No.1ベストアンサー
- 回答日時:
HPLC は物質を分ける過程。
MS は物質を同定(質量を測定する)過程。
HPLCで分けたピークを手動でMSにかければ、問題無いでしょう。
Sbacteria様
回答ありがとうございます。
HPLCで分けたピークを手動でMSにかけるとは、具体的にどのようなことなのでしょうか?
HPLCに液を打ち込んで、PC上に現れる波形のピークのことでしょうか。
どうも私の頭の中ではいまいちイメージがつかめていません。
申し訳ありませんが、時間のあるときで結構ですのでご回答頂きたいと思います。
No.5
- 回答日時:
試料が環境水中であることからして、環境中に微量しかなく、しかも複雑な夾雑成分とともに存在することが多いため、分析にあたり、何らかの前処理が必要な為であると思います。
双方いずれでも検出は可能だと思われますが、定性的には判別は難しいと思います。(すなわち、同じリテンションタイムに夾雑成分が検出されないことを確認しなければなりません)、あくまでも、定量する為の条件として、影響を受けていないことが絶対です。
そのため、MSのTICあるいはSIMなどによって定性しつつ定量しているものと考えます。
Analyst様
回答ありがとうございます。
なるほど、さらに目的物質が微量になればなるほど判別が難しくなる訳ですね。
教えていただいた方法を考慮しつつ分析手段についてしっかりと考えてみます。
いい勉強になりました。
皆さまのお陰で前に進めそうです。
感謝します。
No.4
- 回答日時:
#2です。
HPLCのみということであれば,標準物質の有無がカギとなると思われます。むろん保持時間だけから検量線に照らし合わせて,ある程度定性的に目的物質であるということは言えますが,標準物質があれば,同じところにピークが現れ,かつ半値幅などから信頼できるピークであればHPLCのみで定性的に目的の化合物であるということができると思われます。このとき,一種類のカラム充填剤(たとえば逆相分配カラム)だけではなく他の充填剤(たとえば分子篩カラム)でも同じことが言えれば,より信頼できる結果になります。
ただし,環境水中の化学物質の分析といったときに,目的の化合物がどのようなものであるか,定性的にものをいいたいのか,或いは定量的になのか,また求める検出感度はどれぐらいなのかということを考慮してHPLCに用いるカラム充填剤や検出器を選択することが必要だと考えられます。
wooksung様
丁寧な回答ありがとうございます。
標準物質は手元にありますので、これを用いて早速分析を行ないたいと思います。
本当に勉強になりました、今後また質問を書き込むことがあると思いますが、その際はよろしくお願いします。
No.3
- 回答日時:
>HPLCで分けたピークを手動でMSにかけるとは、具体的にどのようなことなのでしょうか?
HPLCに液を打ち込んで、PC上に現れる波形のピークのことでしょうか。
----
HPLCにかけた試料は、カラムを通って分けられて、ディテクター(扱う試料の性質によって工夫する。通常は、吸光度でモニターする)を通り、外に出てきます。ここで、PCのモニターに現れるピークに対して出てきた試料をサンプリングして、それをMS用のグリッドにのせて測定すれば良いのでは無いですか?
フラクションコレクターを使って、最初から1定量づつすべてサンプリングして、ディテクター関係なしに、とにかくすべての試料をMSにかける...のも良いかもしれません。
Sbacteria様
重ね重ねご回答ありがとうございます。
HPLCについてよく理解できました。
お陰さまで次に何をすべきかが見えてきたような気がします。
今後も分からないことがあれば書き込むかもしれませんが、その際はまたよろしくお願いします。
No.2
- 回答日時:
私は生化学系の人間なのでkreis1999さんの御質問に答えられるかどうかわかりませんが…。
MSにもイオン化法(ESI, MALDIなど)や分析法(TOFなど)種々ありますが,低分子化合物の分析にはいわゆるハードイオン化法がよく用いられます。このとき,化合物はフラグメントイオンを生じますので,そのフラグメントの生じ方や同位体ピークの量比によって化合物の組成を知ることができます。
したがってHPLCとMSとを組み合わせることによって,被検物質が目的のものであるか,HPLCでの保持時間(すなわち疎水性など)とMSでの分子量及び組成比の3つの面で定性的に証明することができます。
むろん,HPLCでの検出をUV-VISで行うのであれば,特定の官能基がなければ検出は難しいでしょうし,逆にMSでもイオン化しにくい物質であれば検出が困難になると考えられます。
wooksung様
回答ありがとうございます。
なるほど、HPLC/MSの原理(?)がよく理解できました。
既往の研究などから、HPLCのどのピークが補足したい目的物質であるかが分かっていれば、HPLCのみでも定性的に分析することは可能ということでしょうか?
充分に理解が出来ていないのかもしれませんが、お時間のあるときにでもご回答頂けたらと思っています。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 統計学 分析法バリデーションや分析方法に係る公的文書には、精度を求める際は、繰り返し回数を6回とすることと記 3 2022/09/01 01:23
- その他(形式科学) HPLC の応答係数の意味と見方 1 2023/02/28 19:51
- 化学 カラムクロマトグラフィーで使用する液体(移動相)の量はいくらか そして 高速液体クロマトグラフィー( 1 2022/06/22 13:05
- 化学 化学についてです。 実験や分析等で質量分析法(MS)を使った場合の欠点て何かあったりしますか? 測れ 1 2022/11/15 01:44
- 大学院 大学研究室選び 失敗 5 2022/04/29 18:50
- 大学・短大 〈至急〉関西大学社会安全学部か立命館大学政策科学部のどちらに行くかとても迷っています。 3 2023/02/11 21:47
- 大学院 社会人大学院へ行かれた方教えてください 3 2023/07/15 20:38
- 大学院 修士課程(社会人コース)行くべきか 6 2023/07/15 16:18
- 教育・学術・研究 仕事の方向性を変えたい。経営分析→数値解析 1 2023/06/18 16:51
- その他(パソコン・スマホ・電化製品) 「規格外の太陽光パネルQ CELLS PEAK DUO MS-G9 230Wの一般販売」 2 2023/07/19 08:56
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
EDX分析
-
ICP-AESとOESの違いについて
-
「試料をスパイク」とはどうい...
-
ICP-MSやOESなど ICPの目的は試...
-
GC-MSやLC-MSでの定量
-
検出限界について質問です。
-
XRDの回折強度が弱い理由について
-
マトリックスとは?
-
ガスクロについて教えてください
-
WDX(波長分散型X線分析装置)...
-
HPLCを用いた濃度計算(mg/g)方法
-
吸光度
-
HPLCの内部標準物質について
-
ガスクロのFID検出器によるピー...
-
XRDデータのピークの分離に...
-
SEM(走査型電子顕微鏡)の...
-
流動パラフィンって何?
-
添加回収実験とは??
-
クロマトパック(CR6A)
-
スペクトルのピーク分離の方法...
おすすめ情報