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病院勤務1年の薬剤師です.
表題の件ですが,職場の検査技師から「ビタミンB12を内服中の 悪性貧血の患者さんで,ビタミンB12 の血中濃度が高値である人がいるが,理由がよくわからない.何か理由が考えられないか?」との質問を受けました.高値であるとは,もちろん正常範囲を超えているということです.
他の疾患が原因のような気もしますが,恥ずかしながら高値となる疾患そのものを存じておりません.そこで以下の点について教えていただきたいと思います.
・ビタミンB12 の血中濃度が高値になる疾患と,高値となる機序
・悪性貧血のみで 血中濃度が高値になる場合があるか?
どうかよろしくお願いします.

A 回答 (2件)

僕も的はずれな回答に成ってしまうかもしれませんが先ず悪性貧血という診断は正しいのでしょうか?


先の方の回答にあるようにこの診断名だと内因子欠乏によるビタミンB12の吸収障害なので内服で貧血の治療効果が上がるか難しいところだと思いますが?
ビタミンB12は一日の必要量が少ない割に体内の貯蔵量が多く、症状が出るのも貯蔵量が10%を切ってからと欠乏症を起こしにくいので普通は筋注などで投与して十分足りたら一ヶ月に一回ほどの補充で大丈夫だと思います。体内の貯蔵量をオーバーしてもまだビタミンB12を大量に摂取しているようなら内服こそがビタミンB12高値の原因だと思います。
さて貧血は改善していますか?ビタミンB12が高値となるほど十分足りていてもし改善していなければこれは悪性貧血ではないのではないでしょうか?
先の方の回答にもあるように葉酸欠乏もあるでしょうしその他にも巨赤芽球性貧血をきたす疾患はいろいろあるので其方の方を鑑別する必要があるのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます.
さて,futukayoi様もお察しのようですが,実は私の質問自体が不適切でありました.
正確な内容で後日質問し直すことにいたします.誠に申し訳ありませんでした.
お返事の内容は勉強になりました.ありがとうございました.

お礼日時:2001/10/29 22:27

的外れな回答かもしれませんので、参考程度に見ていただいたほうがいいです"(^_^;)"



(教科書で得た知識ですが)一般的な悪性貧血では、内因子分泌不足によるビタミンB12吸収不良が原因ですので、ビタミンB12の投与によりビタミンB12の血中濃度が高まれば、症状が改善されます。

しかし、悪性貧血(巨赤芽球性貧血?)の他の原因として、葉酸の不足というのもあるようです。

そもそも、ビタミンB12が不足して問題になるのは、血球のDNA合成時に葉酸代謝が行われますが、それにビタミンB12が関与しているからだそうです。
ビタミンB12がなければ葉酸代謝がうまくいかないということです。

しかし、葉酸そのものが不足していれば、ビタミンB12がいくらあろうとも、悪性貧血(巨赤芽球性貧血?)は起こってしまいます。

だから、この患者さんは、ビタミンB12はもともと少なくは無く、葉酸不足による貧血であったため、ビタミンB12の内服によって、ビタミンB12血中濃度が高まってるだけなのではないか、と思うのですがどうでしょうか?

葉酸不足というのは、食事摂取が不十分な妊婦や、アルコール中毒者、老人、極貧の生活をしている人、などに起こるようです。

教科書を調べてみましたが、ビタミンB12が高値になる疾患については記載されていませんでした。
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます.
さて,実は検査技師との間に大変な行き違いがあり,私の質問は実際とは異なるものでありました.
改めて質問をし直すことといたします.申し訳ありませんでした.
とはいえ,勉強になりました.ありがとうございました.

お礼日時:2001/10/29 22:21

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