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ピアノ歴10年ぐらいでしたが、高校卒業と同時に辞めてから一人暮らしを始めたため、3年間のブランクがあります。
最近デジタルピアノ(カシオのプリヴィア100)を購入して、独学で再開しました。で、昔弾けてた曲もなんとか弾けるようになりました。ですが、思うように力が抜けないというか、スムーズにやわらかくひけません。速い曲だととくにそうです。強弱も、Pで弾きたいのにmfぐらいにしか落とせてないと思います。
考えられる原因は何だと思いますか?やっぱりこれがブランクという壁なのでしょうね…。
それから、もうひとつ気になるのがイスです。専用のイスを使わずに、ふつうの固いイスに雑誌を置いて高さ調節して使っています。脱力できない原因はイスにもあるのでしょうか?
ちなみに、この間実家に帰ったときに生ピアノ&専用イスで弾いた時は、デジタルピアノ&固いイスよりかなりマシでした…。

A 回答 (7件)

何度かこのコーナーで書かせていただいていますが、デジタルピアノの最大の欠点は、「音の強弱は出せる」けれども「音の柔らかさや深さや明るさといった音質の違いは出せない」という単純なポイントにあります。

今出ているどんな高価な電子ピアノでもそこは限界です。子どものころから電子ピアノだけで練習するとピアノのおとはこんなものか、と思って単一の音色の硬いタッチになります。何故かといいますと、電子ピアノの音は「サンプリング」といって88鍵を低音から高音まで五つぐらいのグループにわけでその音域ごとにある一定の強さで機械的に打鍵した音をデジタル処理して「ピアノの音」としてとりこんでいます。音量の強弱はこれを機械的にミキサーで変えたものを打鍵の強さによって何段階かに対応するようにしてあります。つまり「小さい音」は出せても音色は一種類のものをつかっているため「柔らかい音」というのはでません。厳密には音量とタッチの相対カーブも生ピアノと電子ピアノでちがいます。
生ピアノでやわらかい音をだすときには、タッチの種類を変えます。たとえば硬質でクリアーな音を出すときは指の先(爪にちかいところ)を使って直角に』指をたてて弾きます。柔らかいゆったりしたメロディーを奏でるときは指のハラの部分をつかって手首やヒジの動きを自然に伝えられるようにして腕全体の柔らかな重さを鍵盤につたえていきます。ハノンで練習するときもffからppという音量だけを意識すると「硬い音、柔らかい音」でなくなるのでppの練習はゆっくりと行なってください。
ご実家で弾いたときは生ピアノだったのでイメージする音質がでやすかったのだと思います。電子ピアノの出せる音のハンディを知ったうえで練習するといいですよ。椅子は高さがあっていればあまり関係ないと思います。欧米ではベンチ型のものを使っているプロもけっこういます。家のピアノのほうが脱力できた、というのはとてもいい感覚をお持ちの証拠です。時々生ピアノで音質や音のイメージを出すことを意識して練習することをオススメします。
私は電子ピアノでどうしても演奏しなければならないときは、タッチを変えています。柔らかい音はでませんので、小犬のワルツのような曲でもパリパリと手首をやや固めて指先だけを使って弾くようにしています。中間部のレガートの部分はルバートでロマンティックに聞こえるように「誤魔化して」弾いています。そうしないと音がぬけたり、バランスが悪くなるので。音楽的には落ちますが、楽器の限界なので見切って弾いています。音量変化のつかないハープシコードなどの弾き方に近いかと思います。
もうひとつ、生ピアノはペダル(右の)のききが踏む深さでだんだんかかっていきます。微妙な操作ですが薄くペダルをかける、とか深くかけるとか、だんだん薄くはずす、とかができます。電子ピアノのペダルはスイッチなので、かかるときは全開でかかります。ペダルがかかりすぎて汚いなあ、とおもうとしたら、それも原因でなので、質のよい生ピアノでためしてみてください。
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この回答へのお礼

詳しくお答えいただきありがとうございます。過去の質問もいくつか読んでみましたが、やっぱり一番の原因は私が脱力のやり方を忘れていたからのようです(^^;
crystalmegさんがおっしゃってるように、力ではなく腕の重さを鍵盤に伝えるようにしたら、脱力できましたぁ♪
それと、やはり電子ピアノの音には限界があるということですね。確かに、ペダルもそんな気がします。でも、購入して本当によかったと思ってますので、これからもっと楽しんでいきます☆

お礼日時:2005/08/11 18:42

2です。



あなたの解釈でほとんど問題はないと思います。後は自分なりに色付けしていけばよいのではないでしょうか。意味がないと思えば一部だけを取り上げてみてもいいでしょうし。

あとはこの方法で馬鹿みたいにゆっくりと弾くことです。私の経験上、そうでないとこの練習法の効果は半減します。

もっと詳細が知りたければ 『グレン・グールド論』(春秋社,2004年)宮澤淳一著 を参考にするといいかもしれません。因みに私の家の近所の図書館には置いてありました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私も近所の図書館で一度探してみようと思います☆

みなさん、親切にこたえてくださって本当にありがとうございました。けっこう感覚を思い出すことができ、心から感謝しています。

お礼日時:2005/08/12 11:52

No.3です。

4番の回答者のかたのお答えで、私も新型高級機種のスペックまでは最近調べていなかったので、参考になりました。最近のデジタルピアノの高級機種は音質の変化もとりこんで進化しているのですね。数年前のものや、ディスカウント品などとはかなり違いうかと思います。(もしかしたらペダルもサステインが踏みしろで可変になっているものもあるのかな?)ただ、それでもたまに楽器店で試弾するとどうしてもそれでも生ピアノとの差のほうが格段に気になるのでやはりデジタルピアノは出てくる音によってタッチを限定してしまうのが実際の感覚でした。失礼しました。(昔のローズやヤマハのDX-7などはタッチで音色が変わって違う意味で楽しめましたっけ。)

柔らかい音を出すとき、というとたいていレガート奏法の部分が多いかと思います。レガートを柔らかく「聞こえさせる」コツとして、(1)前の音から次の音に移るとき、ほんのわずかだけ(ほんとうに一瞬です)音を重ねるようにしてから前の音を離す。(2)フレーズのはじまりを弱くはじめて、フレーズのなかで一番もりあがるところの音まで軽いクレッシェンドをつけて、最後ですうっとdim.をかけて抜いていく(どんなフレーズかにもよりますが、弱起ではじまるもの、音程がだんだん上昇していくフレーズなどはたいていこれ)(3)フレーズの中の大切な音をほんのわずか大きめに、長めに弾き、そうでない音を軽く弾くという3つが使えます。作曲者の時代によってどのぐらいこれを使えるかは違いますが、(ロマン派などは使いやすい、古典やバロックは控えめ)、音色の柔らかさやレガート感は楽器の出す音以外の要素でも工夫できます。これは生ピアノでも同じ奏法として使えます。ぜひ試してみてください。
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この回答へのお礼

柔らかい音の出し方、これからトライさせていただこうと思います。ありがとうございました☆
デジピについても大変参考になりました。でも買って満足してるので、これからもっと可愛がっていこうと思います(笑)

お礼日時:2005/08/12 11:50

私も同じ状況です。


書いていらっしゃること、よーくわかります。

デジタルピアノにも原因はあるでしょうが、
個人差の方が大きいと思いますよ。
うちのデジタルピアノで上手な友人が弾いた時は柔らかい音だったし、
私がいろいろなお宅の生ピアノで弾く時は、固い音です。

私の場合は、ブランク+才能、両方が原因だと思うのですが(T_T)
(昔習っていた時、よく先生に「力を抜いて」と言われてました。)
質問者さんは以前はやわらかくひけていたようなので、
しばらくひいていれば感覚を取り戻せるのではないでしょうか。

小さい子は大体硬い音ですが、
だんだんやわらかい音をだせるようになっていくので、
練習次第ではないでしょうかね?

私の場合、今の先生が、
あえて速い曲、やわらかい曲を交互に選んでくれています。
少しずつですが、改善はされてきています。
ハノンも効果があると思います。
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この回答へのお礼

やっぱりいちばんは練習ですね!私も実はもともと「力を抜いて」というのはよく言われてました。でも先生は具体的な脱力の方法をあまり教えてくれなかったような気がします。
今回みなさんにいろいろと教えていただけて、やっと理解できました&思い出せました♪ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/12 11:48

「速い曲だと特に」でピンときました。


デジタルピアノの鍵盤は、鍵を押す強さではなく、ヴェロシティーすなわち鍵が下に押し下げられる「速さ」に応じて音の大きさを変化させるようになっています。
速いパッセージだが、鍵盤に指が触れた瞬間に鍵をゆっくり押し下げるという作業が難しいことは容易に想像できます。

それから、デジタルピアノは強さ(正確には速さ)により、音の強弱「のみ」を変化させ、音質は変化させないというのは誤りです。
最近(ここ10年ぐらい)のデジタルピアノは、音の大きさのみではなく倍音構成の時間的変化もヴェロシティーによって変化させますので、音色はタッチにより変化します。強く叩けばアタックは金属的な音がちゃんと出ます。ただしその変化の範囲はアコースティックピアノには当然のことながら及びません。
高級機では鍵を押し下げる速さにより、256段階に音色と音程を同時に変化させ、さらに高級な機種では弦同士の干渉もシミュレートして音色に反映させることも実現しています。しかしアコースティックピアノは256段階どころか、事実上無限段階ですから、そこは聴く人、弾く人の耳が確かならば違いとして認識することができるでしょう。
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この回答へのお礼

そうなんですか!確かに、ゆっくり弾くと弱い音が出しやすいですもんね。
やっぱり、デジピだけじゃなくて、ときどきアコースティックピアノを弾いていきたいと思います。ありがとうございます。

お礼日時:2005/08/11 18:51

Pを自分の意図どおりに弾くためには、指の繊細なコントロールが必要だと思います。



私もピアノ歴10年以上ありまして、2、3年のブランク後また弾き始めた経験があります。

そのとき使っていた練習法はフィンガー=タッピングというもので、グレン・グールドと言うピアニストが行っていたものです。私の場合はこれでだいぶ指のコントロール感を取り戻せたと記憶しております。

フィンガー=タッピングについて詳しく載っているURLを添えておくので、よろしければ参考にしてください。

参考URL:http://www.walkingtune.com/guerrero.html

この回答への補足

ありがとうございます。フィンガー=タッピングという手法があるのですね!読ませていただいたのですが、下記の意味がよく分からなかったのです(^^;教えていただけるとうれしいです。

(1)の、“「骨抜き」の状態”→力を完全に抜いてベロンとのせることですか?
(2)の、“もう片手の指で順次叩いて”→例えば、左手で右手の指を押さえるということでしょうか?

補足日時:2005/08/11 12:22
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私は音楽学校に中学から通っていたものです(今は専業主婦です)。

ピアノは強く弾くほうが簡単です。だから私も最初は強弱が苦手で弱い音を出すのが苦手でした。デジタルピアノのせいもあると思います。私のお勧めの練習法は、ハノンをひたすら弾くことです。同じハノンの曲をffで弾いたり、ppで弾いたりするといいと思います。そして椅子も重要だと思います。私は結婚してからデジタルピアノで弾いていますが、椅子だけは昔から使っていたピアノの椅子を持ってきて弾いてます。椅子の高さ、座る深さはかなり重要だと思います。もし参考にしていただけたらと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ハノン、今度実家からひっぱり出してこようと思います(笑)

お礼日時:2005/08/11 18:46

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