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五臓→心臓、腎臓、肝臓、脾臓、肺

の中にどうして【膵臓】は含まれないのでしょうか?
病気などで、人間【脾臓】を全摘出しても生きていけるそうです。それなら【脾臓】の変わりに五臓の中に【膵臓】が入ってもいいと思うのですが。
もしくは六臓六腑ではいけないの?

文章も分かりにくくてすみませんがお願いします

A 回答 (4件)

厳密に言えば東洋医学の五臓とは「肝、心、脾、肺、腎」であり、「肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓」とは全く別物です。


以下、東洋医学的な臓腑の解説です。

肝・・・強い意志と決断力、実行力を支配。血を蔵し、爪を養う。精力や
目、筋肉を支配。
心・・・生命活動に重要な陽気の分配を司る。一国の君主のような存在。
脾・・・胃を外からもみほぐし、消化を手伝う。
肺・・・全身に肺気をめぐらせて、皮膚を養っている。
腎・・・津液(水分)を蓄えている。父母から受け継いだ先天の気を宿す。心包から降りてきた陽気は「命門の陽気」となって生命活動を支える。

ですから西洋医学の解剖学的な話は正解ではないのですが、中国語での「脾臓」は日本でいう「膵臓」を示しているのですよ。

中国語の医学書を訳した人が、こんなに重要な臓器に「卑(卑しい)」という漢字を用いるという事に抵抗があったために膵臓という日本名をつけたのだといわれています。

一般に五臓六腑と言われるものは六臓六腑というのが正式であり、六臓のうちあとひとつは心包(今でいう心膜のようなもので、君主である心の命令を実行に移す宰相であり、各臓腑に陽気を分配する臓)です。

鍼灸師でした。
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この回答へのお礼

ご解答ありがとうございます!
解剖とはまったく意が違うんですね。
六腑には西洋医学にはない「三焦」が入ってますから
これにも??と思っていたんです。
大変役に立ちました!できれば六腑の東洋医学的な解説もいただきたいです!!
ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/23 20:23

>できれば六腑の東洋医学的な解説もいただきたいです!!



胆・・・強い意志と決断力、実行力を支配。軍隊の将軍ような役割。
小腸・・・小便の排泄を司る。排泄する水分と再吸収する水分を選別する。
胃・・・胃の陽気で食物を腐熟させ、外から脾にもまれる事で食物を消化する。同時に水穀の精微(後天的な気のもと)の吸収を行う。
大腸・・・大便の排泄を司る。臨床的には胃の一部と考えるとわかりやすい。
膀胱・・・小腸の排便を司る。心包から降りてきた陽気の力で小便を排出。
三焦・・・上焦、中焦、下焦に分類され、各々で気血の循環や栄養生産、排泄系統などを担っている。「三焦の原気」というエネルギーを生産。

こんな感じでどうでしょうか?
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この回答へのお礼

ご親切にありがとうございます!
大変興味深く拝読させていただきました。
考えれば考えるほど奥が深くおもしろい世界ですね。
ありがとうございました。
鍼灸の仕事をされているんですね。
仕事頑張ってください!!

お礼日時:2005/08/24 11:13

解剖した時 見えていなかったのです。



かえるの解剖のように、
おかなを切り開いて、何があるんだろう???
って上から覗きました。

胃の裏にあるすい臓は、おなかを切っただけじゃ見えなかった。
各臓器を取り出したときに、あぁ!もう一個あったよ。しまったぁ。

というのが通説になっています。
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この回答へのお礼

ご解答ありがとうございます
もう一個見つけた人は「なにこれ?!」とびっくりしたでしょうね(笑)
ありがとうございました

お礼日時:2005/08/23 20:25

昔に作られた言葉ですから・・・


膵臓は胃腸と背骨の間にあって見にくいので、
その時代には、存在が確認できていなかったようです。
       
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この回答へのお礼

ご解答ありがとうございます!膵臓は胃の後ろにありますから確かに解りにくいですよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/23 20:17

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