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結構前ですが、レンタルで見ました。
私が理解不足なのか、悪い意味でびっくりしてしまいました。。
しかも最後にでてくる宇○○みたいなのに唖然としてしまいました。
でも書き込みなどでは、世界感などを絶賛している方もいらっしゃいます。
できれば、私にもわかりやすいように、あの映画のよさを教えてください。
一応どんなジャンルの映画も好きです。

A 回答 (4件)

私は「サイン」という作品よりも、シャマランという作家にフォーカスして


その面白さを考えてみたいと思います。

シャマランは「シックス・センス」の大ヒットでメジャー監督の仲間入りをしましたが
作家の資質としてはメジャーではない、というか
むしろバリバリの「オタク」だと思います。

彼の作品のフォーマットは全て典型的なB級カルト映画ですよね。
彼の作品を「パクリ」だと悪口をいう人も少なくない。
http://www.youmaga.com/event/movie/cinema/cinema …
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040806

ただ、私は彼の作品が「パクリなのか、それともパロディか?」
みたいなことにはあまり関心がなく、むしろ合点がいかないのが
●彼の作品はいつも最後のドンデンガエシに話題や宣伝、期待が集中してしまう
ことなんです。

私は元ネタが分かってしまうほど映画に詳しくはないのですが
それでもB級のSF、ホラー、サスペンスといった類は大好きなので
だいたいオチの予想は付きました。
予想はついた、と言っても「最後はこうなる」といった確信を抱くわけではなく
「多分、このパターンか、あるいはこっちのパターンで収集がつくだろう」
と思いながら見ている程度なのですが。

要するに彼の作品の面白さのひとつは
●過去のある形式を、如何にズラシテ見せるか?
ということだと思うのです。
「サイン」でいえば、トンデモSFをヒッチコックの「鳥」の形式で語ると
こうなります、という面白さ。
逆に、「鳥」を彷彿とさせる上質なサスペンスを期待して見ていた人にとっては
「なんじゃ、こりゃ、実はトンデモSFだったのか」という肩透かし。

でもね、私が彼の作品を好きな最大の理由はもうひとつあって
●ヒネられた形式の中で描かれる、家族の問題
こそが素晴らしいと思うのです。
「シックス・センス」でいえば「子供が母親に承認される過程」であり
「アンブレイカブル」は「父親が子供に向き合っていく過程」であり
「サイン」は「一人の男が自らの信仰を取り戻す過程」です。
私はその過程でいつも涙してしまうんですよね~。

そして涙を溜めながらも、最後に「なんじゃ?そう来るか?」と笑ってしまうのです。
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この回答へのお礼

「オタク」と聞いて一番はじめに思い出したのが「タランティーノ」でした。。教えていただいたサイトでも出てきてましたね。(笑
でも私タランティーノ大好きなんです!
それでちょっと納得いきました。 私はタランティーノ大好きですが、嫌いな方もいっぱいいますね。

宣伝の仕方で視聴者はかなり見方が変わると思います。
それにおどらされた中の一人ですね。。
私はあまり映画にくわしくないので、パクリといわれているのは知りませんでした。
色々参考になるお話きけて、やはりここで質問してみてよかったです。
ありがとうございました!

お礼日時:2005/10/06 15:01

私はあそこで宇宙人を出したことで、シャマラン監督に関心してしまいました。

きっと、彼はエンターテイメントとして、なんの引っかかりも無くスムーズに楽しめる映画を作ることより、むしろワザとらしいほど説明的にでも「映画の主題」を観客に伝えることに興味があるのだと思います。つまり、彼の映画はものすごく強い、彼からの「メッセージ」です。彼の作品はどれもそうですね。「こうなって、こうなったからこうなりました」みたいに凄く説明的。ある意味では不器用にすら感じます。宇宙人の登場も、「はい、ここで宇宙人登場です」と言わんばかりに、とても説明的でした。(そして私が思うに、あれが宇宙人であったこと自体「非日常である」を意味する以外に、大きな意味はなかったのではないかと思います)
   
ただ、彼が伝えたいと思っていることが真っ直ぐ伝わってくる、そのパワーが彼の映画にはあります。今回の映画なら「偶然というものは、必然の上に起こるもの。何かが起こった後、それについて思い返せば、いつもそこには、その偶然が起こる前のサインがあったのに気づく(=実はサインは身近な所にいっぱいある)」というとても明確な主題が伝わります。新作の「ヴィレッジ」はどうかな?と思ったのですが、彼は自分のその独自の映画制作のスタイルを変えていません。こういう風に映画を作っているのは(ここまで主題を明確に伝えようと試みて映画を作っているのは)彼だけだと思います。そこが魅力的ですね。
 
なので、私は感情で彼の宇宙観だとか、あそこで宇宙人を登場させたセンスなどは絶賛しません。むしろ、彼の「説明的すぎる」姿勢、「主題を物凄く明確にする」姿勢、に「凄いな~」と思います。
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この回答へのお礼

>そこが魅力的ですね。

なるほど、、そういうところに魅力があるのですね。
でもやはり好き嫌いがでてきそうですね。。


>「説明的すぎる」姿勢、「主題を物凄く明確にする」姿勢
それは説明いただきすごく理解できました。
ありがとうございました!!

お礼日時:2005/10/06 14:55

私の感じた面白さは主人公の心の動きです。



主人公は以前は牧師でしたが、いまでは神を信じる気持ちを失っています。
でも宇○○に遭遇したことによって、自分の理解を超える存在に気がつき、また神を信じる方向に変わっていきます。
宇○○と神という、一見遠く離れたところにあるように見えるものから、「人智を超える」という共通のものを発見するところにこの映画の面白さを感じました。
SF的なものと形而上のものをつないでいく面白さと言いましょうか。

一度しか見ていないので、私の解釈はかなり偏っているかもしれませんが、キリスト教を絡めて見ていくとまた違う側面が見られる映画ではないかと思いました。
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この回答へのお礼

はは~。なるほど確かにそうでしたね!
私は「どんな展開になるねん??」と思いすぎてその辺りの感情を少し見逃し気味だったかもしれません。
子供との会話でも、「ここか??ここか?」とどんでん返しを今か今かと気にしすぎていたかもしれません。

>「人智を超える」
う~ん。奥深い。。。。
もう一度見ても私の器からはこぼれそうです。。。

お礼日時:2005/10/04 20:47

前作の「シックス・センス」などはご覧になっていましたか?



見終わってしまうと「そのまんまかよ!」という宇○○なんですが、途中の展開では前作が前作なだけに、霊的な何かなのか、モンスターなのか、誰か犯人がいるのか、正体をつかませない展開だったので、いい意味で「裏切られた」って思いました。
変化球を狙ってフルスイングしたらド真ん中だったみたいな…。


> 世界感などを絶賛している方もいらっしゃいます。

「いかにも」な70年代のSF物的な音楽とか、昔なんだか田舎なんだか分からない設定とか、前述の意味で観ている者を混乱させてくれます。
あのセリフに何か意味があるんじゃないか?これは何かの伏線なのか?とか。
前作を見てたらミステリー・サークルが出てきても単純にUFOと考えられなくなると思いますし。


公開時のネタバレ前に、思いっきり感情移入して入り込める映画館で見るべき映画だと思います。
自宅で何か別の事をしながら…とかだと、つまんないかも。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
シックスセンス見ました!! あれに裏切られた!!!と面白かったな。という思いから、あの手の映画を期待しすぎたのでしょうか。
でも私には悪い意味で「裏切られた」と思ってしまいまいした(笑

>観ている者を混乱させてくれます。
そうなんです、かなり混乱しました。それで最後に小学生がイメージするような宇○○がでてきて、目を疑いました。。 まさかこれで終わりじゃないよねってな感じで。。

>変化球を狙ってフルスイングしたらド真ん中だったみたいな…。
とってもいい表現ですね! 私はそれ+「くそ~(怒)」ですかね。。

きっとどんでん返しに期待しすぎたのもありそうですね。
レンタルで借りましたが、くいいるように見ました。
もう一度みてみようかな。。。

お礼日時:2005/10/04 20:37

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