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なぜ、住宅は南向きが人気なのですか?
太陽は、東から昇って西に沈むのは理解しているのですが、南向きを好む理由がわかりません。
日本から見て、赤道が南にあるのが理由ですか?もし北向きだったらずっと日が当たりませんか?
つまらない質問ですみません。

A 回答 (5件)

建築学科出身です。

太陽の話は環境工学という授業でやりましたが大半は忘れました。

>なぜ、住宅は南向きが人気なのですか?

敷地が狭くて、隣家との間隔が狭いなかで、南の窓は、夏場は庭やバルコニーに受けた
日射で、反射光が室内を明るく照らすから、東向き、西向き、北向きにくらべて採光面で
有利なのですね。
実際、建て混んだ住宅地で一階や2階の部屋に暮らせば、南向きがどれだけ明るいか
わかると思います。
一方、都心のワンルームマンションの7割は北向きです。そもそも北向きの敷地に
はワンルームしか建たないというのが理由ですが、一人で住むには日照は不要と割り切る
人もいます。

>太陽は、東から昇って西に沈むのは理解しているのですが、

実は、太陽は、真夏は東北東の方角から登ります。北向きの部屋にも朝日がさすことが
ありますし、北向きの部屋には夏場の夕日が斜めに注ぐのです。
逆に、真冬は太陽はおもいがけず、南によったところから出てきます。東南東から出て
西北西に沈む。
冬の北側の部屋は早く沈んでしまう夕日すらあたらないです。

>南向きを好む理由がわかりません。

昔の農家は必ず南入り(巽の方角つまり南東の角に入り口をつくります)
南側に縁側を作り南に農作業のできる庭を設けるのです。

逆に町屋も武家屋敷も特に南にこだわるというのは少ないです。
長屋は大抵東西の向きを向いています。というか道路の向きにあわせて作るから
向きなどでたらめ。
数奇屋も農家も実は軒を大きく作って日差しを受けるのは板張りの縁側
基本的に畳は日に焼けるのを嫌うから、南の光は屈折させて反射光で室内を照らす
わけです。

さて、南向き神話がなぜここまで普及したかというと、東北や北海道の人が
お日様好きという説と、戦後、公団住宅が日照を均一に与えることを
近代的住宅のテーマにして、南向き、高さの1.9倍の隣棟配置の団地を作った
ことあたりが大きな要因でしょうね。
昔は、カビや湿気が住宅の大きな課題。ことに木造住宅の寿命を左右する
のは湿気だったわけで、「木材は腐る」というのが根本にあったわけで
通風、日照,換気がよくないと、病気になったりしたわけです。
日あたりがいい・・・そのことは実は健康的で清潔で明るいことの代名詞であった
わけです。

>日本から見て、赤道が南にあるのが理由ですか?
そうでしょうね。天空を半分にわけたら、大抵太陽は南の空にある。
それと、緯度の関係もあります。
冬至の南中高度(正午の太陽の高さ)は31度 これってかなり低い。
冬の寒い時期に、暖かい日差しが家のおくまで差し込む南の部屋は
ありがたい・・・とお年寄りでなくても思います。

逆に夏の太陽の南中高度は東京で78°もあってまるで頭上から照りつける
感じになるわけです。
南の部屋は別に日が指すというより日差しを遮り、明るさだけを得るのです。
さらに、夏場は西日は大きく高度をさげて西側の窓を直撃して部屋の奥まで
充分暑くしてくれます。ですから、夏場の西向きは嫌われる
でも逆に、冬場の西向きはけっこう暖かいです。
それと、朝日と夕日ですが
夏の朝焼けは普通早すぎてみんな寝ています。5時過ぎには夜があけます。
逆に夏の夕やけは7時近くまで見られて、西向きの部屋は茜色の夕日を
あびて夕食を楽しむことができます。
さて、冬の朝焼けは7時ちょっと前。これは、東向きの部屋ならではの
特権
しかし、夕日は5時前には沈むわけで、週末くらいしか家族そろって夕焼けを
眺めるわけにはいきません。

>もし北向きだったらずっと日が当たりませんか?
南半球の話ですか?
地軸に傾きがあって、緯度の差があるので、太陽の南中(この場合北中?)
高度が変わるのですね。
夏に北欧に行ったときには本当に白夜を体験しました。
北極近くにいけば、一日中太陽が沈まないみたいですね。
その代わり冬は真っ暗ですけど。
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アメリカ(ニューヨーク)のマンションでは、南向きだと日当たりが強く住みにくいという理由で北向きの部屋に人気があるというです。



確か冷房費が嵩むという事だったと思いますが、室温はコントロール出来ても、カーテンでの明るさのコントロールは難しいし、外観がみっともない事もあるのかもしれません。情緒より合理性という国民性の違いもあるのでしょう。

ちょっとご質問とは趣旨違いの事で失礼しました。
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No.1さんの言う通り、太陽は真上から若干南側を通ります。


太陽は、夏はより真上に近くなり、冬は真上近くまで行かず、かなり南よりになり、斜めの日光が差し込む事になります。
もうお解かりだと思いますが、家に差し込む日差しとしては、夏には少なく、冬には家の中によく日が差し込む事になります。
つまり、省エネの家になります。

僕が家を自由に建てる事が出来るなら、やはり南東の角地に家を建てたいですね。
強烈な西日が無く、気持ちのいい朝日がいっぱい浴びる事ができ、さらに夏は日が入りにくく、しかも冬はたっぷり日差しがある家になると思いますよ!
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こんばんは



朝から夕方迄の太陽の位置と大地の位置の相関関係を考えれば、

東向きは夜明けから午前中までしか太陽があたらない
西向きは午後から日没までしか太陽があたらない。
南向きはやや遅めの午前中(7時くらい)から夕方(5時くらい)迄は太陽があたる。
※日本の一般的な時間を考えています(極端な夏至・冬至は考慮していません)

このうち午前と午後で考えると、日差しと気温の最も高い時間は概ね午後2時頃ですが、洗濯などの家事は午前中に行い、ベランダに干すのが一般的慣例かと思います。

そう考えると、家の向きで日照時間が最も長い方向を望むのは自然な流れだと思うのですが…
また、西と東に関して、東向きに軍配が上がるのは洗濯物に関して東向きならば午前中は気温が上昇する一方、午後は気温が下がる傾向があります。これは冬に多い傾向ですが、冬の午後になって洗濯する主婦は一般的にあまりいないでしょう。

そのあたりが要因だと思いますが…
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確かに太陽は、東から昇って西に沈みます。

ただ、太陽は、真上を通るのではなくやや南方を通りますので南向きの物件は、日照時間が長いので人気が有ります。従って質問者の言われる通り北向きの物件は直接日光が当たる事はありません。
人気順は、南→東→西→北です。
ちなみに、本屋さんは日光で本がやけるのを嫌うので、北向きの物件が多い様です。
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