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最近見た本や映画に、先任将校や先任伍長のような「先任○○」という言葉が出てきます。

ここでの「先任」とは、何か特別な意味があるのでしょうか?それとも、ただ単に時間的に早くその任務についていただけなのでしょうか?

A 回答 (4件)

 たとえば,帝国海軍において,先任将校とは,単なる先任の将校を指すだけでなく,副長の存在しない艦艇で,副長の職務を果たす将校をも指す用語として使い,艦長が居ないときには替わりにリーダーシップをとる結局,将校の中では一番偉い人,先任伍長は伍長の中では一番偉い人と


いう意味です
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

先任というのは特別な意味を持つのですね。実際には後任でもリーダーの役割を果たす将校はいるのでしょうか?

お礼日時:2005/08/06 14:05

伍長は、陸軍においては下士官の最下位の階級ですが、海軍には伍長という階級はありません。



陸軍では先任とは同一階級の最古参を意味するので、先任伍長は最古参の伍長です。軍曹への昇任が遅れて歳を食ってしまった伍長、というニュアンスで使われる場合もあります。
海軍は逆です。兵科の下士官の最優秀者が衛兵伍長となり、いくつかの部隊の衛兵伍長の最上級者が先任伍長と呼ばれます。伍長・先任伍長という呼称は、下士官のエリートを意味しているのです。

先任将校は、陸・海軍とも大体同じ意味です。特定の部隊において指揮官に次ぐ席次にある将校が先任将校です。正規の職名は別として、実質的な副指揮官です。指揮官が士官学校・兵学校出身などの若い将校の場合は、下士官から叩き上げた経験豊富な将校を補佐役としてこれに充てることが多かったようです。

なお、陸軍において単に「先任」という場合は中隊の下士官の最上級者(准尉の場合もある)を意味します。通常、中隊の最年長者であり、中隊での勤務歴も入隊以来の軍歴も最も古いのが普通です。
ホシの数(階級)よりメシの数(経験)という言葉が示すように、中隊の最古参である先任は、中隊長の女房役として大きな特別な重みを持つ存在でした。
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この回答へのお礼

陸軍と海軍で持つニュアンスが違う場合があるとは、複雑ですね(+_+)

>兵科の下士官の最優秀者が衛兵伍長となり、いくつかの部隊の衛兵伍長の最上級者が先任伍長と呼ばれます。

>指揮官が士官学校・兵学校出身などの若い将校の場合は、下士官から叩き上げた経験豊富な将校を補佐役としてこれに充てることが多かったようです。

なるほど、後任であっても先任という肩書きが付くこともあるのですね。また、先任将校が戦場において特別な意味を持つ者であることもわかりました。予備知識なしで本や映画に出てきたので、よくわからなかった部分です。(先任って言ってるのに、なんでまだ艦内にいるんだろう・・・とか)

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/06 14:16

そうです先にその地位に就いている人のことです。


先にその地位に就いているので自動的に後から就いた人よりその人の方が先輩になるので偉いですよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

先にその階級に就いていたというだけで偉いのでしょうか?たとえば年齢が下でも先任のほうが偉いということでしょうか?

お礼日時:2005/08/06 14:09

海軍の場合、軍艦には艦長に告ぐ副長という地位がありますが、駆逐艦や潜水艦などの小型の艦艇では副長もうけるほどたくさん士官がいませんので、その艦で副長に相当する士官を先任将校といい艦長の補佐役です。


先任衛兵伍長というのは、軍艦の風紀・警察業務などを担当する下士官で、先任といいながら複数おり、下士官の中でも年次の古い古参が任命されていました。
ふつう先任というと先にその階級になった人をいいますが、これらの先任***というのはポスト名です。
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この回答へのお礼

>先任衛兵伍長というのは、軍艦の風紀・警察業務などを担当する下士官で、
先日観た「亡国のイージス」が、まさにそれでした!

「先任」というのは元来の意味よりもポスト名として重要なのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/06 14:07

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