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補助貨幣も、日銀が発行しないのはなぜでしょうか?
別にどっちも発行してもいいような気がするのですがなぜ、お札だけ・・・・

A 回答 (3件)

手元のお札を見ると


「国立印刷局製造」とか書かれています。
昔のお金には「大蔵省印刷局製造」と書かれていました。
硬貨は造幣局で製造しています。
ところでご質問の補助貨幣は政府が何故発行するのかということについて疑問に思ったことがありませんでしたが、「昔からそうだった」くらいの理由しかないのでは?
あるいは、政府も時には記念貨幣(補助貨幣)を発行して儲けることができるので、既得権を持ち続けているのかな?
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この回答へのお礼

ご解答ありがとうございます。確かに、既得権の問題とか、昔からそうだったとか、そんな感覚で捕らえたほうがいいのかもしれないですね。時間がありましたが、日銀にでも質問してみます。

お礼日時:2005/09/04 07:55

日銀、つまり中央銀行が果たす重要な役割として、マネーサプライ(貨幣供給量)のコントロールと、市中銀行への貸出しを行う「銀行の中の銀行」とがあり、これらはいずれも中央銀行の「金融政策」と呼ばれています。

現在日銀が行っている量的緩和策もこれに含まれます。

逆に言えば中央銀行の金融政策は政府(財務省)から独立していることが建前となっています。つまり政府が日銀に対してああせいこうせいとは言ってはならない、というわけです。

もっとも、では日銀と財務省とは全く関係ないかと言えばそうでもなく、日銀券とは銘打っているものの、実際のプリンティングは財務省造幣局が行っていて日銀が工場を抱えてプリンティングしているわけではありませんので、その意味では日銀券も補助貨幣も変わりありません。

しかし、上記の金融政策を行う上で重要なのは紙幣、つまり日銀券です。例えば補助貨幣である100円玉を100枚多く作るよりは1万円札1枚多く刷る方が、同じマネーサプライのアップという効果を図る上で効率がいいということは、感覚的にもお分かり頂けると思われます。

なお、貨幣にはこの他、「信用創造」というとても重要な役割もありますが、これには「貨幣乗数」というマクロ経済学の概念を理解する必要性がありますので、ここでは省略します。

貨幣論はマクロ経済学でも1つのテーマとして成り立っているほど重要ですので、中央銀行の役割や金融政策、信用創造といったことにもしご関心があれば、次の本が分かり易く、参考になると思います。

『スティグリッツ マクロ経済学第2版』 ジョセフ・スティグリッツ著 藪下史郎他訳 東洋経済新報社

この回答への補足

丁寧なご解答ありがとうございます。ただ質問項目はいたって単純なものでして、お答えいただいたような、マネーサプライなどについてではないのです。

補足日時:2005/09/04 08:01
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もともとお金はコインだけだったのです。


1円金貨とか。
これと交換する価値のある紙幣が生まれ、それが主流になりました。
その課程で、銀行が紙幣を発行するという仕組みになったのです。

要するに、金貨を蓄えた量だけ紙幣を発行するということですね。
それを行ったのが日本銀行だったわけです。

ドルは複数の銀行が印刷しているようですね。

この回答への補足

回答ありがとうございます。過程は良くわかりました。ただ、質問に記入したのですが、なぜ1本化しないのでしょうか?別に財務省(旧大蔵)が行わなくても構わないのでは。なぜ発行元であり続けるのか、知りたいです。

補足日時:2005/08/17 20:31
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