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普通交付税額を算出するさい、基準財政収入額-基準財政需要額×調整率 で出すようですが、
この調整率というのは、なんですが?
率は決まっているのですか?

A 回答 (1件)

各団体の普通交付税額は「基準財政需要額」-「基準財政収入額」=「財源不足額(交付基準額)」で計算しますが、各団体ごとに計算して出てきた財源不足額について全都道府県、市町村の分を足し上げると、もともと地方財政計画で想定していた普通交付税総額を上回る事態が生じる可能性があります。


(実態としては毎年上回っている状況)

この場合、お金が足りなくて計算上出てきた金額を配れませんから、足らない分を全国の基準財政需要額を割り落として調整するという操作をします。

この割り落としの率が「調整率」です。


このように、各団体の財源不足額を積み上げた額と地方財政計画の普通交付税額を合わせるための率ですから、毎年普通交付税の算定作業をしてみないと具体的な率は決まりません。

ちなみに、当初は「基準財政需要額」-「基準財政収入額」がプラスで、交付団体であったのに、基準財政需要額に調整率を掛けて割り落としをした結果、「基準財政需要額」-「基準財政収入額」がマイナスになり、不交付団体になってしまった団体を、「調整不交付団体」といいます。
今年度の算定では愛知県東浦町が調整不交付団体になっています。

参考URL:http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050726_3.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。詳しく書いていただきとても分かりやすかったです。
>、「基準財政需要額」-「基準財政収入額」がマイナスになり、不交付団体になってしまった団体
こういった団体があることもはじめて知りました。

お礼日時:2005/09/09 09:07

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