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 自動車のカタログに載っている燃費(10・15モード)と実際の燃費がどう違うのか分かりません。
 また、10・15モードとはどのように計っているか教えてください。

A 回答 (2件)

10・15モードは、本来の目的が、燃費を計算するためのものではなく、排気ガスが規制値内に収まっているかどうかを測定するために行われているものなのです。

ですから、実行燃費を測定するためには作られていません。燃費は排ガス測定の「ついでに」測定されているのです。

また燃費は、実は空気抵抗も大きく影響します。
例えばRV車(ミニバン、SUV)は、セダンやクーペに比べて前面投影面積が大きく、さらにAピラーが立っているので、空気抵抗はよくないです。その結果加速性能や巡航性能が空気抵抗の影響で低下してしまうため、燃費に悪影響を与えます。

しかし10・15モードの測定時にはシャシーダイナモと呼ばれる台の上で測定されるので、実際に路上を走るときのような空気の抵抗を受けませんし、坂道の登坂もか考慮されませんから、実行燃費よりも高い数値が出ます。

確か10・15モードではエアコンを動かしているモードもあったと記憶していますが、ずっと作動させているわけではないので、例えばフルオートエアコンなどが装着されていて点けっぱなしにしていれば、かなり燃費悪化になるはずです。

こうした様々な要因から、一般に10・15モードに比べ、実行燃費は10%~30%悪化すると言われています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2001/10/26 16:28

10・15モードとは、都内の道路における平均的な走行状態(10モード)と、郊外の条件のいい道路を走ったときを想定したもの(15モード)を組み合わせた走り方です。



具体的には、10モードとは
・20秒間アイドリング
・7秒間で20km/hまで加速
・そのまま15秒間走る
・7秒かけて停車
・16秒間アイドリング
・14秒かけて40km/hまで加速
・そのまま15秒走る
という走り方。

15モードは
・65秒間アイドリング
・18秒かけて50km/hまで加速
・そのまま12秒走行
・4秒かけて40km/hまで減速
・そのまま4秒走行
・16秒かけて60km/hまで加速
・そのまま10秒走行
・11秒かけて70km/hまで加速
・そのまま10秒走行
という走り方です(手持ちの資料によれば)

一般的な計算では、10モードを3回、15モードを1回、これの繰り返しで燃費を測ります。

ですので、あくまで通常の走行を想定した平均値なんですね。でも、実際は都市部で渋滞にはまったりが多々あるので、10・15モードよりも燃費は悪くなるものと考えてください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変参考になります。

お礼日時:2001/10/26 16:30

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