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以前から疑問だったのですが、旅館などに泊まると、畳敷きの部屋の奥に、廊下くらいの細長い板張りの空間があります。
大概そこに洗面台などもあるようです。
あの空間は何という名前なのでしょうか。
また、何のためにあるのでしょうか。

文章ではわかりにくいですが、

外〔窓〕板張り〔障子〕畳の部屋〔襖など〕廊下

の板張りの部分です。

A 回答 (8件)

 あの窓辺の椅子とテーブルのあるスペース、正しい呼び名は知りませんが、習慣的に板の間と呼んでいます。



 この板の間、#7さんがご回答になっておられるように、旅館の和室の窓側にあるこのスペースはやはり一般家庭に見られる縁側の発想がルーツだろうと思います。

 理由はいろいろありますが、日本家屋というものは、雨仕舞いなどの関係から、もともと畳の部分の端を直接外部と接することは避けて、そこに縁側とか廊下といった板の間の部分を設えました。
 しかし、旅館においては、その性格上、縁側や廊下として別の部屋との連絡通路としては使えず、その両側は当然仕切られてしまいます。

 しかし、そこはやはり、畳を敷いた和室が中心の旅館のこと、縁側や廊下に相当するスペースは欲しいし、さらに、椅子やテーブルのセットも置きたい。
 こうした日本独特の発想から、縁側的な板の間が必要になったということが最も大きな理由でしょう。

 しかも、旅館という性格上、畳の部分の端に直接窓や掃出し口を設けると、宿泊客の不用意な戸締りの具合によっては、雨などが降り込んで畳を濡らすこともある。あるいは、現実の姿として、畳の部分に直接窓や掃出し口を設けると、圧迫感が生じて、旅館の部屋としての品格や落ち着きといったものが欠けてしまうということもある、これなどは六畳一間の安宿に泊まってみればよく分かることです。

 そんなわけで、和室部分には一旦障子を建て込んで板の間と仕切り、板の間の先は腰高の窓でもいいとする設計がごく一般的に普及したものと思います。

 また、この部分に洗面台を置くような旅館では、踏み込みや前室のあたりに本格的な洗面台を置くだけのスペースがないこと、外光の入る板の間の部分に置けば比較的明るいこと、あるいは冷蔵庫などとともに水場や濡れタオルの置き場をまとめる、こうした理由があるようです。
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この回答へのお礼

たしかに、ああいったスペースがあると大変よいですね。擬似縁側のようなものだと考えると納得がいきます。

沢山のご回答ありがとうございました。
一つずつのコメントにお礼を書けず、申し訳ありません。
納得がいったので、これで閉めさせて頂きます。

お礼日時:2005/08/20 21:19

昔からの日本家屋における縁側の機能は、他の人の書かれているとおりです。


では、どうしてビルになっている旅館にまであるのか考えてみました。

昭和初期、殆どの家に和室しかない時代、初めて買った椅子が一家の主人が座る籐の安楽椅子だったりしました。
それは畳の上には置けないので、縁側におかれました。

旅館の縁側もその流れだと思います。個室に畳しかないと、イスに腰掛けたいお客さんが困る。縁側を設けて椅子を置いてあげよう。
部屋もちょっとリッチに見えるし?
同じく洗面台も畳の部屋に置くわけにいかないので、縁側に。

この回答への補足

一日で沢山のご回答をいただいたので、まとめてこちらに書かせて頂きます。

当方、当然縁側は知っているわけですが(我が家にもあります)、疑問に思っている板敷きの間は、旅館の2階客室などにあるものです。

一階にあるものは縁側でも、2階にあるものも縁側なのかが疑問です。
質問に言葉が足りず、申し訳ありませんでした。
(大学の合宿などで利用していた宿にこういった造りの所が多く、疑問に思っておりました)

一階にあっても、二階にあっても、「縁」という考え方で宜しいのでしょうか?

補足日時:2005/08/17 22:36
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 我が家にもありますが縁側です。

 従来からの日本建築(在来工法)では結構利用されていましたが、そのスペースは延べ面積にすると和室1?畳に匹敵するなど・・・無駄と解釈して(住宅事情)減りつつあります。
 昔の古い農家の縁側は外部となんら遮断するものがなく外の光や風を直接感じられるとてもあたたかい雰囲気の場所で、ちいさいころ良く遊び場にもなっていましたしご近所の団欒の場所でもありました。 さらに台風の時などは板戸で防護できるように両側に収納できるボックスを作っていました。 
 とても機能的な場所です。 ある時は作業場、サニタリールーム、リビング、・・・など
多目的空間と言えます。 
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日本間の外側に設けられた板敷き部分を縁(えん)と言います。

縁側(えんがわ)には間違いありませんが、仰っているものは内縁(うちえん)とも言います。
また単純に縁と言う場合もあります。縁側には二種類あり、屋外を建具で仕切った内縁(屋内)と雨が吹き込む漏縁(ぬれえん/屋外)とに区別されます。
縁側は通路/廊下としての役割のほかに、屋外との接点にあたる空間として、屋外気候を調節する機能もあります。
縁にはその他に広縁(ひろえん)と言うものもあり、一般的に幅の広い縁側のことを言います。
陽当たりのよい開放的な空間を生かして、団欒の場所として使用されるのが一般的ですね。
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すでに回答が出ていますが懐かしくなりましたので書き込みます。


【縁側】今頃の時節に似合いの言葉と思います。
夕方になると風鈴が鳴っていました。
子供の頃ここに座り兄弟でスイカ、アイスクリームを食べた頃がよみがえってきます。
うちも【縁側】、【広縁】が欲しかったのですが予算の関係で諦めました。
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「縁側」の雨戸を毎晩閉めるのが、小さいころの日課でした。


昔は木製で、立て付けやすべりがよくなく大変でした。
晴れた日、朝一番に雨戸を開けると、日ざしが暖かく爽快なものでした。

日当たりのよい方角に設けられることが多いので、農家では板の上にござを敷いて、豆類の乾燥やしいたけの乾燥などにも利用されていました。

また、ステップになる大きく平らな石などが置いてあり、庭と屋内を往復しやすく、洗濯物を干すのにも重宝していたようです。
夏には縁側で夕涼み、などというのは昔のドラマや時代劇では定番の風景でした。
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縁側(えんがわ)です。


縁側とは和室の前につくる廊下のことを言いますが、この縁側を作ることで、夏の日差しが
直接和室に入るのを防いだり、冬場にはサンルームのように暖かく快適な空間ができます。
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 「縁側(えんがわ)」ですね。


 昔の和風建築には当たり前だったのですが、
(サザエさんの家にもありますよね)
最近は見かけなくなりました。

 意味的には、
・外からの日差しが直接部屋に入らないようにやわらげる
・冬の寒さが部屋に入るのを和らげる
・サンルームとして機能する
・庭へ出るためのアプローチ空間
 などがあるようです。
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