プロが教えるわが家の防犯対策術!

語彙が豊富、また表現がユニークな小説家の作品を教えてください。
自分は、話の流れが奇想天外な小説も好きですが、それ以上に内容は平凡でも言葉の扱い方が面白い作品が気になります。
ちなみに自分は、夏目漱石・梶井基次郎・島田雅彦・鈴木光司(デビュー当時の)などが語彙の豊富な作家だと思っています。村上春樹・村上龍・辻一成などの言葉の使い方は嫌いです。
ぜひよろしくお願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

私が今まで読んだ中で、面白い文章だなぁと思った作家と作品名を挙げます。


夢野久作「ドグラ・マグラ」…語彙は豊富ですが、難解で読みにくい。
沼正三「家畜人ヤプー」…語彙の多さに圧倒される。ただし内容がかなりキツい。
筒井康隆「夢の木坂分岐点」…言葉遊び的な要素がちりばめられている作品です。また、彼の短編集「鍵」には、表現が面白い作品が多く収録されています。
佐藤哲也「きりぎりす」…非常に洗練された文章です。幻想的な作風とマッチしていて素晴らしい。
岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」…現代作家には珍しい、古風な文章を得意とします。雰囲気たっぷりの作品は、読み応え十分。
以上、語彙や表現の面白さで選んでみました。参考までにどうぞ。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ベタかもしれませんが筒井康隆の言葉遊びは好きです。「残像に口紅を」「夢の木坂分岐点」などは文字を読む事を楽しみながら読書しました。
「ドグラ・マグラ」は皆が難解というのでなんとなく避けてきたのですが、ちょっと読んでみようかな。
沢山挙げてくださってありがとうございます。

お礼日時:2005/09/07 22:55

 美文といえば・・・・・・。

明治ごろ、作家を目指していた方は、「南総里見八犬伝」を愛読しており、有名な場面は暗誦していて当然だったそうです。白鳥、幸水もその例に漏れない。
 国文科のある先生が言われるには、まともな文章を書く作家がいるのは、明治までだそうです。このまともなというのは、音読に耐えうるという意味でしょう。明治以後、漢文の素養がある人が少なくなったからか。
 上のは少し極端ですが、現代作家にも少なからずいます。僕が知っているのでは、辻邦生。この人は、朗読家の幸田弘子さんに出会って、朗読を意識して文を書くようになった人です。格調の高い、上記の作家と比べると、現代的な文章を書かれます。

 話が変わりますが、僕がお勧めしたいのは、朗読です。舞台朗読をしている幸田弘子には驚かされます。一葉や紫式部の源氏はなかなか原文に手を出せない方が多いとおもいますが、この方の朗読を聴けば意味がわかるのです。森鴎外や辻一邦生の朗読もしています。
    • good
    • 3

 語彙が豊富なひとですか・・・・・・・尾崎紅葉、泉鏡花、(女性的な筆致で、いわゆる美文派)。


 男性的筆致がお好みであれば、漢文の素養がある幸田露伴。
 これらの作家は、語彙の豊富なこと、郡を抜いています。
 
    • good
    • 0

 こんばんは。



 語彙の方では、

『渋江抽斎』森鴎外。

『李陵』『山月記』『弟子』ほか 中島敦。

『五重塔』幸田露伴。

 あと芥川の短編。

 表現がユニークな方は、

『駆け込み訴え』太宰治。 
『雀こ』太宰治。
 太宰は、作品によっていろんな文体を縦横無尽に使い分けた人です。他のも面白い。

『銀の匙』『犬』中勘助。
 ダイヤモンドのように硬質で、透明で、光ってる文章です。

 上記の人々は、話もいいです。といいますか、語彙、表現、話って、切り離せないですよね。

 ご参考になれば。 
    • good
    • 1

●  『作家名』   (お勧め本)。

^^

 
● 多和田 葉子  (犬婿入り)
http://www.happano.org/pages/profiles/yoko_tawad …

● カズオ イシグロ  (日の名残り)
http://gore.arcam-b.com/bestcomix2004/bestbooks/ …

● 佐藤 亜紀  (バルタザールの遍歴)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%B4%C6%A3%B0%A1 …

● 増田 みず子  (火夜)
http://homepage3.nifty.com/masumizu/sub1-1.html

● 皆川 博子  (死の泉)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%A7%C0%EE%C7%EE …

● 藤沢 周平  (三屋清左衛門残日録)
http://www.mmmax.net/t/667/93A191F28EFC95BD/

● 堀 辰雄  (菜穂子)
http://www3.plala.or.jp/seon/hori/
 
    • good
    • 1

 私の知り合いは、井上ひさしさんが日本で最も言葉を知っている作家だ、といっていました。


 実際、「吉里吉里人」のなかで「閑話休題」にどのようなふりがなが振れるか、ということで何ページも費やしていましたね。もちろん、ストーリーとは全く関係ない話題だったんですが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、そうかもしれませんね。井上ひさしの場合本人が、そういった「言葉」についてとことん考えるのが好きという感じですね。自分は、色んな面白い人物の脳が欲しくなることがあるのですが井上ひさしもその一人です。また舞台観たいなあ・・・
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/07 23:41

中国古代の人物を主に執筆されている宮城谷昌光さん。



語彙の豊富さには圧倒されます。特に漢字の使い方が非常に素晴らしいです。

作品は、「天空の舟」、「重耳」、「孟嘗君」など。どれを読んでも感動します。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

これまでほぼノータッチだった分野です。ちらっと検索してみましたが熱烈なファンが多い方ですね。しかも分かりやすいようですので是非読んでみたいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/09/07 23:13

倉橋由美子さんや、時代小説ですが池波正太郎さんなんかいかがでしょう。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

倉橋由美子は好きな作家です。いいですよね彼女の選ぶ言葉は。何故か女流作家の作品は合わない事のほうが多いのですが、彼女の作品は好きです。自分は『パルタイ』が好きです。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/09/07 22:18

小林信彦さん、それと丸谷才一さん。



ただし、丸谷さんの小説は旧カナで書かれていることがありますので要注意。でも言葉は正しくきれいな日本語です。小説を書いてみたいと思っている人には勉強になるかも・・・。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

なるほど、丸谷才一さんは日本語に関する本を多数出筆していらっしゃるようですね。
自分は小説家志望ではありませんが、もっと正しい日本語を知るべきかもしれません。崩され再構築される言葉に魅了を感じてしまう事もありますが、それは本来正しい言葉を知った上でするべき事ですね。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/09/07 21:59

小栗虫太郎「黒死館殺人事件」


言葉に耽溺する楽しみを享受する自信を喪失する作品です。
お読みになっていなければ、ぜひ。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4390108 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ぺダンチスト・・・読まなくてはなりませんね。tiaws090さんのコメントもかなり気になります。かなり期待しちゃいます。たとえ消化できなくても反芻また反芻してまいります。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/07 21:50

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!