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表題のとおりの質問なんですが、
木造住宅で「乾燥材」を使用している等のチラシをよく見ます。
素人なので単純に思うのですが、
基礎の上に土台を作って雨が降ったりすると当然たっぷり水分を
吸いますよね?さらに棟上げしてからしばらくは雨ざらしですよね?
そうなるとせっかくの乾いた木材が水浸しになってしまい
「乾燥材」っていう売り文句が根本から覆されているような
気がするのですが。。。
いったいどうなんでしょう?

A 回答 (2件)

これは、水分を抜くという意味もありますが、抜けるのは水分だけでなく、樹液って言うか、松脂の類のような、なんかの木の成分が、どんどん抜けていくのです。


高級な建築物はもちろん、家具や、楽器にも乾燥木材は使われます。30年ものとか。
ですから、そういう意味でも貯木場は、湖などにあるのです。いきなり水分を抜くと割れたりしますので、水に不要成分を溶かしだしてから、加工するのです。それに、水の中では木は腐りにくいのです。みずうみなどにぷかぷか浮かべられている木材を見たことありませんか?
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この回答へのお礼

言われて見れば湖などに浮いている木材、、、よく見ます。
参考になりました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/16 08:30

ご懸念もっともです。


No1の回答者のおっしゃられていることに、間違いはありません。
でも、質問者の方が知りたいのは、「建てているときに付着した水の影響」ですよね。
そこのところに的を絞って、お答えしましょう。
結論から言えば、「根本から覆されている物件が多い」、ということになります。
なぜ、「すべて」でなくて「多い」なのかと問われれば、古来からの建築物を考えていただければ判ると思います。
壮大な建築物を建立するまでの間に、風雨にさらされないようにすることは当時の技術では不可能です。
だから、当時の大工たちは建てている間に風雨にさらされても後々影響のないような材選び、工程を考えていました。

では、現在の「多く」の住宅の場合はどうなっているかというと、「乾燥」と称しているもののほとんどが「人工乾燥」です。
No1の回答にあるような乾燥の仕方は「さらす」とも言いますが、「天然乾燥」です。
天然乾燥の場合は、途中で風雨にあっても乾燥の戻りは大したことはありません。
もちろん、シートをかぶせて養生することが原則ですが、それでもぬれてしまっても再度乾燥させる手間は「天然乾燥」でよいのです。すなわち、そのままの状態で風にさらしておけば、表面に付着した水分は蒸発します。
しかし、「人工乾燥」の物はそうは行きません。
木材が自然状態で水分の蒸発と吸収がバランスする含水率よりも、低い状態にまで乾燥させているからです。
最近の「高断熱高気密」の住宅は、乾燥している傾向にあるので、人工乾燥材でないとあとから狂う恐れがあるからです。
過度に乾燥した木材は、水分に触れると水分を吸収します。付着するだけではなく内部に取り込んでしまいます。
これを、乾燥が戻る、といいます。
ある程度までの戻りは、木材のためにも必要なのですが、直接雨にさらすほどの水分は禁物です。
「乾燥材」をPRしてある住宅の建築現場を見に行ってください。
建て前をして屋根が出来上がる前の、野天にさらさらた木材の取り扱い方で、家作りへ取り組む姿勢が分かります。
「戻りすぎた」木材は腐朽、虫害、カビ、狂いの餌食になります。
木挽きの弟子としての回答です。木を愛した家作りを心がけていただきたいと思います。
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この回答へのお礼

おっしゃる通り、建築現場の様子を注意して見ることにします。
非常に参考になる回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/16 08:34

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