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「女房を 質に入れても 初鰹」


このような江戸時代の川柳がありますが、これはたとえ話なのでしょうか? それとも江戸時代には女房を入れられる質屋が実際にあったのでしょうか?

A 回答 (2件)

ないないない。



常識的に言って、物品を預かる質屋が、人間を預かれるわけがありません。
だいいち世話が大変です。

そして、仮に、
「女房を入れられる質屋が存在した」
と考えてみます。
そう仮定した場合、この川柳は、ギャグとして成立しません。
単なる非道い亭主です。

「物品を入れるところである質屋に、人間を入れる」
ところにこの句の面白味があって、
だからこそギャグが成立します。
つまり、この句の存在によって、
「女房を受け付ける質屋は無かった」
ということが逆に言えるわけです。
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質屋については#1さんの仰るとおりだと思います。


ただ川柳の解釈についてちょっと書いてみますね。

江戸の当時、初物は異常なほどの人気でした。ある初物が市に出始めてから数日経ち、初物でなくなった途端に価格が暴落したり、初物のあまりの人気に禁令が出たりしたことがありました。
この川柳は「女房を質に入れても」初物を手に入れようとしかねない、初物の人気ぶり・初物に熱中する人々を風刺したものです。

この解釈からも、「妻を質入する者が(実際はいないけれど)いてもおかしくない状況だ」ということになり、「妻の質入」は単なる例え話という事が読み取れるかと思います。
 

参考URL:http://e-kankyo.jfast.net/edo/shokuseikatsu/hats …
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