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最近、この「星の王子さま」の翻訳者が内藤濯さんから他の人に変わった(変わる?)らしいのですが、
その他の人が翻訳した「星の王子さま」は既に売られているのでしょうか?
この質問をする前に検索して調べたら既に売られている感じなのですがどれだかよく分かりません。
おそらく「新訳」と書かれているモノだと思うのですが。
そしてその「新訳」には三つあるらしいのですが、よく分からないので教えて頂けないでしょうか?
あと、その三つの中からお薦めの本も教えて欲しいです。
*分かり辛い質問だと思いますが、要は翻訳者が内藤濯さんから他の人に変わった(変わる?)「星の王子さま」について教えて欲しい、と言うモノです。
大学のある教授からこの事を少し前に聞いて買いたいと思いました。
お願い致します。

A 回答 (4件)

"版権"という言葉が使われているので分かりにくくなっているようですが、切れたのは原作の著作権です(2005年1月22日に切れたそうです)。



※ 版権とは、ある著作物に対して出版社が占有的に出版する権利で、一般的に言う著作権の中の一種類です。出版社と著作者が契約をしなければ、出版社が独占的に版権を持つことはありません。
※ 今回は、岩波書店が著作権者と独占的な翻訳契約を結んでいたそうなので、確かに「版権」と称してもいいのですけれど。

日本では、著作権は、原作者の死後50年(日本が第二次世界大戦に戦った連合国のものなら戦時加算で10年プラス)で切れます。そうなると、著作者やその遺族などの著作権者に出版物の出版許諾をとらなくても、著作物を自由に扱うことが出来るようになります。

著作権には、翻訳についても規定があり、著作権者(原作者とその遺族)の承諾がなければ、勝手に翻訳したり出版したりすることが禁じられています。
今回、その著作権が切れたので、著作物使用許諾をとらなくても本を出版できるようになったため、何社も名乗りを挙げて出版しようとしているのです。

ちなみに、二次的著作物である翻訳物に対しても著作権は派生します。まだ内藤濯さんの翻訳物に対する著作権は切れていませんので、勝手に内藤濯さんの訳のままでは出版できません。そのため、新訳が出ているのです。

また、今まで「星の王子さま」の著作物使用許諾を独占してきた岩波書店と内藤濯さんの遺族側は、「星の王子さま」という内藤濯さんの意訳(原作に忠実に訳したら「小さな王子」なのだそうです)に対して著作権が派生するので、他社や他の翻訳家が安易にその題名を使うことを批判する意見を出しています。
一般的に題名には著作権が生じないとされてはいますが、それが独自性を認められると、可能性がないわけでもなく、今後の行方が見守られているようです。

※出版社によっては、内藤濯さん側の意を汲んで、別の題名をつける所もあれば、あとがきなどで、邦題を考えた内藤濯さんを紹介することでしのいでいるところもあります。
※「星の王子さま」自体の登録商標は、実は株式会社セラム(下で紹介している星の王子さま公式サイトの運営者)が持っているので、話が少し複雑になるかも。

No1で紹介した以外にも、次の新訳の予定があるようです。

「?」川上勉 訳/グラフ社  ※発売日・題名など未定
 新潮社・角川文庫 ※検討中 訳者・発売日・題名など未定

こんなサイトもあります。

↓みんなで訳そう! インターネット版「新訳・星の王子さま」
http://www.tbs.co.jp/lepetitprince/

↓新訳 ☆お勧め度☆ ランキング
http://www.lepetitprince.net/sub_shoshineuv/neuv …
※星の王子さま総覧 http://www.lepetitprince.net/frameset.html より

↓星の王子さま公式ホームページ
http://www.lepetitprince.co.jp/

参考URL:http://okweb.jp/kotaeru.php3?qid=1587476
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この回答へのお礼

再度ご回答有難う御座います。
サイトの方を早速見させて頂きました。
大変参考になりました。

本当に有難う御座いました。

お礼日時:2005/08/20 14:26

続・回答



基本的にはそのようですよ。
ただし、版権が切れたのはオリジナルで、日本語訳の版権は切れていないので、日本語訳のものを出版したりすることは出来ません。あくまでも新たに訳しなおしたものということです。

先日朝のラジオ番組で比較をしていましたが、同じものを訳しているのでもちろん内容は同じですが、それぞれに訳者の個性が出ていて、直訳に近いものからかなり意訳されているものまでいろいろでした。どれが・・と言うことでなく、比べてみるのも面白いかも知れません。
番組のコメントでは倉橋由美子氏のものが一番意訳されていて大人向けと言うことでした。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2005/08/20 10:37

この原作は、版権が切れたため、誰でも自由に新訳を出すことが出来るようになりました。


そこで、いろいろなバージョンが登場したのです。
今後も、他の出版社などから違ったものが出るかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
原作は版権が切れて誰でも自由に新訳を出せれるのですか?
そうなのですか。

宜しければお薦めのモノも教えて下さい。

お礼日時:2005/08/20 09:27

私が新訳で読んだのは、次のものだけなので、他と比べていないのでおすすめしていいのかどうか分かりませんが、なかなか良かったですよ。



「星の王子さま Ronso fantasy collection (1) 」著:サン・テグジュペリ / 訳:三野博司 論創社(1,050円)


他には、次の本があるようです。
「新訳 星の王子さま」著:サン・テグジュペリ / 訳:倉橋由美子 宝島社(1,575円)
「星の王子さま―新訳」著:サン・テグジュペリ / 訳:小島俊明 中央公論新社(1,575円)
「小さな王子さま」著:サン・テグジュペリ / 訳:山崎庸一郎 みすず書房(2,100円)


今後発売予定の本は、

「星の王子さま」著:サン・テグジュペリ / 訳:池澤夏樹 集英社 ※8月末発売予定
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この回答へのお礼

ご回答有難う御座います。
色々と沢山売られているみたいですね。
これだけではどれにするか決めれませんが、本屋さんに直接行って確かめたいと思います。

参考にさせて頂きます。

お礼日時:2005/08/18 11:11

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