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検便の検査項目について「病原性大腸菌」と「腸管出血性大腸菌」のどちらを選択したらよいのか迷っています。
検査業者さんからは「腸管出血性大腸菌」で十分ですよと言われているのですが・・・。
理論的に理解したいのですが、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

手元に資料がないので正確な答えではないかも知れませんが…


腸管出血性大腸菌は略すとEHECというのですが、
病原性大腸菌はその他ETEC、EPEC、EIECと4種類に分類されています。
病原性大腸菌の検出には最初、分離培養といって
便のなかの無数の菌のなかから選択的に病原性大腸菌をふくむ少数の菌だけを
検出します。そのあと生化学的な性状(各種の糖の分解能や、運動性などなど)
を調べ、性状が一致したものについて抗原性のテストをします。
病原性大腸菌の場合はO抗原やH抗原というタイプをしらべます。
検出されるものはほとんどO157やO26などEHECに属するものです。
EHEC以外の病原性大腸菌は海外旅行帰りくらいしか検出されないものや
遺伝子をしらべないと検診レベルでは同定できないものなど一般的ではありません。

この回答への補足

ご丁寧にご回答いただき有り難うございます。
かなり理解できるようになったのですが、
ご回答いただいた内容からすると、
EHEC以外の病原性大腸菌は腸管出血性大腸菌だけ
の検査では、たとえ可能性は低いにしても菌検出は
不可能と言うことですか?

補足日時:2000/12/01 18:30
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