プロが教えるわが家の防犯対策術!

約1年前、川で20cmほどの流木をとってきました。木の種類は何か分かりません。重くて堅く、色は白、木の径は約5cmです。これをいい感じに仕上げるには、磨き、つや出しなどをどのように行えばいいのか教えてください。よろしくお願いします。

同じ質問を前にもして回答を頂きました(良解答でした。有り難うございました)が、今一度みなさんから広く回答を頂きたいので、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

同じ質問を再度されるということは、更なる良回答を求めてのことでしょうから、プロの立場からお答えしましょう。



流木磨きの第一は、石、砂の除去ですが、これはすでに終わっていますか。
木目に入り込んだ細かなものは、千枚通しや針を使って取り除いてください。

磨きに入る前に道具は揃っていますか。
粗仕上げようのワイヤーブラシ(鉄)
中仕上げようのワイヤーブラシ(真鍮)
上仕上げようのスチールウール(樹脂製)
その他に、材料の肌合いに合わせて、サンドペーパー#120から#800までを用意してください。

作業のコツは、木目に逆らわないこと。
木目を切る方向で磨くと、最後の塗装のあとにキズが浮き出てきます。

順目で磨くこと。
逆目が起きるとそれだけ削り落とさなくてはならなくなります。

明るいところで作業すること。
暗いところや、夜間に行う作業は作品の質を下げます。特に逆目を見分けにくく苦なりますので。

慌てないこと。
気が向かない時や、気持ちが高ぶっているときには決して触れない。

柔らかいところに、硬いブラシを使わないこと。
ブラシ跡が残ります。逆に硬いところに、柔らかいブラシばかり使うのも作品の彫りが出ません。

最後の仕上げは、塗装ですが。
ウレタン塗装は厳禁です。
せっかく丹精こめて仕上げた肌触りが台無しになります。
木の表面にプラスチックの皮膜を作ることになってしまいますので、安っぽい作品になってしまいます。
ワックスの類も後々、汚れが付着しやすいのでお薦めしません。

最も良いのは「漆」です。それも比較的簡単な「拭きうるし」の技法が良いでしょう。
漆がかぶれていやだとおっしゃる場合には、「カシュー」が似たような仕上がりになります。
でもカシューの皮膜は上品さに欠けます。

自然な仕上がりを求めるならば、オイルフィニッシュはいかがでしょう。
何層にも磨き上げると「アメ色」に仕上がります。
オスモ社のノーマルクリアーかリボス社のカルデットが良いのではないでしょうか。
針葉樹と広葉樹では使うオイルが変わりますが、質問の内容から察するに広葉樹と思われますので、上記のものでよいと思います。

最後に、台座を作りましょう。
このできが、作品の価値を何倍にも引き立てます。
コブのある木の樹皮に近いあたりを使った板があれば、条件としては最高です。

作品の色に合わせて、台座の仕上げも検討してください。

これくらいでいかがでしょうか。
上等な作品に仕上がることを期待しています。
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この回答へのお礼

すばらしい
感動で言葉が出てきませんが顔はにんまりしっぱなしです
さっそく作業しようと思います
有り難うございます

お礼日時:2001/10/26 19:57

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