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プラントで使われているガスタービンを調べるとどれも天然ガスを燃料とした発電所ばかりですが、石炭や重油を燃料とした発電所では使えないのでしょうか。

A 回答 (5件)

> C/Cの燃料はガス以外にも重油もできるのでしょうか??



結論から言うと、
発電向けC/C機では重油は使えません。

重油を燃やして廻すガスタービンは作れるのかもしれませんが
この用途では実用的でありません。

C/C(コンバインド・サイクル)では
私の知る限りLNG(ガス)が使われているはずです。

逆に言えば、LNGを燃料に使うべく
進化してきたのがC/Cなのです。

燃料を比較すると次のことが言えると思います。
 ガス → 燃焼速度が速い、着火・消火が容易、残滓(燃えカス)が少ない
 重油 → 燃焼速度が遅い、火着き悪くしぶとい火、残滓が多い

発電事業では、環境負荷と受益者への電力供給はトレードオフの関係で
製作サイドには、同じ環境負荷ならより多くの電力が安定して取り出せる
高効率・高安定システムが求められます。

重油を前段で燃やして直接タービンに吹き付けても
残滓で汚れたタービンが偏芯・腐食したりで事故に繋がりますので
メンテ頻度が上がり、能率があがりません。

LNGは直接吹き付けても、この点で有利なのです。

ですから重油・石炭などの通常火力発電では、お湯を沸かして
その蒸気をタービンに吹き付けて廻す、汽力発電が採用されます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。一番知りたかったことが分かりました。結局発電所でガスタービンが使われているのはガス燃料の発電所にしか使われないということですね。(飛行機などのガスタービンの要領で発電所にもガスタービンで発電しているところがあるのかなぁと思っていました)

お礼日時:2005/06/11 09:43

 #2です。



 市販されているガスタービンエンジンは、大きなものはほとんどが複数の燃料に対応しているみたいで、その場合は液体燃料が主です。
 排水ポンプや艦船・航空機のエンジンは大抵そうですね。
 燃料の供給方法にもよるでしょう。パイプラインから連続して供給されるのであれば気体燃料の方がいいかも知れませんが、別途タンクかを使うような場合は液体燃料の方が管理しやすいでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/11 09:29

単体で比べた場合、ガスタービンと火力の蒸気タービンは



対応温度、回転数、羽根の大きさ、段数などが
全然違うのです。

材質も違いますし、双方を流用しても効率が
上がらないばかりか、壊れてしまいます。

ちなみにガスタービンにはC/Cといって
後段に蒸気タービンを置いて効率を上げているものもあり
新設ではこれが主流のはずです。

↓のURL以外にも重電企業のHPを探すと
実物の写真が見れると思いますよ。

参考URL:http://www.ed-eyes.com/karyoku/karyoku.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。設置環境が違うというのが分かりました。ちなみにC/Cの燃料はガス以外にも重油もできるのでしょうか??

お礼日時:2005/06/10 07:42

 ガスタービンは外燃機関なので、液体で気化性のあるものか気体状態の燃料なら大概のものが使えます。


 たとえば、重油、軽油、灯油、LPG、天然ガス、都市ガスなどです。
 石炭も工夫次第では使えないこともないかも知れません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。ガスタービンの使用されている燃料の内訳ってご存知でしょうか?やはり油系よりもほとんどガス系がメイン??

お礼日時:2005/06/10 07:47

そりゃガスタービンって書いてあるぐらいですから、燃料は気体燃料です。



石炭や重油を燃やして発電する発電所もありますよ、火力発電所というのがそれです。

以前は石炭や重油を燃やしていましたが今がLNGの方が安く手に入りますので、そちらが多くなりました
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/10 07:44

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