No.2ベストアンサー
- 回答日時:
遠い将来ならばともかく、近い将来にはないでしょう。
ハイパーインフレがどのような原因で起こると考えているかによっても違いますが、基本的にハイパーインフレは供給不足によって引き起こされます。要するに足りないから高くとも買う、ということです。戦後直後のハイパーインフレも、引き金はともかく、そういうことになっています。ところが現在は明らかに需要不足です。もう一つの原因としては、貨幣価値の大幅な下落が挙げられますが、あまり信憑性がありません。貨幣価値は通貨の発行量が増えれば下がる筈ですが、日本では現在既に過去最高レベルの通貨を発行していますがインフレは起こっていないからです。
2007年が危ないというのは、単にこの年が団塊の世代の定年退職年だからです。ここで叫ばれている危機の本質は、単純にいえば年金制度の崩壊です。これはこれでかなりのインパクトがあります。
しかし、実際問題として供給にはほとんど影響がありません。団塊の世代全体をとっても、全労働者人口のわずか 5 %程度しかいないのですから。開いた穴は、もしかすると現在失業している方々の再就職で埋まるかも知れません。
それから、国債のデフォルトが起こる、という懸念ですが、この問題も近い将来にはないでしょう。国債がデフォルトする前兆は、戦争などを別とすれば、期間が短くなることです。例えばアルゼンチンは、1日債(!)なんてものも最終的に発行していました。現在、日本の国債は平均で3年前後ですので、この基準からすると最低でも2008年まではデフォルトしそうにない、ということが分かります。
もっとも#1の方の指摘のように、いつまでも赤字国債を発行してもいられないのですが、少なくとも国内事情によって日本経済が近い将来に破滅する、と信じる証拠はほとんどないのが現状です。
ご回答ありがとうございます!
日本の借金、などで検索すると来年破綻する!みたいな説ばかり出てきてもう心配で心配でたまりませんでした。安心できる、という状態ではないのは本当に分かりますが、信憑性はまだ低い、ということなんですね。ただ、今後の政策次第で良くも悪くもなるんでしょうね。専門家の方のご意見と言うことで大変参考になりましたし、正直少し安心しました。本当にありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
2007年に破綻というのは確かによく聞きます。
しかしBOOK-OFFにでも足を運べば、2000年破綻~2005年破綻まで毎年こういった破綻本が出ていることが分かります。しかもおなじ著者名で。(浅井隆さんや藤原直哉さんあたりが書いてます)ですから、2007年に破綻する可能性は低いでしょう。
しかし、2008年は団塊の世代のリタイアで退職給付引き当て金などが必要となります。企業が退職者に大量の金銭を支払わなくてはいけません。
もちろんある程度企業は積み立てを行っていますが、この莫大な額の財源はどう確保するか?これは、企業の保有する金融資産を現金に変えるしかありません。金融資産には社債や株があります。株が大量に売られるので、日経平均はこの時に大幅に下落するでしょう。
あと、2008年には金融商品の売買損益の課税率が10%から20%に戻されるので、これも株価下落につながります。
さらに、最大の問題は消費税引き上げでしょう。2007年か2008年に15%程度に引き上げられるのは確実です。こういった要因がかさなると、日本経済は悪い方へ収束に向かいます。
国債の話から経済破綻論を語るのが一番早いのですが、ありきたりなので一言だけ述べさせてもらいますが、利息だけで2週間で1兆円かかっています。現在、防衛予算上乗せ2000億円が高いか安いかで議論になっていますが、予算を決定する人たちも頭が麻痺しているでしょう。
暗い話ばかりとなりましたが、日本が経済破綻から逃れるには例えばシリコンソーラーパネルに代わる太陽光発電など、無限動力の発明、もしくは世界に通用するヘッジファンドの創立位しかないでしょう。
株価下落の要因はこんなにもたくさんあるんですね!また、破綻の本がそんなに年々、しかも同じ方が出しているなんて思いませんでした!そうなると、なかなか予想もはずれていて、少し安心です。でも、破綻は起こりうることなので大丈夫というわけではないのですね。そうですね、石油などに頼らずに新しいエネルギーを開発すれば、世界特許になり将来起こるかもしれない破綻を免れることができるかもしれませんね。本当に心配でたまらなく、ずっと破綻やハイパーインフレのことばかり考えていましたので、明るい話題が聞け、少し安心しました。本当にありがとうございました!
No.1
- 回答日時:
以下明るい意見ではないですが
ハイパーインフレなるものはないでしょう。それをやると日本が破綻するのは当然ですが、世界も破綻します。なぜなら、日本のGDPは世界第2位で、かつ、世界最大の債権国でもあるため、影響があまりにも大きいからです。
つまり消極的な理由からそのようなことはありえないのですが、日本の国力がそれほどでないなら、既に破綻していたでしょう。
ただ、今のままで財政赤字をだしていてもこのまま問題ないかというとそうでもないといえます。日本国債が暴落すれば日本の破綻は確実ですが、それを世界の良識で防いでいるのが現在の状況なので、何かの引き金でそのようなことが起こらないともかぎりません。
そのためにも財政赤字を減少させる手を打つべきですが、財政赤字を減らすどころか、未だプライマリーバランスすら赤字ですので、このままいくとまずいかもしれませんね。
そうなんですか・・・よくある破綻説は、他の国の破綻のケースをそのまま当てはめて言っているんでしょうね。アルゼンチンやトルコなどまたケースごとに違うんですね。それには国力とかGDPだとかが複雑に絡み合っていて、一概に他の国のケースと当てはめての破綻説は信じられないんですね。良い政策を行って赤字を早く黒字にする手を打って欲しいです。本当にありがとうございました!
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