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私立工学部志望なんですが、国立工学部の方が良いと言われます。
何が違うんでしょうか?学費の事だけなんでしょうか?
よければ教えてください。

A 回答 (5件)

国立と私立と両方の工学部の研究室をひとつずつ経験した者です。



国立のほうが圧倒的に使える予算が多いです。
一例をいいますと、たとえばJKワイパーやキムワイプの購入。
国立のほうは学生の権限で一箱ずつ公費で購入(ティッシュの箱みたいなのがたくさん入ったダンボールの一箱です)できて、ふんだんに使えました。

一方、私立のほうは私物として一箱ずつ購入(こちらはティッシュの箱みたいなやつの一箱です)し、ケチケチ使いな研究室でした。
隣の研究室では遅刻者から罰金を集めてキムワイプの購入資金にしていたりしました。

あとの事情は推して知るべしです。
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他の方がいろいろとかいてくださっていますが、



結局、理系の場合4年生から配属になる研究室なんですが、受験生時代にそこまで見極めるのは難しいですし、先生も移動になることがありますからね。

国立大だとそれなりのレベルの先生がそろっており、当たり外れの差が少ない。
私立大だといい先生もいますが、はずれも多いということです。

分野によって違いますが、地方の弱小国立大よりは早慶理科大の方が先生はそろっていますし、就職もいいと思いますが、有名国立大になると私立大とは比べ物になりません。

私は理系の国立大院生なのですが、個人的は阪大がお勧めですよ。先生たちにやる気のある人が多くて、これからさらに伸びてきそうな感じでした。
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 単純に私立、国立という分け方で考えていると


判断を誤ると思います。

 国立大学の予算の面で言うと、嘗ては東大が半分、
残りのさらに半分を京大がとって、
その残りを他の国立大学で分配する
という仕組みになっていました。

 つまり東大を頂点としたピラミッド
構造になっていて、例えば地方国立大学
の先生が、東大もやっていないような新しい
分野の研究予算を申請しても文部省(現文部科学省)
から予算の申請を却下されるのが普通だったんです。

 当然、最新の研究課題は東大に集中しますし、
日本国内においては、特定分野の研究の第一人者と
言われるような人たちは殆ど東大の先生だった
んです。因みに東大は他の大学の先生を
受け入れないような体質があり、東大の
先生といったら、東大卒の男に限定されて
いたんです。(男尊女卑っていうやつです)
 
 東大や京大を卒業してそのまま大学に
残ろうにも、ポストに限りがありますので、
学内での競争に負けた人は外に出るしかあり
ません。
 そういった人たちが散らばって基礎を作った
のが、今の地方国立大学なんです。
 よくここGooの質問にもありますが、
大学生を1年、2年と呼ぶのが東大の
人が基礎を作った大学で、1回生、2回生と
よ呼ぶのが京大の人が基礎を作った大学です。

 同じ国立と言っても、序列があり
その差は予算、研究のレベルで見ても
かなり激しかったんです。

 今はそういった事はよくない
とされ、徐々に緩和されてきていますが、
長い歴史があるだけにまだ非常に大きな
影響が残っています。

 私立大学は何をやってきたかと言えば、
学生数の獲得と、東大、京大、産業界との
結びつきを強めて、人、物、金を
集めまくったんです。

 東大で実績のある先生に、破格の
待遇を提示して引っ張ってきて
大学の基礎作りをしたんです。

 実績を積み上げて、国の補助金なども
獲得してきました。

 ですから私大でも古いところは研究レベル、
予算面でも地方国立大学よりかなり
上ですし、国立の研究所、企業の研究室
との共同研究もかなり進んでいるので、
学部生でも最新の研究課題に直接触れられる機会が
けっこうあるんです。

 例えば、レーザーアブレーションという、
パルスレーザーの衝撃で材料を削り取ると
いう装置が商品化されて出回りはじめたころ、
関東地方でこの装置を持っていた大学は、東大と東工大
くらいだったんですが、装置の使用を許可
されていたのは大学院生だけだったんです。

 この装置は当時、1台数千万円くらいして
大手企業の研究室に1台あるかないかと
いう状態でした。

 ある国立の研究所がこの装置を1台
持っていたのですが、この装置を使って
研究員の人と実験をやっていたのは
東海大学工学部の学生さんと、日本大学
理工学部の学生さんでした。
研究員と一緒にとは言え、学部の4年生が
卒業研究でこの装置を使っていたんです。
 論文は研究員の方の名前で出ていましたが、
学会での口頭発表はこの学生さんたちが
やっていました。

 地方の国立大学卒の人に、大学の学部生が
卒研で学会で発表できるほどの最先端の
研究をやることも時々ある、と言って
もまず信じてもらえません。
 
 あと本当は大学間格差だけでなく、
研究室格差も大きいんです。

 他の方が研究室の予算のことを
書かれていますが、同じ学部の
同じ学科の研究室でも年間予算が
数十万前後から数千万前後まで
いろいろなんです。

 だいたい大企業の研究室で
やっている基礎研究の予算が
1つの研究課題で年間数千万から
数億円程度ですので、大企業と
同レベルの装置を備えた研究室から、
装置と言えそうなのはパソコンだけ
なんていう研究室もあるんです。
 パソコンで何かシミュレーション
して、それで卒研なんてところもある
んです。
 それって、家でもできるんじゃないの?
って感じです。
 
 勿論シミュレーションも奥が深いと
思いますが、大学に入ったからには
そこでしか出来ない事を何かやって
みたいですよね。

 そんなわけで、国立大学の方が
一般論としていいということはないし、
学内での差も大きい場合があるんです。

 理系の大学選びの1つの目安は、
自分の興味ある分野の専門書を
本屋や図書館でかたっぱしから見つけて、
著者がどこの大学の先生かなどの、
傾向を見てみることです。
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地方国立大学工学部と私立大学工学部では、教員一人あたりの学生数が倍違います。

国立だと、教員一人に約5人ですが、私立だと約10人以上は普通でしょう。旧制帝国大学では附設研究所などで教員ポストも多く、教員あたり学生数はさらに少ないようです。
定常研究費は国立がはるかに上です。パーソナルコンピュータか安くなって、学生数よりも台数が多いところも沢山あります。消耗品の例は他の方が書かれていました。
外部から獲得する研究費は研究実績や名声に関係するので、私立でも稼いでいる先生もおられますが、全般には国立の方が上でしょう。
したがって、研究成果も国立の方が出やすい環境です。研究と教育は別ですが、研究が優れている教員は教育も上手です。重要なのは院への進学率が高いことで、先生だけでなく先輩に指導して貰える利点もあります。
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理学部ですが。


No.1さんと同様に地方の名も無い私立大と旧帝大の研究室を経験しました。
まず予算が圧倒的に違います。一桁年によっては二桁くらい。
理系の研究はお金がかかるので、本格的に研究されるなら絶対旧帝大を選ぶべきです。
しかも、地方の私立大はスタッフに対する生徒の数が多すぎます。
だから、まともに指導してもらえないどころか、進学希望以外の人は研究テーマがなく来なくてよいという研究室も多々ありました。
これまで、地方の私立大と書きましたが、地方の国公立もそれと大差ないです。
人生を決めかねないので慎重に選んでください。
やはり、有名な大学は環境もよいです。
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