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私の父は大変厳しい人で、そのため私は自己評価の低い性格となったと思います。

長じてから、父の「厳しさ」はその自己中心的、幼児的な性癖からくるものであることがわかるようになりました。この父のコントロールから逃れなければ、自分の人生はないと決心し、結婚費用のためにためたお金をもとに、単身海外留学しました。この留学中に父が亡くなり、わたしはそのまま海外で就職し、今にいたっています。

最近、新しい内容の仕事を担当するよう、上司から話がありました。私の能力をこえるような責任なのですが、もしこの仕事がうまく行けば、私のキャリアにとって、大きな前進になります。

ところがこの大事な局面で、私の心に染み付いてしまった、低い自己評価の癖が頭をもたげてきたのです。他の社員の活躍を耳にしたりすると、「私にはあれだけの事は望めない」とか、「こういう失敗をして、大きな損害をだすだろう」とか、最悪の事態を頭の中でシュミレートてしまうのです。

どんな仕事であっても、結局は自分自身を強く信じてゆくことが成功の鍵だと思います。

けれど、そのような健康な自己肯定感が私の心の中にないのです。

背中で息をするようにして、今までなんとかやってきました。腿のあたりまである水の中を必死になって走ってきた、例えていうならそんな気持ちです。
父はもう十数年も前に死んでいるのに、私自身が父から受けた否定の数々を内面化してしまい、今もそれを引きずっている、これが私の生きにくさの根源だと思います。

どなたか、このような心の問題を経験された方、乗り越えた方いらっしゃいませんでしょうか。アドバイスを頂きたいと思い質問をたてさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

明日、仕事の新しいプロジェクトで


早く起きなければならないけど
どうしても気になって、また来ました。
♯1のchako3chakoです。

>「無能者が調子に乗るな!」と言う心の声に
>抗えない自分がいます

はい、よくわかります。
私の親も折りあるごとに
「身の程知らずが!」
「お前のような浅学者が何を言う。恥をしれ」
というようなことを言った/言う人です。
それは、私の中に刻まれ、
自分が世界一の愚か者だという確信にさえなります。

しかし、客観的に冷静に自分を見つめれば
決してそんな事はない。
むしろ、世界一の頑張り屋であるはずなんです。

saraaraiさんにもうひとつ助言できる、
効果的な作業があります。
親御さんの暴挙との決別儀式を執り行なうことです。
幸い、といっては失礼ですが
もう御父様は亡くなっているのですから
自分ひとり静かな気持ちの時に
御父様を呼び出して、なさってください。
わたしなんて、
まだ親は生きていて、うかうかしていると
今も暴言を吐かれるので
ある日、あの人達はいないことにしようと考え、
それでひとりで行ないました。

つまりこうです。
相手(saraaraiさんの場合はお父様)に向かって
静かに語るんです。
どれほどの暴言・言葉の暴力があったか、
それがどれほどに不当なものか、
そのために自分がどれほど苦しんで来たか、
いまも苦しんでいるか、
あくまでも冷静に語り合うのですよ。
そして折々お父様にも意見を語らせてください。
現実にはお父様はいないのですから
語るわけはないのですが、
それなりの気持ちでこの儀式をすると
ちゃんと答えてくれる(気がする)ものです。
話し合いをするのです。
これまで、押さえていた怒りや悲しみも
この際、ちゃんと伝えるのです。
ただし、激情してはいけません。
泣き出したりしては最後まで語れなくなってしまいますから。
あくまでも静かに事実を語り、
あくまでも冷静に自分の悲しみを吐き出してください。
そして、お父様のお答えも
あくまでも静かに聞きます。

この儀式の大切な点は
儀式を閉じる前には、つまり最後には
必ずかならず、お父様を許すことです。
きちんと声に出して
「アナタを許すわ。そして私はちゃんと生きていくわ。
だって私、ちゃんとやれるもの。
ちゃんとやれる力があるってわかってるから、
だからアナタを許すわ」
と言うことです。

自分を立て直し、
生き直すためには
とても大切で有効な儀式です。

グリーフワーク(?)とかいう名前で
心理学の世界でも確立した方法です。

一度は、明確に自分の怒りを相手にぶつけてください。
そして最後には許して下さい。
ぶつけるからこそ、許せます。
放出してしまい、許してしまうと
ホントに生きかわれた気持ちになれますよ。

お試しください。


アナタはとってもステキです。
とっても素晴らしいです。
嘘の刷り込みにまけないで。
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この回答へのお礼

お忙しい毎日の中で、私のために二回も言葉を尽くして御回答下さり、本当にありがとうございます。

私が海外渡航を決心した本当の理由は、横暴な父に仕えて、尽くし抜いた母の突然の死でした。脳いっ血でした。
子供の時から、夕方家に戻る時、父が母を殺しているのではないか、という怯えがなぜかいつもありました。そうやって怯えていたことが、こんな形で現実になってしまった、次は私だ、と心の底から恐怖しました。

その父から逃げて、やげて父本人も死んでしまったのに、恐怖そのものからは逃れられないでいる。
自分が失敗してしまう恐怖、おまえは無能だ、最低だと烙印をおされる恐怖、さまざまな不安と恐怖に支配されて生きてきた気がします。

打診頂いた件をもしお断りするなら、たぶん私は仕事そのものを辞めたほうがいいのでは、と思っています。その一方で、前に進む以外ないことは分かっているのですが、恐怖に突き動かされて、前に進むのはもう疲れてしまいました。

こちらで質問をたてさせていただいたのは、たぶん、今まで逃げ回ってきた心の中の不安、恐怖と向き合う時がきていることを、心の中のどこかにいる自分が気付いているからなのだと思います。
じつは、chako3chakoさんが教えてくださった儀式について書かれた本を、をずっと以前に何冊か読みました。でも、実践できずにいました。父の事や父にまつわるさまざまな感情を思い出すのが、怖かったからです。

こちらに質問することで、私は心のどこかで、だれかがそれを思い出させてくれることを待っていたのかもしれません。その儀式を、いつか必ずしないといけないような気が、今は素直にしています。

けれど、今すぐにはできないと思います。仕事の件も見通しをたててみないと、簡単に引き受けられません。でも、どちらも必ずしたい、と思います。不安や恐怖、切迫感からではなく、素直にそう思っています。

chako3chakoさんのこの御回答で締め切りとさせていただくべきとも思いますが、chako3chakoさんはじめ、こちらで私に声をかけてくださった皆様、もう少し見守っていただいていいでしょうか?
来週研修があり、一週間ほど出かけます。そのあたりの期間が、たぶん私にとって大きな転換になると思います。戻ってまいりましたら、こちらの補足で御報告させていただきたいとおもいます。よろしくお願いします。

お礼日時:2005/06/09 09:52

chako3chakoです。



研修から元気にもどってきてくださいね。

はればれとしたご報告を
こころから待っていますよ。

そのご報告を
私の心のよりどころにして
私も負けないで前へ歩いていきたいからです。

この回答への補足

体調を崩したために、御返事が遅くなり、大変に申し訳ありませんでした。
先週、戻ってまいりました。
この一週間は、私にとっては自分自身の心の問題の解決もかけており、仕事上の研修でしたが、数年にも匹敵するような重さがありました。
その間、こちらでアドバイスを頂いたことを何回も反すうし、そして、宿舎で一人、父との訣別の儀式をすることができました。

涙は出てきてしまいましたが、恨みの涙ではなく、うまく言えませんが、心がとても素直になり、苦しかった過去を全部を受け入れられるようになった、それができるようになった安堵の涙、という感じでした。と、ともに、自分で自分を責めることは絶対許さない、という強い気持ちが湧いてきました。

仕事の件ですが、返事はまだ正式にはしていませんが、させていただきたい、という気持ちが固まっています。見通しがたった、というより、自分が成功すること、自分に満足することを許さない、というか、そうなったら怖いと思う自分を見つけたことが、一番大きな理由だと思います。

失敗すること、人から低い評価を受けることに常におびえる状態が、最も自分に相応しい状態である、と思う私自身がいました。この自分こそが、私の乗り越えなければならないものだったんだ、と分かりました。「自己処罰の嗜癖」という言葉がありましたが、まさに私が囚われていたものをあらわしていると思います。
父から逃げ、あらゆる恐怖から逃げてきましたが、もう逃げるのにつかれてしまい、こちらに質問をたてさせていただきました。chako3chakoさんはじめ、皆さんから、励ましの声を頂いて、本当に良かったです。

自分に自信がついたかどうか、分かりません。でも、ありのままの自分で生きてゆきたい、この自分で勝負すればいいんだ、というすなおで強い気持ちがあります。この気持ちさえ持ち続けていれば、仕事の上での挑戦も、乗り越えられないハードルではないと思います。今は、さあ、がんばろう、と心から思えます。
特にchako3chakoさんには、感謝してもしつくせません。本当にありがとうございました。

補足日時:2005/06/29 05:27
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この回答へのお礼

重ねて声をかけてくださって、ありがとうございます。
たぶん再来週の中頃になるかと思いますが、帰りしだい、必ずこちらで御報告いたします。
仕事の事も、自分の心の問題も、まだ渾沌とした状態ですが、必ず見通しをたてようと腹が決まりました。
良い御報告ができるといいと希望しています。

お礼日時:2005/06/10 13:07

はじめまして。



皆様の回答に素晴らしいと声を上げながら回答させていただきます。

私は母の呪縛から逃れられずにいます。
小さい頃からいつも母の言いなりでした。

高校のときから対人恐怖的なものが始まり、何か変えようと短期留学(よく夏休みを利用してありますよね?)を決意しましたが、母の一言はダメの一点張り。結局お金を出してもらなかったし、わたし自身
バイトが怖かったのでできませんでした。

それから、大学へ行きましたが、親に辞めさせられ、
いろんな攻撃が始まりました。
やっと親に反抗できてきたのです。
反抗できなかったら親の言いなりで生きてきたと思うと、ぞっとします。

それ以来私はずっとカウンセリングにかかったりで、
今20代後半ですが、やっと自分の人生を生きていけるかな、というところです。

自分の話になってしまいましたが、あなたは素晴らしい人だと思います。だって、海外に行かれて実質仕事ができる。
お礼なども読むと、子供時代「安心」をもらい損ねたような気がします。それでいつも自分の中でお父さまの声をはねのけることができないんだと思います。

暗い部屋で、一人で瞑想してみてください。
自分の中で小さな子供が泣いてませんか?
それは質問者さまの中にいる「インナーチャイルド」
です。ずっと、一人で頑張ってきたんでしょう。
親に抱きしめてほしかったと言っているのなら抱きしめてあげるのもいいかもしれません。

世の中で一番自分を大切にできるのは自分自身です。
今まで本当に良く頑張ってこれたと思います。
子供は無力ですので、自分が生きた家族の中でどうすることもできなかったのです。

でも、今海外にでて仕事もされているので、きっと
とても力のある方だと思います。
#1様とかぶってしまいますが、小さなことでも
いいので、自分を褒めてあげてください。
私は、良く生きていたな、とか一日一つ褒めています。それと、下にも載せておきますが、自分に認知の
歪みがないかチェックし、自分の行動修正をしました。

本当に本当に素晴らしい人です。
それに気づいてあげて自分を愛してこそ、お父さまをいい意味でお別れができるのではないでしょうか。

仕事、頑張ってください!!

参考URL:http://www5d.biglobe.ne.jp/~beloved/projectm/
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この回答へのお礼

御返事が遅くなり、申し訳ありません。

御提案頂いた瞑想と、認知についてのチェック、参考にさせていただきます。
励ましていただいて、本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/06/10 12:55

余計なことかもしれませんが、あなたの書かれたものの中で対象化されている自己と主体としての自己が区別されていないのではないかと思い、再度書かせていただきました。

私は主体としての自己というのは対象化することができないものであると考えています。つまり誰でも自分のことだけはわからないということです。人間が平等だとすればこのことに関係していると思います。あなたが抜擢されることをためらうのは、あなた(主体としての)がほかの人と同じであるという思いが強いからだと思います。普通の人は、対象化された自分(学歴、財産、容貌などなど)を自分と思っていますから人間は平等だとは考えていません。だから抜擢されれば喜ぶし、選ばれなければがっかりします。あなたの場合は対象化されている自分の一部である仕事の能力を自分とは考えられないのだと思います(それはおそらく意識されていないと思います)。主体としてのあなたは評価の対象にはならないのに、自己否定感ということばはどうも主体としてのあなたに向けられているように思えます。お父さんだって、自分のことはわからなかったはずです。この意味であなたとまったく平等なのです。はっきり言えば、主体としての自分(当然主体としての他人も含めて)を否定するというのは人間には許されていない傲慢なことと考えています。
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この回答へのお礼

二度目の御回答で、「対象化されている自己と主体としての自己」という考え方を教えていただき、大変ありがとうございました。これからの思索の糧にさせていただきたいと思います。

お礼日時:2005/06/09 10:07

始めまして



saraaraiさんとのNo.1さんとのやりとりは、あまりに
高レベルなので、ついていけませんよ、だから、僕は少しスタンスを変えてみますね。

稚拙ですし、アドバイス?と思われるでしょうけど、参考までに。敢えて言う勇気は買って下さいね。

僕(27歳)も父(自己中・極度の幼児性)そして母(夫を最優先)との生活で際限のない不安・重圧、そして十年程前に、さして理由も無く、両親と妹弟は家を出ました。見捨てられたんですね。その後の祖母と2人での生活の中でも、彼らとは様々な事があり、世間でいう修羅場も経験しました。 
            以上が概要です。

でもどういう訳か、最近、あれほど憎んで恨んでいた彼らを、守ってやりたくなったんですよ。
彼らが他者を理解する事も、そして彼らを理解してくれる人もいない事が分かった時、そう思ったんです。

でも、何故そのスイッチがは入ったんだろう?
       
愛されるより愛せなのかな?

望んでも得られないなら(ちくしょー)こっちから抱き締めてやれって、変わってるでしょ。スタンスが違うって言ったのは、そういうことです。
コイツ分かってないよ、生意気だって思うでしょ。

でも、こういう形もあるんですよ。

それと、僕も今、SOHOスタイルで独立できるように(今はまだ、わずかな光明だけど)頑張ってるんです。
saraaraiさんも、いつまでも過去にとらわれすぎてると追い越しちゃいますよ。

No.1さんはとてもいい目標だと思います。追いつけ追い越せ出でやれるだけやってみましょう。競争ですよ。絶対負けないぞ。
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この回答へのお礼

御回答をありがとうございました。
bunderさんの三行の概要にこめられた、語り尽くせない経験、さまざまな御気持ちを考えると、「愛せれるよりも愛せ」という言葉は本当に貴いとしみじみ感じますし、bunderさんの人間性の大きさ、心の優しさがしのばれます。

したためていただいた御回答を読んで、何か清々しい気持ちが湧いてきました。うれしいです。本当にありがとう。

付け加えなのですが、自分の書いた質問文を読み返すと、私はなんだかすごく華々しい活躍をしているように読めますね。
字数の関係で、削りに削って、再読をきちんとしないまま投稿したので、そんな雰囲気がただよう文章になってしまいましたが、北米の地方都市の片隅で、細々と生きているというのが、本当の私の姿です。

お礼日時:2005/06/09 08:03

お父さんは、あなたに何かを期待していたのではありませんか。

それは親の愛情に由来していたのではないかと思います。ただその期待が偏見などによって大きくゆがめられてしまった結果、あなたに過大な負担になってしまったのではないですか。お父さんは、あなたの主体性を否定することはなかったのではないかと思うのですが・・・亡くなってもお父さんはあなたに期待していると思います、それは呪縛ではなく、親の愛情として。
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この回答へのお礼

親の立場にたっての御回答を下さり、ありがとうございました。
確かに、父は私を呪縛する意図は全くなかったと思います。父から受けた暴力、暴言など、さまざまな辛い思い出が胸に蘇りますが、「愛情に由来」という表現をするなら、きっとそうだと思うべきなのでしょう。

父の暴力、暴言の奥底に「愛情」があった、愛情に由来する期待があった、と理屈のうえで理解しようとはできますが、それを受け入れることは、自分の中の何かを破壊することになるような気がします。なので、そうした考え方からは遠ざかりたいと思います。

私にとって最も困難なことは、現実のうえでの父との関係というよりも、内面化してしまった自己否定感を乗り越えてゆくことのように思います。御回答を頂き、そのことを、はっきりと分からせていただいて、良かったです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/09 06:56

あなたって、ホント、すごいよ?


だって、そこまで自分で行動できる人なんて、そうそういないって。
結婚費用で留学しよう!って決めた決断力って、すごいと思いますっ!

自分否定も受け入れてあげても良いんじゃないかなぁ。
最悪の状況を考えることが出来る、って簡単なことじゃないんだよ?
それをスラッとできちゃう、自分に感謝!
先を読める人ってことじゃないか。
そういうところに、上司さんも惚れてくれたんじゃないかなぁ。

健康な自己肯定感がない、ですけど、たぶん、誰にもどれが健康でどれが不健康か、なんて決められっこないよ。
それに自分は否定的だ、っていうことを肯定しているわけですしね。
それが健康的かどうかはともかくさ。

貴方はとっても強い人だと思うんです。
だって期待に応えようとしているし。
ただ、頑張り過ぎなくっても、なんて。

上司の方を、信頼しちゃったらどうですよ。
あなたの力量を見込んで、計算して、総合して結果を出した上司さんにちょっと委ねてみませぬ?
あなたは自分にできることだけをすればいいんだって。
それ以上、なんて誰も望みません。
それで貴方の体が壊れちゃったら上司さんも同僚さんも悲しいよ。
だから、あなたはあなたにできることをすればいいんです。
上司さんは上司さんのできる判断を下し、同僚さんは同僚さんのできる貴方の応援をしてくれてますよ。

自己否定に入ってきたら、ちょっとつん、とすましてみるってのも。
軽く上を向いて、「自分は自分だし?」って。
鏡があれば、真正面から見詰めてあげる。
映っているのは、過不足ない自分ですよ。
無理する必要は、どこにもない。

それにさ、どんな人でも、不安になったり自己否定するんだって。大きな仕事を任されればドキドキしたりしてね。
そこで、ヨイショッ!って力をいれてみよーっ。
案外、一歩踏み出すと、あら?みたいだよ。
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この回答へのお礼

たくさん考えさせられる御返事を頂き、大変にありがとうございました。

そうですね、私はいつも最悪の事態を思い描き、不安や恐怖をモチベーションにして、そこから逃れることを必死にしてきたと思います。今までやってこられたのも、私にはもうどこにも戻る場所はない、という切迫感からだったと思います。

おっしゃる通り、私も鏡に映った過不足ない自分を見つめたい、と切実に思います。父から刷り込まれた価値観を通してではなく、自分で選びとった価値観で自分を評価したいです。
自分を責めながら、恐怖と不安にかられて前に進むのではなく、自分を評価しながら、自信と誇りをもって前に進みたいです。
こう希望しながら、「無能者が調子に乗るな!」と言う心の声に抗えない自分がいます。
>「自分は自分だし?」
そうきっぱりと言い切れる自分になりたい。

お礼日時:2005/06/08 17:12

ほとんど同じ体験をして、


ほとんど同じ苦しさを味わいながら生きてます。

40代半ばの女です。

私の場合も、あまりに長い物語なので
どこからどのようにお話すれば伝わるのかわかりません。
うまくまとめる事ができないことを
始めにお詫びしておきます。

質問者は
>父のコントロールから逃れなければ、
>自分の人生はないと
自ら気付かれ、勇断をもって
>結婚費用のためにためたお金をもとに、
>単身海外留学、そのまま海外で就職
なさったのですね。
すばらしいではありませんか!!
まずは、ご自分のその勇気と行動を
みずから褒めてあげる事からはじめてください。

私は、厳しい両親の方針で
仕事というものを持たせてもらえず
学校修了後はいわゆる花嫁修業にはいらされましたので
自分のお金はもとより、
自分の意思というものがありませんでした。
逃げ出すことも思いつかないまま、
親の勧める見合い結婚をしました。
そもそも、大学にしても
実は私はかなり成績優秀で
超有名国立大を受け、合格するはずと
高校時代の友人も教師も信じていたのに
親の方針で国立大受験を禁じられ、私大へ行きました。
進学学科も親の勧めるままでした。
当時はその異常さにも気付きませんでした。

わたしはなんだか変だ、
親におびえている、自分を否定してばかりいる、
と気付いたのは
不思議なのですが、子供のおかげです。
まだ、4.5歳だった我が子が
「おばあちゃまの家へ行く日になると
おかあさんは変だね。なにか怖いの?」と
無邪気に聞いてきたことがきっかけでした。

それから、客観的に自分を観察したり
本を読んだりして、
親から受けた否定的な躾が私の精神の成長に影響を与えたことを
知りました。

私は、少なくともこの連鎖を断ち切りたいと願い、
ものすごく努力して留意して、こどもを育てました。
健全な自信のある子、自分の意思・意見を持てる子に
育てたかったんです。
幸い、それに関してはおおきな失敗はしなかったようです。

親に押し付けられた結婚でしたが
夫は大変良い人で、私の人生の中で
最初に「私」を発見してくれた人です。
専業主婦でいようとしていた私に
「もったいない。もうお母さんの反対を気にする必要は
ないんだから、能力を生かした何かを始めなさい。
アナタという人の器を、親が見誤っていただけなんだから」と言ってくれました。それをきっかけに
親にはいちいち報告せずに
様々な資格試験をとり、仕事もはじめまして、
いまや、かなりの地位でいい仕事をさせてもらっています。

いま、自分自身のためには
仕事で知りあったトルコ女性に言われた言葉を
大切にしています。
「誰も褒めてくれなくても、まずは自分が褒めてあげるのよ。だって、自分の耳に一番近くで話しているのは
自分の口なんだもの。
いいよ。すごいね。きれいだよ。優秀だな。
そういい続けてあげることにしているの。」
彼女に教えられたとおりに、
毎日鏡をみては、
自分に向かって褒める作業をしています。
容姿をほめ、着衣をほめ、化粧もほめます。
昨日の仕事ぶりをほめ、料理などの家事もほめ、
今日の仕事へのエールを送ります。
残念ながら家族は、そのようなことを
私に言ってはくれないので
自分でするのです。

こうして、自分自身に繰り返し繰り返し
肯定的な励ましを与えていると
それなりに不安が減っていきます。
自己否定感も減っていきます。
自己評価も、あがることはなくても
必要以上には下がりません。
そして少しずつ元気になります。
元気になった頃に、また母親からガツンと
悲しい冷酷なことを言われて落ち込んだりもしますが、
まためげずに最初からやり直し、
自分を立て直します。

そして、時々言葉を選びながら
母親とも話をします。どうしてああいう育て方をしたのか、ホンキで娘が馬鹿だと思っていたのか、
というような話です。母親は奇妙な事に
そうした躾をしたことを覚えていないんですね。
ただ、謙虚な人間にしたかっただけのようです。

質問者のご尊父はなくなられているので
もうお話はできませんが、
それでも心静かに語りかけてみるといいと思います。
存外、答えてくれるかもしれませんよ。
答えてくれたような気がして、
それに納得して癒されるかもしれませんよ。

この度、打診されているお仕事というのは
質問者の能力だからこそできるお仕事で、
だからこそ上司の方も質問者を選んだのですよ。
必ずうまくいきます。
そして、成功者として誇らしい思いをなさり、
キャリアが大きく前進なさると
私は思います。

うまく行くことだけをシュミレートしてください。
私ならかならずやれる、と
毎日なんかいも声に出して言って下さい。

言葉には言霊といって「力」があるんです。
言葉にしたことは必ず叶います。

単身海外へ出た若い頃の勇気を思い出し、
そこから今日まで頑張ってきた自分を信じてください。

すばらしい私、
頑張れる私、と強く信じてください。

上司も私もあなたの成功を信じています。
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この回答へのお礼

優しい思いやりのあふれる御助言を頂き、本当にありがとうございました。

頂いたお言葉から、ずっと以前に読んだ、瀬戸内寂聴さんと俵万智さんの対談を思い出しました。その対談で寂聴さんが、万智さんのなさった源氏物語だったか、乱れ髪だったかの和歌の解釈のかなり大きな間違いを指摘されました。

それに対する万智さんの言葉は、「私はぶっ飛んだ読み方をしたんですね。」というような内容だったのです。この答え一つで、「解釈の誤り」は「俵万智の解釈」に転換されてしまいました。

俵万智さんって、なんて健康な心を養ってこられたのだろう!と私は思いました。うらやましかったです。

うらやましいにも関わらず、現在に至るまで、自分を信じること、肯定することは、傲慢で間違ったことであり、自分を卑下し、責めることが謙虚で正しいことだ、という価値観から抜け出せないでいます。

20代の時の海外渡航は、文字通り父の拘束からの脱出、逃亡でした。けれども、自分のこの心の問題からは、もう逃亡できません。

自分で自分を励まし、ほめること。その通りですね。そうしてゆきたいと心から思います。重ねまして、ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/08 16:36

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