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39才男子です。クラッシックおんちの僕でしたが2年程前にTVドラマで菅野美穂さん主演のフジ子ヘミングさんの自伝を観てからハマリました。毎日のようにフジ子氏のCDを聞いているのです。本当の慰安を知った心境です。
欲望とは困ったもので、ピアニストとお付き合いしたいと想ってしまいました。(バカですねー。)
特にノクターンを素敵に弾いてくれる方と。

そこで質問は、ノクターンってどの程度のレベルでこなせるものなんですか?例えば音大生に「ノクターン弾ける?」って聞いたら失礼にあたる事なんですか?

また、「練習曲」って分類もよくわかりません。練習の割には聞き手を感動させすぎます。

A 回答 (4件)

練習曲というのは翻訳としてはあまり上出来でない、ということはあるようです。

コンサート・エチュード=演奏会用練習曲、ってそりゃないだろって感じですよね。わざわざ人前出てきて金とって練習すんのか、という。でも、エチュードは英語ならスタディですから、研究と実験、という意味を担いうる言葉なんじゃないかしら。このばあい教育用、訓練用とはむしろ意味が逆で、作る側の意図を告げる語と見るべきように思われます。

十九世紀は、ピアノならでは新しい演奏技法、演奏効果の開発とそれを受けての楽器の改良が著しいスピードで進み、ついにはともども完成を見るに至った百年間です。クレメンティに始まってだいたいドビュッシーによってピアノの可能性は汲み尽くされたと言ってよさそうです。おびただしい数の練習曲はつわものどもが夢の跡にほかならないという。ことによると十九世紀に作られたピアノ曲に冠せられたタイトルで一番多いのが練習曲かもしれない。

つまり、練習曲といっても教育目的なんか念頭になかったりするわけです。とにかくピアノで弾くと効果的である、すなわち弾きごたえがあって聞きばえのするように作られている、どうだこんなの初めてだろう参ったかと威張り散らすようなことさえある前衛的な曲、というぐらいの意味で受け取るのが適当な場合もあるってことです。


「ノクターン弾ける?」と訊かれて機嫌をそこねるような音大生はまさかいない(ピアノ習った経験がないんだな、と思うだけでしょう)はずですが、フジコ・ヘミングが好き、とおっしゃるというと、表情が消えて言葉少なになる人も稀ではないかと思います。

この地上にピアニストは百花繚乱、そこらの図書館でCDが無料で借りられたりもするわけですから、広大な世界の入口でいつまでも立ち止まってらしちゃやっぱ勿体ないですぜ。
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この回答へのお礼

もう19世紀の歴史まで教えてもらっちゃって最高に幸せ。当時はピアノ自体が前衛だったんだよねー。

>広大な世界の入口でいつまでも立ち止まってらしちゃやっぱ勿体ないですぜ。
その通り。前進します。

お礼日時:2005/06/22 00:22

>音大生に「ノクターン弾ける?」って聞いたら失礼にあたる事なんですか?



その他のご質問については既に納得のいく回答がたくさんあるので、私は上記のご質問についてのみ、気になったので書かせていただきますm(__)m


ただ音大生であるだけでそのご質問をしてしまうのは控えた方が良いかと思いますよ!

一概に「音大生」といってもいろいろな学科の方がいます。
特に管楽器専攻の音大生には、実はピアノの苦手な方が多いんです。音大受験の課題曲しか弾いた事がないとか・・・素人の方は音大生といったらみんなピアノが弾けると勘違いされがちですが、実際には違うのです。

だから『ピアノ専攻』だった方への質問でしたら、まず失礼ではありませんが、その他の専攻の方の場合には少し気をつけましょう^^;
しかしピアノ専攻程ではありませんが、弦楽器専攻や声楽専攻の方にも上手な方は比較的多いです。管楽器専攻の方にももちろん上手な方もいらっしゃいますが、「比較的に少ない」というのが現状だと思います。
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この回答へのお礼

了解しました。そりゃ確かにその通り。下調べをしてから発言しないとな。

以前、T芸大院生の声楽を上野まで聞きに行ったことがあります。滝連太郎の曲とか、いわいる「練習曲」でした。でも僕は感動しました。
「基本を基本通りできる」この大切さに再認識したのです。

kunchan723様へのお礼で、すっとんきょうな内容で申し訳ありません。お礼への総括の意味を含めまして。

お礼日時:2005/06/22 00:39

ショパンのノクターンは技術よりも表現方法が難しい曲ですので中級レヴェルの人でも弾けます。

(人に聴かせる演奏ができるかは別ですが)
音大生に弾ける?と聴いても全然失礼ではないですよ。表現が難しいので人に聴かせられる演奏にするには難しいですから。

練習曲とは、その名の通りピアノを弾くにおけるあらゆる技術の習得のために書かれた曲です。
ショパンの練習曲を例に挙げると「別れの曲」は表現法の練習曲ですし、「黒鍵」は右手のための練習曲でもあるし左手でメロディを奏でる練習曲でもあります。他にも左手のための練習曲だったりリズムの練習曲であったり色々あります。

ショパン以前の練習曲の特徴は本当に技術を付けるために書かれた曲がほとんどで、演奏会むきではなかったのです。
ショパンの練習曲は技術の習得のみではなく演奏会でも使えるような華やかで芸術性が高い作品だと評価されています。ショパンと同時代のリストもただの練習曲とはいえない作品を書いていますね。
練習曲というジャンルはただのピアニストの個人訓練用の曲から芸術性が高い演奏会でも使える曲に発展したのです。

高い芸術性をもった曲ですから感動をもたらすのでしょうね。しかもショパンは練習曲を19~22歳で書いたのですから天才としか言いようがありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。勉強になりました。
考えてみれば、ショパンは偉大ですね。何万人ものピアニストを育てたことになるのではないでしょうか!?

お礼日時:2005/06/22 00:08

フジ子さん、本当に素敵ですよね。


私は一度コンサートに行き「魂の旋律」を聴きました。
本当に魂に訴えかける音です。
クラシックを聴いた事のない人も感動する筈です。

ところで私はド素人ではありますがノクターン2番は弾けます(笑)
バイエル中級からツェルニー40番程度までのレベルで弾けますので音大生さんなら当然弾けるレベルだと思います。
まあ別に失礼には当たらないとは思いますが。
ノクターンって確か全部で20番まであったと思いますが、それぞれレベルが違うと思います。

「練習曲」の意味は専門家のご意見を…。

秋にまたフジ子を聴きに行きます。
今から楽しみです。
まだ聴いてなかったら是非ナマで聴いてくださいね。
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この回答へのお礼

さっそくの御回答をありがとうございます。
初級の練習曲であった様ですね。
僕もフジ子さんのコンサートに行こうかと思います。せっかくのチャンスですからね!

お礼日時:2005/06/21 06:51

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