プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

武士道って何ですか?日本人なら皆持っているんですか?

A 回答 (4件)

吉川英治著「新平家物語」から武士道の一部を…。


源氏と平家に分かれて日本の覇権を争った頃、戦場に出る一定階級以上の武士たちは、見苦しくない死に方をするために、肌着に香を炊き込めた上から鎧・兜をまとったものです。
絶体絶命に陥ったときなどでも、余裕を持って相手の名前を尋ね、命を取る方もまた名乗ったものです。ときには自分の首を取って手柄にするように云ったり、形見の品を遺族に渡してくれるように頼んだり、また頼まれたりしました。このような場面でも、心に余裕は持っていたわけです。このあたりが武士道の原点であり、その後次第に体系化されて行くことになります。

さらに時代が下ると、武士の妻が自刃するときなどは、両足首を縛って乱れた姿を見られないようにしたそうです。これを武士の妻の婦道というのですが、あきらかに武士道の影響を受けています。
武士は、自己の責任に係わる「死」に寛容でした。切腹を申し渡すのは武士道に則ったものだったし、切腹するほうも、自分一人が死ぬことによって、他が救われることに重きをおいて、従容と死の座に赴いたのだと思います。切腹直前でさえ辞世の句をしたためたし、またそれを許しました。だから日常生活で死を怖れない勇気を涵養しておくことや、歌を詠むことは、武士の道のひとつだったのです。

なお宮廷の武人には武士道というものがなかったのと同じように、現代の飽食若者に武士道を求めるのは無理ですし、日本武士道と西洋騎士道を取り違えないようにしたいものです。
最後に切腹した人は作家の三島由紀夫氏でしたが、現代の若者に真似ができるとおもいますか?
    • good
    • 0

「武士道」


通常の概念では、君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす態度であるとされることが多い。さらにこれに、常住戦場を以て心構えとした武士の意識を重視して、日本特有の「死の美学」を付けくわえることもある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E5%A3%AB% …

今の若い世代は、武士がいた時代に生まれたわけではなく、戦争も経験していないので、皆もっているとはいえないかと思います。

もっているとしても、専門家でなければ、人づての話や、時代劇の影響を受けたような武士道になるのだと思います。
    • good
    • 0

難しいことを聞きますね(汗)


日本人なら皆持っているか? もっていないと思いますよ。
みんながみんな武士ではなく、農民も商人も、職人もいるわけですから。

もうちょっとまともな答えということで、
 新渡戸稲造著、奈良本辰也訳:「武士道」、三笠書房、1993.
から武士道とは何かについての記述を引っ張ってみます。

---第1章より---
○ 武士道とは「騎士道の規律」である。
○ 戦士たる高貴な人の、本来の職分のみならず、日常生活における規範をも意味している。
○ 武士階級の「身分に伴う義務」である。
----------------
具体的にどのような規律なのか明文化はされていませんが、新渡戸稲造の「武士道」によれば、
義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義
を守ることが武士道の価値観の中心にあるようです。

有名な「葉隠」では、「武士道とは死ぬことと見つけたり」と書かれていますね。
    • good
    • 0

その質問の回答は分量が多すぎてここでは説明できません。

それにその質問はあまりに漠然としすぎていて質問のレベルに達していないでしょう。

基礎知識を得るために
「武士道」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003311 …

このほかにも、新渡戸稲造著で、左ページに英文が、右ページにその邦訳が載っている書籍もあります。
英語の勉強にもなります。

タイトルもダメです。
「武士道とは何ですか?」と書くべきです。
ここはみんなが見て参考にする掲示板でもあるのですよ。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!