防止に効果的であることは理解できているのですが、その分子宮ガンになるリスクが高まることが心配です。

母としては服用を中止し、健康食品でカバーしたいとのことですが、そのことによって楽になる分乳がん再発への不安があり、このまま子宮ガンのリスクには目をつぶり、服用を続けたほうがよいのか家族で非常に悩んでいます。

どちらの方がよいかアドバイスをいただけませんでしょうか?

そしてこのタモキシフェンに癌が他部位(骨や肺など)に転移するのを防ぐ効能はあるのでしょうか?

宜しければそちらもあわせてご解答頂けたらと思います。
何卒宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

米国で栄養士をしています。

タモキシフェンの使用は米国でも賛否両論です。確かに乳がん自体の再発(特に右乳房から左乳房、その逆といった再発)は防ぐ率が高い(保証はどこにもない)のは確かのようですが、反対に子宮がん、卵巣癌の発病を誘発するという統計もあります。

タモキシフェン使用の是非は個人の選択ですから、もう少し薬自体の探索をなさるといいかと思います。

健康食品は薬ではありませんが、医学に携わる研究者が栄養学と医学を統合して治療に利用するための研究は米国でも、日本でも盛んに行われています。2001年にJournal of Oncology 誌に掲載された研究ではQuercetin というフラボノイドの一種が乳がんのガン細胞成長を抑制するのにかなり有効(タモキシフェンより)であるという結果が出ています。Quercetin (クエセティン)は癌治療に利用する場合、米国では一日に1500 - 4500 mg という多量摂取が通常は勧められます。

薬やサプリメントの他に、食事(単糖類、精製食品、腐敗した油の食物らを避け、新鮮な魚、緑黄色野菜ー特に青葉野菜を多く摂取、便秘を無くす努力は必要ですが、下剤使用は避けてください、腸を荒らすだけでなく、すべての栄養吸収を妨害します)に気をくばり、有酸素運動をすること。運動が無理な場合でも、吸って,吐いてをそれぞれ6秒ずつかけて行う深呼吸、歩行から始めて、運動へ結びつけること。「美白」などと言わずに、適度な日光浴をする(日光浴は逆に抗がん作用があるという逆説が最近、認められました)こと。

最後に医師との連携した治療は大切です。ただし、自分の体は自分で守る、と心から信じることが重要な鍵を握っています。来年の今頃は「あんなこともあったわね、でもよい経験だった」と笑っているんだ、と強くイメージすることなども非常に大切です。冗談みたいなことを言っている、とおっしゃるかもしれませんが、これは大切です。

お母さん思いのあなたのようなお子さんがいるのですから、必ず大丈夫だ、よい方向に向かえるのではないでしょうか。頑張ってください。

参考URL:http://www.naturalrearing.com/J_In_Learning/Nutr …
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この回答へのお礼

迅速かつ正確な回答、心から感謝します。

やはり辛いからといった理由のみですぐやめてしまうというのは後で後悔する可能性がありますよね。

アドバイス通りもう少しタモキシフェンについて調べてみて、それから家族、お医者様との相談後決めて行こうと思います。

食事や運動面も併せたアドバイスで非常に心強い気持ちになりました。本当にありがとうございました!

お礼日時:2005/06/05 11:10

#1です。



Quercetinは日本ではケルセチンと読みます。ネット検索するときはこちらで調べた方が日本語のサイトが多くヒットすると思います。

ケルセチンはドクダミ・イチョウ葉に多く含まれるようですが、1500~4500mgもの大量をとなると、健康茶とかではどれぐらい摂ったらいいのかちょっとわかりません。ご参考までに。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます!
母がみなさんの回答をよんで、「世の中にはこんな親切な方もいるのね」と非常に感動しておりました。
インターネットの持つ可能性に気付いたようです。(笑)

漢方薬でお世話になっている先生がいるので
その方に詳しく伺ってみようと思います。

本当に感謝します!

お礼日時:2005/06/07 07:09

薬剤師です。



タモキシフェンを中止しても「健康食品でカバー」はできません。できると宣伝していたら、それはインチキです。本当に有効なら、治験をやって医薬品としての承認を目指すはずです。

お母様の場合、タモキシフェンの効きやすいタイプであることがはっきりしているので、やめるのはもったいないと思います。子宮癌のリスク増大を心配なさっておられますが、あくまで蓋然性の問題であって、必ず子宮癌になると決まったわけではありません。それに較べて、タモキシフェンをやめて健康食品に切り替えることは、今の乳癌再発の危険性増大が「確実」と言って良いでしょう。

副作用のホットフラッシュは漢方薬で緩和できるのではないかと思います。処方の選択は状態によりますので、主治医と相談してみてください。抵抗力がなく風邪から肺炎にまでなってしまうというのは、胸部に病気を抱えている以上仕方がないような気もします(無責任な言い方ですみません)。副作用症状が緩和されれば、抵抗力も増してくると思います。

タモキシフェンは既存の乳癌(原発巣・転移巣)を退縮させます。転移予防の効果まではちょっとわかりません(すみません)が、微小な転移があればタモキシフェンで抑えられます。

私にわかるのはこのぐらいです。別の専門医のセカンドオピニオンを求めることをお勧めします。そのように言えば、今時は主治医も協力するはずです。

参考URL:http://2nd-opinion.eee.ne.jp/
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。タモキシフェンの効能がよく理解できました。

やはりリスクが高まるとのことですね。。。
確かに現在三ヶ月程服用し続けているのでもったいないという意識はあります。

本人にもこのアドバイスを見せてよく話し合ってみようと思います。

親身な回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/06/05 11:00

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