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血圧計とパルスオキシメータの仕組みを分かりやすく教えてください。

A 回答 (1件)

電子血圧計の測定原理と昔からあるステートによる血管音での水銀柱読みとりの二通りありますが、”電子”から。

電子血圧計による血圧測定は、まず圧迫帯に空気を送り込んで血管を圧迫し、いったん血液の流れを止めます。その後徐々に圧迫をゆるめて、再び血液が流れる際に生ずる脈波の波形の変化をセンサーが認識し、マイコンにて演算を行い血圧値を判定します。電子血圧計は脈波の波形の変化を認識し血圧値を判定しますが、この脈波の波形やその変化度合等には個人差があり、血圧測定値のばらつきの原因となっています。しかし最近では、血圧値を判定する際、検出した脈波およびその変化から多くの情報を解析し、より適切な判断を行えるように「ニューロ・ファジィ技術」を搭載した「ニューロ・ファジィ測定方式」を採用している血圧計もあるようです。脈波の個人差による血圧測定値のばらつきを抑え、より正確な測定が可能になっているようです。
もう一つの聴音式とでもいいましょうか、こちらですが動脈は弾性に富んだゴムホースのような構造をしています。外部からそのまわりを圧迫すると、中を流れる血液を容易に止めることができます。血流を止めるのに必要な外部からの圧力は、血圧に比例しています。そこで、腕の動脈で血流を止めたり通過させたりして血管の音の変化を聞いて、血圧の値を水銀柱で読みとっているのです
あと、パルスオキシメーター(経皮的動脈血酸素飽和度測定器)の動作原理ですが、心拍毎に指先やその他の末梢組織に送り込まれる動脈血の酸素飽和度を、血液の色から測定するもので、たまに”サチュレーション””サチュレーター”と云う方もおりますね。話が逸れましたが、動脈血液中の酸素を運んでいるのはヘモグロビンですが酸素と結合していないヘモグロビンは赤い色を吸収しますが酸化されたヘモグロビンは赤色をあまり吸収しません。
(指に強い光を当てると赤く透けて見えるのはこのためですね。)動脈血は赤く、静脈血は暗赤色ですがその事から静脈血や組織の吸光度は一定ですが動脈血のそれは脈拍に同期して常に変化しています。
この変化している分だけを検出すれば動脈血の酸素飽和度及び脈拍を知ることができます。
そこでプローブから出ている可視光と赤外線の2つの光の吸光度から計算して表示しているわけです。
これでよろしいですか?長々と書いてしまいまして申し訳ありません。外科医でした。
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この回答へのお礼

ありがとうございました、とてもよくわかりましたよ。さすが外科医ですね。今大学1年生なんですけど、これからも実習があるのでわからないことがあったらお願いします。本当にありがとうございました。

お礼日時:2001/10/22 22:03

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