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野村芳太郎と渥美清
二日連続で、野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」と「でっかいでっかいやろう」を見ました。主演の渥美清もさることながら、共演者の俳優さんたちの見事な掛け合いに、大爆笑してしまいました。
渥美清といえば、山田洋次監督の寅さんシリーズと思っていたのですが、前衛作にこうした作品があることあらためて知りました。
野村監督といえば、松本清張シリーズしか浮かばなかったのですが、なぜ、寅さんの前衛ともいえる作品を撮りながら、その後寅さんシリーズをご自身で撮らなかったのでしょうか。
野村芳太郎監督作品についても何か詳しくわかる方法がありましたら教えて下さい。
回答(1件)
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No.1ベストアンサー20pt
野村監督は60年代から70年代初頭に掛けてコント55の映画など、喜劇作品をわりと撮っています。
どうして寅さんに係わらなかったのかは、寅さんの前身のフジテレビ版(1968年から69年の放送版)が山田洋次監督の原案で脚本だったからではないでしょうか?
山田監督は野村監督とは師弟関係なので、まさか弟子の作品を自分で撮るわけにもいかないでしょうし。
その替わりの作品、というわけではないかもしれませんが、55号の喜劇作を何本も撮ったのかもしれません。
60年代はテレビの登場や松竹ヌーベルバーグと呼ばれた監督たちの台頭など、松竹や映画業界にとって変革期でもありました。
松竹は『大船調』と呼ばれたメロドラマものを得意としていたのですが、時代の変遷と共に、撮影所としての映画作りの方向性も変えなくてはならなかったのだと思います。
そこへ登場したのが「寅さん」という庶民的な人情喜劇だったのではないでしょうか。そしてその先鞭が渥美清さんと野村監督の喜劇作「拝啓・・・」などの一連の喜劇作なのだと思います。
以下、参考になりそうなサイトです。
野村監督の経歴
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91% …
男はつらいよに関して
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E3%81%AF% …
野村監督のフィルモグラフィー
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=1 …
あと、松竹映画の変遷をつづった書籍なんかも参考になるのでは
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4789300 …
この回答へのお礼
ご回答ありがとうございます。
野村監督フィルムグラフィー参考になりました。
山田監督と師弟関係であること、松竹映画の歴史なども勉強になりました。
しかし、「拝啓天皇陛下様」を見ると、どうも「寅さん」の原点がここにあるとしか思えません。
寧ろ、「寅さん」よりも味のある渥美清の役柄に、渥美清を上手く起用した監督のように感じました。
野村監督が「寅さん」シリーズを撮ることもできたのではないかと思いました。
詳しく情報いただきありがとうございました。
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