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第二次世界大戦当時大政翼賛会というのがあったと思うのですが、
どういった経緯でどんな目的を持った組織なのか教えて下さい。
またその当時、どういった役目を果たしていたのか教えて下さい。

A 回答 (4件)

議員全員を翼賛会の推薦候補とすることで、議会対策のためという性格で語られることが多いですが、別に大政翼賛会で国会を一色にしなくても、戦争体制に迎合した国会の機能は果たせました。


現に、翼賛体制下でも首相が退陣させられたり、旧民政党、旧政友会などで論戦もありましたから、すべて右ならえの「将軍様」の国とは違います。

翼賛会がもっとも機能したのは、議会対策ではなく、その下の地方や町村レベルの統制にありました。
それまでの産業報国会、大日本婦人会や部落会・町内会などの地方組織が組み入れられ、上意下達の国民生活統制機関として、また戦争遂行を鼓舞する国民運動推進機関として、役割を大いに果たしました。

また、大正期に勃興したいわゆる「革新」勢力のうち、社会主義政党や共産党の徹底した排除を可能にしました。(革新勢力でも、極右の社会大衆党などは翼賛会に積極的に加担しました)

組織としての思想的な面は、世界新秩序、統制経済、権力一元化を柱にドイツのナチス的新体制を模倣したと言われています。
その意味では、近衛文麿よりも、在郷軍人会を組織した田中義一の考えに拠ったところが大きいと思います。

結局のところ、企業にしろ国民にしろ、翼賛体制を作って思想統制、経済統制をしなければならないほど、戦争に非協力的な組織や人間も多かったと言えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。大変わかりやすかったです。
戦争に非協力的人も大勢いたのでしょうが、それが表現できない社会だったとも思います。2度と後戻りして欲しくありません。

お礼日時:2005/08/28 06:31

いまの自民党も大政翼賛会と同じです。



将軍様の国とまったく同じです。
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この回答へのお礼

日本経団連の会長が将軍様ですかね。

お礼日時:2005/08/23 22:26

ごく簡単に言いますと戦時中、いくつかの政党が合流して政府(=軍部)の提出議案はすべて賛成するものです。


事実上、国会の意味はありませんでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
例えば当時の軍部の最高責任者は、天皇だと思いますが、大多数の政党が戦争賛成と言うことは、国民に何の選択肢も無かったゆう事ですね。
自民・民主の2大政党制が敷かれようとしていますが、財界やアメリカの意のままに、増税・改憲を競い合う姿は、ある意味翼賛会ということですね.

お礼日時:2005/08/23 22:23

数行で回答できる問題ではありませんので、とりあえず「大政翼賛会」でググってみてください。


そして、あなたなりに整理してください。
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