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中国の雲岡石窟にみられる弥勒像は、交脚像として表されることが多いようです。
一体なぜ、交脚像なのでしょうか。参考となる資料などを知っていらっしゃる方がみえましたら、教えていただきたく思うのですが・・・。
また、菩薩の場合と如来の場合は、違うのでしょうか・・・。これは自分でも調べてみますが、よろしければアドバイスなどいたたけると嬉しいです。

A 回答 (1件)

初めまして、骨皮といいます。


交脚像としての弥勒像の遺品は雲崗石窟にとどまらず、炳霊寺石窟にも敦煌石窟
にもあります。私自身が現地へ行って確認しましたので、間違いありません。
参考資料としては、毎日新聞社の「仏教芸術」の178号に収録されている石松
日奈子氏の「中国交脚菩薩像考」が、現時点では最も優れたものと思います。
なお、交脚像というのは一説によれば中国古代における北方騎馬民族の生活スタ
イルの反映であるということで、初期の仏教芸術がそういう民族によって形成さ
れたために、そのスタイルが造容に取り入れられた、とする見解があります。
如来にも菩薩にも交脚像はあります。天人にもあります。要は仏像の姿勢におい
ては、尊像の区別はあまりないということでしょう。
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この回答へのお礼

丁寧な回答を本当にありがとうございました!騎馬民族にルーツが見出されるのは意外ですね・・・。早速、ご紹介いただいた資料を探します。ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/04 15:04

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