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何故、筋肉増強剤で筋肉が付くのですか?
筋肉のほとんどがたんぱく質という事から、たんぱく質が豊富な物を食べると筋肉が付くのは理解できるのですが・・・。
筋肉増強剤の成分は何なのでしょうか?

A 回答 (1件)

こんにちは。



筋肉がつくためには栄養が必要ですが、栄養だけとれば筋肉がつくわけじゃないです。

たんぱく質を沢山食べてもそれだけでは筋肉にはならず、皮下脂肪になってしまいます。

トレーニングなどで筋肉に負荷がかかるようにすると、筋肉から脳みそに「負荷がかかりすぎてるので、もっと筋肉を増やしてください」という情報が行き、脳みそが、「それでは筋肉を増やすようにたんぱく質を筋肉にしなさい」」という命令がいきます。
これで始めて筋肉が増えます。

この連絡の方法ですが、最初の筋肉のSOSは、筋肉痛がそれに当たります。

脳からの命令は、ホルモンを作る臓器にいきます。
この場合は筋肉の量をコントロールするホルモンは、ステロイドホルモンといって、腎臓の上にある副腎という臓器で作られます。
脳は、副腎に「筋肉を増やすホルモンを作りなさい」と命令するホルモン(副腎皮質刺激ホルモン)を脳の視床下部という場所で作り、血液の流れに乗せて命令します。
その結果、ステロイドホルモンが作られて、痛い部分の筋肉にたんぱく質が補給されて、筋肉が増えるという仕組みになってます。

こういう仕組みなので、脳の命令を無視してステロイドホルモンを血液に入れてしまえば、筋肉がつきます。
そのとき、筋肉痛を発するような運動をすると、普段の筋肉痛よりはるかに沢山たんぱく質が運ばれて筋肉になります。

これが筋肉増強剤といわれるものです。
ステロイドホルモンとまったく同じ物は使わないで、ちょっと分子構造をいじったものを使い、「アナボリックステロイド」と呼ばれます。

ただ、この方法でついた筋肉は、脳のコントロールを受けてないので、必ず体のバランスを崩してしまいますし、ステロイドホルモンは興奮などもつかさどってるので、体の中がやたらと興奮状態になり、異常にストレスが蓄積し、胃に穴があいたり、心臓をいためたりします。
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この回答へのお礼

なるほど。
筋肉増強剤そものもが筋肉になるわけではないのですね。
完璧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/06 22:31

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