プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

窓が開く。窓を開ける。
石が動く。石を動かす。
のように英語で言う、自動詞と他動詞のペアは、日本語では動詞をどのように変化させれば生成できるのでしょうか? その法則を知りたいと思っています。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

再度♯2です。



>日本語を外国人に教えるというのは
>かなり大変なことですよね。

もちろんですよ。
日本語教師という職業への認知はまだまだ低く
残念です。
しかし、大変なのは
自動詞・他動詞の区別や用法ではなく
もっと別なことですが。
自動詞・他動詞は、ちょいと気張れば
教師も学生も乗り越えられます。

>他動詞も自動詞も別々の動詞として
>覚えるしかないということでしょうか?

別々の動詞  とおっしゃる意味が明瞭ではないのですが、意味的に関連のある動詞としては教えますし練習します。
しかし、使い方は全く違うし、
発音まで異なるとなれば
学生側も基本的に違う動詞として認識していると
思いますけど。
日本語の語彙は他言語に比して圧倒的に多いのは
知られている事なので
動詞をふくめた語彙のバリエーションの多さを
学生は覚悟して始めています。

>>一応ルールというものは、あるにはある
>そのへんのことを知りたい

ご自分でいろいろ集めてみたらわかりますよ。
集めて分類してみてください。
分類自体に意味がないことにすぐ気付くから。
たおす ⇔ たおれる
おこす ⇔ おきる
のように母音にとどまらず子音まで
変換させるパターンもあり、複雑多岐です。
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ANo.1のgaramondです。



パターンをざっとまとめてみました。もちろんこれだけではありません。
与えられた自(他)動詞から他(自)動詞を導き出す方程式は、皆さんの回答の通り、ありません。
ただ、造語法としてこれらのパターンを知っておくことは、無駄ではありません。
「起きる」から#12により「起こす」が派生し、#01により「起こる」が生まれた、と考えれば、「起こ
る」は「誰か(何か)によって起こされた」ということを意識した表現であり、「起きる」はそのこと
を意識しない表現であることが理解されます。
「混じる>混ぜる>混ざる」も同様ですね。「混ぜようとしても、うまく混ざらない」を「…混じらな
い」と言わないのは同じ理由です。

01. 「る(れる)/す」交替型【-RU(-RERU)(自)/-SU(他)】
残る/残す、移る/移す、渡る/渡す、戻る/戻す、上(のぼ)る/上す、起こる/起こす (倒れる/倒す、崩
れる/崩す)

11. 活用変更型【 -U(-IRU)(自)>-ERU(他)】
附く>附ける、続く>続ける、届く>届ける、育つ>育てる、進む>進める、沈む>沈める (混じる
>混ぜる)

12. 使役的他動詞派生型【-IRU(自)>-OSU(-USU)(他)】【-ERU(自)>-ASU(他)】【-U(自)>-ASU(-OSU)
(他)】
干(ひ)る>干(ほ)す、起きる>起こす、落ちる>落とす、降りる>降ろす、過ぎる>過ごす (尽きる
>尽くす、過ぎる>過ぐす)
 例外:「愛想を尽かす」
出る>出す、負ける>負かす、生える>生やす、暮れる>暮らす
浮く>浮かす、飛ぶ>飛ばす、澄む>澄ます、鳴る>鳴らす、動く>動かす (及ぶ>及ぼす、催う>
催おす、潤う>潤おす)
* 「経費を浮かせる」「耳を澄ませる」に侵蝕されつつある。さすがに「野次を飛ばせる」「工夫を凝
らせる」はまだないが、将来は分からない。

21. 受動的自動詞派生型【-ERU(他)>-ARU(-ORU)(自)】【-U(他)>-ARU(-ORU)(自)】
浸ける>浸かる、曲げる>曲がる、混ぜる>混ざる、決める>決まる、高める>高まる (籠める>籠
もる)
* 生産力旺盛。可能動詞ほど機械的ではないが、助動詞を附ける程度の感覚で自在に造語される。「試
験に受かる」「もうちょっとまからない?」「隣とくっつかって」「ほどよく炒まったら」
刺す>刺さる、増す>増さる(勝る)、塞ぐ>塞がる、挟む>挟まる (積む>積もる)

22.「自発動詞」派生型【-U(他)>-ERU(自)】(可能動詞と同形)
裂く>裂ける、焼く>焼ける、切る>切れる、割る>割れる、破る>破れる

取り敢えず、以上です。
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私も、No.2さんと同じだと思います。


確かに、一応ルールというものは、あるにはあるんですが、数が多すぎて、まとめきれませんし、例外も多々あります。
英語の発音と同じようなものです。あれにも一応ルールはありますが、結局は一つ一つ覚えても大差ないというのが現状でしょう。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

>一応ルールというものは、あるにはあるんですが
そのへんのことを知りたいのですが、これは、母音交換ということでしょうか?

お礼日時:2005/06/13 13:30

プロの日本語教師です。



日本語には

外国時価には意味不明な自動詞が多いです。
お風呂が沸く
ご飯がたける
なんて、お風呂/ご飯自身が動くわけじゃないのに
自動詞になるなんて・・!
と学生は絶句します。

自動詞 ⇔ 他動詞 の
変化ルールは「ない」んです。
わたしも若い頃、そのパターンを
調べまとめとみようとしたことがあります。

若気の至りでした。

幾つかのパターンにはなりましたが
あまりに多すぎて
また例外も多すぎて
ルールとは呼びにくい。

パターンを覚えるよりも
ひとつひとつ覚えたほうが早いと知りました。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

>自動詞 ⇔ 他動詞 の変化ルールは「ない」んです。
なるほど。しかし、それだと日本語を外国人に教えるというのはかなり大変なことですよね。もう他動詞も自動詞も別々の動詞として覚えるしかないということでしょうか?

お礼日時:2005/06/13 13:32

 焼く、焼ける


 裂く、裂ける
 割る、割れる
のパターンと
 続く、続ける
 並ぶ、並べる
 進む、進める
のパターンは逆ですね。
これをふくめ、少し整理して、締め切りに間に合えば回答したいと思います。
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この回答へのお礼

今まで、このような視点で国文法を勉強しなかったので、もしかして、外国人が日本語を勉強する際の文法で出てくるのでは、とも思っているのですが。

上記のご指摘、おもしろいですね。さらにわかればよろしくお願いいたします。

お礼日時:2005/06/12 23:25

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