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北海道の町とか市で、
「××市開基○○周年記念」とかいう言葉をよく見かけるのですが、
これって具体的にどういう意味なんでしょうか?
「市制○○周年」とかなら、ナントカ市が誕生して何年たった、
と言う意味ですよね?
どうしてわざわざ「開基」という言葉を使うの?
辞書で引いても、「物事のはじまり」とか書いてあって
よくわからないんです。

A 回答 (3件)

市制○○年・・とか言うのは、市として機能し始めてから何年と言うことで、それ以前は町や村だったかもしれなく、さらにそれ以前からも何らかの形で人々が住む集落があったかもしれません。


北海道で見かける"開基○○年"と言うのは、市制や町制などの行政形態が出来てからではなく、そこに人々が住む集落が出来てから何年と言うことになります。
昔の北海道は、各地にアイヌなどの住民が住む地域がありましたが、その他の多くは人の住まない原野や山林でした。
江戸後期~明治にかけて、本州方面から人々がわたり、原野を開拓して人の住む集落が出来ました。
その頃から数えて何年と言うことになります。
開拓した所も、広大な土地を利用して酪農や農業が発展したり、エネルギーの基本であった石炭鉱山を中心に栄えて、現在でも市や町として機能しているところも有りますが、その厳しい自然環境に開拓を断念して放棄された地区や、石炭需要の落ち込みで炭鉱が閉鎖し、それがもとで町ごと無くなったような所もあります。
勿論北海道でも、町制○○年などと表現する事もあると思いますが、何も無い所を開拓した苦労を思い図って、開基○○年と言う表現が多く使われるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど!そういうことなのですね。納得です。
大変詳しく回答いただき、ありがとうございました!

お礼日時:2005/08/17 15:45

すみません、推測です。



私も以前から「開基~周年」という言葉が気になっていました。この言葉が寺院(等宗教施設)以外で使われるのは、ほとんど北海道です。北海道の町の多くが開拓の町であることから、開拓の始まりに「開基」という言葉を使っているものと思われます。北海道の町にはよく「開基の碑」がありますね。また、開基を開拓の始まりとする用法は北海道以外の開拓地にもありますので、もはや辞書に載っている段階かもしれません。

北海道では、ここから派生し更に「札幌駅開基○年」という言葉も見受けられます。これは、北海道で「開基」をよく目にしますので、他の「始まり」に使い始めたのではないでしょうか。これは、派生のしすぎで、危なっかしい使い方のような感じがします。
ただし、開港などと違って開駅という言葉は聞いたことがありませんね。こういうものに開基という語が使われやすいのでしょう。
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この回答へのお礼

とてもよくわかりました。
ていねいなご回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/08/17 15:47
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2005/08/17 15:44

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