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ここ数年、言葉としての「ドメスティックバイオレンス」や「セクシャルハラスメント」並びにそれらの為のシェルターや相談窓口、そして法律としての「ストーカー禁止法」など、女性に優しい社会の実現化に向けて、社会全体が回っている観がします。女性に優しい社会は、果たして可能なのか、それとも・・? ご意見を聞かせてください。

A 回答 (8件)

以下の2点について回答します。


1)どのような社会を目指すのか
貴方の表現の中の
>女性に優しい社会は、果たして可能なのか、それとも・・?
というのは、社会をどの視点から捉えるか、というテーマを孕んでいます。
つまり、私は現代日本はまだ相当な男権社会だと思いますが、男性優位の社会の中での女性の尊重ということを問題にするか、男女平等の実現はどういう過程を経て行くのか、を考えるのは似て非なる命題です。
平等というのも同質→何でも同権とは違います。男女に限らず、人種、能力など人には様々な属性とそれぞれの異差があります。それを相互に尊重しあい、それぞれの権利を公平にするのは(言葉では簡単ですが)現実にはかなり困難で時間のかかる作業です。
このテーマを「女性に優しい社会の実現は、男女平等社会への1歩といえるか」と置き換えてみると、これがそうとは単純には言えない歴史的事実があります。
米国において「レディ・ファースト」が確立した(強調された)西部開拓時代は、植民地への入植者に(とくに若い)女性が極めて少なかったこと、そのため自分たちの事業や生活の子孫への継承のため子供を生む女性は貴重な存在だったこと、また危険や力仕事の多い開拓事業は絶対的な男権社会であったことが背景にあります。「優しくされる」ことと「権利を獲得する」ことは違うということです。権利は相応の義務を伴うものですし、平等とは同権を目指しつつ、さらに違いを認め合い、弱者により配慮した関係の構築を図ることであり、本当に難しい課題だと思います。
おそらくその改善過程として、DVやセクハラなど個々の差別的な「こと」の問題化があると言えますが、「セクハラ」一つとっても正当な批判や注意を逆恨みして感情的にセクハラだと切り返す女性もいたりして、権利の濫用や行き過ぎも多々見られます。こうした一つ一つの差別的な「こと」が解消していくにはかなりの時間を要するのではないかと思います。
ちなみに私の職場は8割が女性ですが、女性同士の差別やいじめはすさまじいものがあります。それに男性が口を出そうものなら、今度は総攻撃を食らうので誰も見て見ぬ振りをしています。これは現在男女の雇用機会が平等になりつつあるといっても、女性の社会参加の歴史が浅いため、女性の社会性がまだ十分に育っていないため、と考えられます。

2)DVやセクハラが問題化する今の日本の社会はどのような問題があるのか
結論からいうと、日本の現代社会でDVやセクハラが問題化する背景は、男女の不平等に原因あるというよりも、成熟し高度に管理化された現代社会が他方人間疎外のストレスの充満する社会であり、DVやセクハラは発散されないストレスのエネルギーが社会のひずみ(弱い部分)である男女間の関係に表れている社会病理現象と言えるのではないでしょうか。確かに女性の権利の拡大は必要で大きな課題ですが、その前にこの神経症的社会を何とかもう少し住み良いものに変えないと、何か問題が生じても冷静に理性的に対処するということがだんだんと難しくなってきているように感じます。
DVやセクハラが「問題化する」のは、歯止めが利かずヒステリックに対立が激化することから問題化・事件化してしまうという側面も考えられます。いつも何となく苛つき、わずかなことに感情的になる余裕のなさを誰もが感じているとすると、それは社会全体の危険な徴候ではないでしょうか。
自分たちにとって生きやすい、周りにとっても好まれる発達した社会とは、どのような社会で、何を目指すべきか。このソーシャル・ビジョンが日本の現代社会には欠けていると思います。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

マ○クドナルドのハンバーガーが、ベトナム戦争下の兵士たちの食餌から一般に波及したように、「ウーマン・リブ」運動が、そのベトナム戦争による国内の労働力不足を補うためにそもそも起きたように、物事にはかなり絶対的な根拠が隠されている、という気がします。ただ通常それを受け取る側は、その根拠は知らずして、美辞の部分のみ貰おうとし、またそれを煽動する言葉もあり、不明さを増しながら全体はあくまで不明なままの回転を増長させられるようです。
権利という言葉の実際の重みを女性たちが本当に理解すれば、内に孕んだ女性性のヒステリーを女性たちがもっと内省できるようになれば、あれらの緊急避難的うつわを一種の美味しい罠として冷静に判断し、おのれの欠落を本当は何によって補わねばならないかに気付くようになるかもしれません。社会性の浅さは事実です。

ソーシァル・ビジョンのなさ・・、これが社会全体の複合性や多層性ならびに男女の共生の意味をうまく活かせない最大の原因なのかもしれません。

お礼日時:2005/09/21 10:51

女性に優しい社会、可能だと思います。


昔から残る男女差別をなくそうとする動きが社会のあらゆるところでおきています。

昔から女性は男性より力が弱いため男性が権力を握り女性は理不尽に虐げられてきました。
男性・女性の違いは小さいものであるのに男性の力を絶対的なものにするために
男女の違いを大きく見えるような思想・制度を植えつけてきた歴史があります
生物学的な男女の違いは現代の日本において大きな差を生む要因にはならないでしょう。
私も男女間に頭脳での差はあまり無いように思います。

男女の権利の問題では男性vs女性と思われがちですがそれは間違いです。
男性だから・女性だから、男性が・・、女性が・・という考え方はやめるべきです。
性別はそれぞれの人間の持つ違いのひとつであるという考えが重要です。
ある人が腕力が強いという個性を持っていたとしてその人が人間として勝っており、頭もいいはずだと思う人はいないでしょう。
男女の差も同じことです。どちらが優れているわけでもありません。
それぞれの生き方はそれぞれが決めるものです。
そのためにも個人を尊重した自由な社会が必要でしょう。
個性が尊重されすべての人がそれぞれに自分自身の生き方ができる社会です。
それが多くの人々が生きやすい、つまり女性にもやさしい社会です。
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この回答へのお礼

ご意見、ありがとうございます。

「私も男女間に頭脳での差はあまり無いように思います。」ここでの骨子は、おっしゃっている頭脳の優劣ではなく、社会性ということです。つまり今回は、上記の「やさしさの器」の影響を問うということがあります。新たな機関の増設からの人員雇用、登用・・、それは経済循環には寄与するかもしれませんが、女性の意識そのものへの諫言にはならず、むしろ甘えを助長する気がします。

お礼日時:2005/09/22 11:32

女性に優しい社会ですが、個々の考えが違うと思います。

男女の生理的な違いを十分に考慮した社会が基本的に考えられるのではないでしょか。

そのような観点から、女性を「甘やかさない」、女性も「甘えない」社会を目指すべきだと思います。優秀な女性が多いので、個々の能力を公平に判断すると駄目な男性は職を終われ、男性の失業率は高くなります。

個々の能力を平等ではなく公平に判断し男女が共存共栄できる社会が、「女性に優しい社会かな」と想像します。

「セクハラ」「痴漢」は犯罪であり、「過露出」「電車内のお化粧」などは、モラル違反のように思います。「女性に優しい社会」などとは別問題です。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

「女性を甘やかさない、女性も甘えない社会」という観点は、大切ですね。

お礼日時:2005/09/20 23:45

しばしば一部の方からの意見どおり私も「男女は平等で同性ではない」と


強く思います。

戦後の反戦・自由・個人尊重・権利重視の風潮が曲進していて、
「男らしく、女らしく」が完全否定され為に、男女間に多くの歪みを
生んでいるように見えます。

男と言う種族は保存の為に女を求める欲求を「動物の本能」として、
その者の意思にかかわらず、選択の余地無く、持たされて生存してきている
ことを認めて、この種の見解・解釈はなされるべきだと思います。
この点が本質なのですが、現実にはなかなか理解されないでしょうね。

>優しい社会。と言うより男女を隔離・差別する社会…のような気がしますよ。
男は男らしく! うじうじしない。こそくなことはしない。正々堂々と
女を口説く。姑息な・陰湿な犯罪行為などもってのほか。
女も女らしく。男には無い優しさ、やわらかさ、思い遣りなど、体への
気配りから心の配慮にウェイトをもう少し移して欲しい。

まあ、現状を見ているとそんな社会はもう来ないでしょうね。
皆さんが圧勝させた泉さんは、教育については関心がありませんから。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。

ご意見、ご尤もです。
日本の場合、職場でのお茶汲みを女性たちがこぞって放棄し出した頃が、ひとつの転換期ではなかったかと思います。「らしさ」を圧迫と取るか、「限りない尊重」と取るかは人それぞれですね。

お礼日時:2005/09/20 17:54

これは文化として定着させないと厳しいでしょう。


江戸時代までは女尊男卑で、財産は取られるは、Hするときは固有?の合図があるまで男は我慢しなければならない等女性優先でした。

ただ、世界的には男尊女卑であり、日本が国際化の波に乗ってる以上、男尊女卑は治りにくいですね。
とくに男尊女卑の強い中国、朝鮮やイスラム諸国からの人間流入は更に男尊女卑化になります。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

個人的には、「男尊女卑」の解釈は慎重に繊細になされるべきかと思います。

お礼日時:2005/09/20 11:53

私は(も?) No.1さんの考えと同じです。



いまの「女性に優しい」は、過剰すぎます。


DV=男⇒女だけではありません。
セクハラでも本当は女⇒男でも成立します。

最近は、公共交通機関でも過剰な女性“優遇”が増えています。
例えば、鉄道やバスの女性専用車(女性専用席)などです。
鉄道各社は、「痴漢行為や“迷惑行為”の防止に…」と言っています。
さて、痴漢行為などの性的悪戯を除いた迷惑行為は、女性だけが迷惑する事ばかりでしょうか?
この性的悪戯を除いた「女性にだけ関係する」迷惑行為をぜひ聞いてみたいものです。

女性に優しい社会・・・ハッキリ言って不要です。
日本がおかしくなります。

他にもこの件では言いたいことが山ほどありますが、
かなり感情的になりそうなので、以下自粛とさせていただきます。

乱文失礼しました。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

電車の痴漢行為は困りものですが、では、電車内での化粧、露出した服は何なのでしょうか、と私も疑問です。
女性に優しい社会=さてさて、その質は? というのが、私にとっても疑問です。
社会性=自粛、その精神はご立派です。見習いたいものです。

お礼日時:2005/09/19 22:52

男性も女性も平等である社会を目指しているのが現状ですので、どちらかの性を優しくすると言う差別的な行動は問題を感じます。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

教えてgooの「ライフ/人間関係」のカテには、しばしばおかしな質問ならびにそれを煽る回答があり、参考になります。

お礼日時:2005/09/19 22:45

女性にとって優しい社会は、今のやり方では男性にとって住みにくい社会になってしまうような気がします。


暴力は別として、セクハラはどうでしょう。
私は「甘えるな」と言いたい内容でグダグダ言っている女性をちらほら見かけます。
なんでもセクハラだとか言っていたら社会なんて回らなくなってしまう。
女性にばかり住みやすくして男性には住みにくくなってしまうとそれは良くないと思うし(その逆も)。
どんな生物も違う条件でうまく住み分けしてますから、男女の性質が違う以上、男にも女にも住みよい社会というのは難しいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「甘ったれるな」と言いたいのをぐっと堪えていらっしゃるお気持ち、分かります。今の時代、「甘ったれるな」と言ったら何がやって来るか、明らかですから・・
携帯番号を軽々しく教えておいて、いざ掛かってくると「セクハラだ!」と言い、なおかつそれを益々煽るおとなの言葉も多いようです。

お礼日時:2005/09/19 22:41

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