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自分の子どもが小児膠原病です。検査データの読み方やそのデータが引き起こされる理由など、自分なりに勉強していますが、今、どうしてもわからないのが鉄欠乏性貧血がなぜ血小板増加につながるかということです。

血小板増加について自分なりに調べてわかった部分は
1.膠原病で炎症状態が続くと、様々なサイトカインが分泌される。サイトカインのひとつであるIL-6は、骨髄に働きかけて血小板産生を促進させるので、慢性炎症の状態が続くと、血小板は増加する。
2.鉄欠乏性貧血があると、血小板は増加傾向になる。ウチの子が鉄欠乏性貧血を引き起こす理由(の可能性)としては
(1)炎症が強くなると、血液中の鉄分がリンパ球系に取り込まれて減る。
(2)非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)やステロイドの副作用で胃潰瘍など消化管の出血があると、出血による鉄欠乏性貧血となる。
(3)偏食が強いと、食べ物からの鉄分の摂取が不足することがある。
(4)生理のある年齢だと、生理による出血が鉄欠乏性貧血の原因のこともある。
(5)成長期の子どもで1年に5~10cmも身長が伸びるような場合、体の中を巡る血液も急に増えるが、これに対して赤血球の増産が追いつかなくて貧血になる。(ウチの子の病気だと、慢性的な炎症やステロイドのため低身長のことが多いので、このケースは少ない)

この2.について、鉄欠乏性貧血を引き起こす理由までは納得できましたが「ではなぜ鉄欠乏性貧血があると血小板が増えるのか?」がどうしてもわかりません。どうぞよろしくご教授ください。

A 回答 (1件)

鉄欠乏を引き起こすため?には、鉄分の不足状態を作る必要があります。



入りが少ないか、出が多いか。

入りが少ないのは偏食あるいは、特徴的に鉄分を捕捉するようなものを同時に摂取する食習慣などが考えられます。

出が多いのは、見える範疇では、「出血」
キズがあれば出血、女性なら生理も該当します。
見えない「体内」では消化器の出血は食道から直腸、肛門まで出血の可能性はあります。

また、血液量(体液量)の総量?の増加があると
水増し状態?になりますので一時血が薄くなるようなとでも言うのでしょうか、妊娠時がそれに相当します。

で、鉄=ヘモグロビンが何を役割とするかですが、
酸素の運搬に過ぎません。
ヘモグロビンの減少を引き起こすことは第一義的には、「出血」ですのでソレを阻止するために止血することが生体にとっては有効な反応ですの
凝血反応が促進されることは合目的です。
ですので、血小板は増加します。

余談ですが、中年の女性は「中年太り」をしますが
女性ホルモンの減少を太る(体脂肪増加)ことによって
擬似女性ホルモンを分泌する脂肪を増加することで
代償している生体の反応とする解釈が出来ます。

鉄が不足する=ヘモグロビンが減少→酸素供給が不足する
この原因を生体が「出血」として認知するなら
血小板増加=凝血反応の促進とするのは生体にとっての合目的です。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。m(_ _)m 生体が鉄欠乏性貧血→酸素不足を出血と認識(誤解?)してせっせと血小板を作るんですね。とてもわかりやすい説明で納得しました。ただ、さらに疑問に思ったのは、それならば、鉄欠乏性貧血でなくて、原因が他にある貧血(正球性正色素性貧血とか大球性高色素性貧血)でも血小板は増えるのでしょうか? 私が見たテキストでは、貧血と血小板との関連では「貧血は血小板増加を引き起こす」ではなく「鉄欠乏性貧血は血小板増加を引き起こす」と書いてあったものが複数あったので、気になりました。

お礼日時:2005/06/15 18:37

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