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「斜に構える」の「斜」は、「しゃ」と読むのが正しいのか、「はす」と読むのが正しいのか、両方とも正しいのかお教えください。

私は、自分の持っている辞書で見てみたら、「しゃ[斜]」の子見出しとして「しゃにかまえる[斜に構える]」がありました。

「はす[斜]」のほうにはそのような言葉はありませんでした。
でも、なんとなく、「はす」と私は読んでいました。

「かれは、人生に対し斜に構えた態度をとっている。」という使い方は正しいですか。(私の創作です。)

(もし正しければ、)これは、わかりやすく言うと、
「人なんか誰だって、自分のことしか考えていないんだよ。
親切にしてくるやつなんか なんかだまそうとしているんだよ」
っていうような感じになるのでしょうか。

A 回答 (5件)

[斜に構える]は「シャニカマエル」であって、「ハスにかまえる」という言い方があるとすれば、ここ30年程度のものでしょう。

 

もちろん私はそのような誤った読み方を一切容認しませんし、採点する場合は減点対象です。

これはOKWebでも見られるように「全然~~良い」とか「済みません→スイマセン?」のような一連の国語の乱れと同様に

今後こういう用法が当り前な事として定着するかも知れないという危惧を感じさせます。

  ___念のため__________

大辞典、広辞苑、Gooの便利ツールでさえも、「斜」を引くと[しゃ]と[はす]という二つの読み方が出てきます、用例は.....


【斜:シャ】に構(カマ)える
(1)剣道で、刀を敵に対して斜(ななめ)に構える。

(2)物事に正面から接するのでなく、ことさらずれた対応の仕方をする--「斜に構えた(態度)」。
   普通でない、気取った態度をとる。

*ただし(3)の様に(1)(2)とは必ずしも一致しない使い方があるのも事実で、この事が言葉を判り難くしているかもしれません。

(3)改まった態度をとる。 物事に対して十分に身構える。

この回答への補足

>[斜に構える]は「シャニカマエル」であって、

私の読み方が誤っていたわけで、
私の辞書の「はす[斜]」のところに見あたらなかったのは、むしろ当たり前だということになります。

ありがとうございます。

で、読みの問題が解決したところで、意味の方に話を進めたいと思いますが…

>*ただし(3)の様に(1)(2)とは必ずしも一致しない使い方があるのも事実で、この事が言葉を判り難くしているかもしれません。
>(3)改まった態度をとる。 物事に対して十分に身構える。

私の辞書だと、「しゃにかまえる」の意味は

1.刀を斜めに構える。
2.あらたまって身構える。あらたまった態度をとる。あらたまる。

の二つであって、「物事に正面から向き合わない」とか「気取った態度をとる」といった意味(ご回答の(2)の意味)は書いていません。


 私には、そういう「気取った態度をとる」の意味よりも「改まった態度をとる」(ご回答の(3))の意味の使い方のほうが古いように感じられます。

「気取った態度をとる」の意味で使うのは、もともとは誤用か(今は正しいけど。)、
あるいは「刀を斜めに構える」という元々の意味から別に派生したと考えます。

そこらへんの事情に詳しい方がいたら、お教えください。

補足日時:2001/11/12 21:38
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私見では、youshirさんの解釈で正しいかと思います。


私自身、(3)の意味は知りませんでしたが、そういう意味もあるという事実がある以上はどこか根底で似通ったニュアンスがあると思うのです。
よくよく考えてみれば、(3)の「改まった態度をとる」というのは、普通ならば素直に受け入れれば良いような場面で意識的に「改めて」態度をとるというのですから、物事に正面きって向かい合っていない(=斜め)と言えるのだと思います。
このことは、そういった行為の「内容」の部分と言えます。
翻って(2)の場合を考えるとどうでしょうか。
(2)の使い方で人を表現する時は、その人の考え方とか行動の背景にまでに踏み込まずに、他人が勝手に印象でもってその人を言い表す時の場合が多いのではないではないでしょうか。
(3)はその人の立場での表現で(2)は他人から第三者を言い表す表現なのかなと思います。
(3)の行為の結果ただそれだけを見ると(2)と変わらないということです。
このような意味でも(3)が先で(2)が後に派生してきたという考えになると思うのですが。
かなり自信なし。
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『しゃ』に構える以外に、『はす』に構えるという読みも存在すると思います。


以前、何かの文庫本を読んでる最中にルビで見た記憶があるからです。実際に使うときも私の環境では『はす』のほうが多く使われています。正式な用法ではないかもしれませんが…

ついでに
はすに構える=ひねくれた考え方/ものの見方をする
くらいの印象です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

読み方は両方あるということですね。(正しくはないかもしれないけど。)
少なくとも、自分だけではないことがわかりました。

それで、質問で書いたように、正しいかどうかが問題になってくるわけですが。。。。

お礼日時:2001/11/12 21:37

しゃに構えた物言い、斜に構えた態度・・


元は剣道用語のようです。文字通り正面に刀を構えるのではなく右斜め上に構えることだと思います。これは構えのひとつの筈ですが、一般用語としては自然体ではなく物事に備えた構え方をする意味となり、現在のように人に接するとき(或いは人生に対して)すこし皮肉に対応することを指すように変化したと思われます。常識と言う計りようのない基準に照らして斜に構えるとは、非常に幅が広くなると思います。少なくともお人よしで人の裏等考えない人に対しては使えない表現でしょうね。あなたの解釈は間違いではありませんが、少し斜に構えている印象を受けます。
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その場合の読みは「しゃ」で結構です。


「はす」というのは例えば「斜(はす)向かいの家」というような感じで使いますよね。
例文については、そういう意味でも解釈できるけど、広い可能性としては他の解釈ありだと思います。(対象が“人生”という漠然としたものである為)

この回答への補足

>その場合の読みは「しゃ」で結構です。

「斜に構える」の場合は、「しゃ」なんですね。
ご回答ありがとうございます。

>例文については、そういう意味でも解釈できるけど、広い可能性としては他の解釈ありだと思います。

「人生なんかまじめに生きてられっかよ。世の中、正直者がばかをみるだけなんだぜ。」
なんていう態度も、このように表現する可能性があるわけですね。

できれば、次からご回答いただく方は、こういう感じで「しゃにかまえた」態度を言葉で表してみてください。
もちろん、「しゃにかまえた」態度すべてを表すことはできないかもしれないので、
「例えば」こんな態度です
ということで じゅうぶんです。

補足日時:2001/11/11 21:54
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