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イギリスでは、今でも階級社会だという事ですが、具体的には階層の違いが日常生活にどのように表れていたりするのでしょうか?
今でも違う階級との結婚とかはタブーというか、あまり例がなかったりするのでしょうか?

高級官僚でない公務員や上場企業の社員は中産階級でしょうか?それとも労働者階級でしょうか?

A 回答 (6件)

上流階級:地主・貴族・金融を中心とする資産家


中流階級:実業家・専門職など
下流階級:労働者階級(ブルーカラー)

に大別されていますが、個々の階級内においても上層・下層の区別が存在していて、必ずしも経済力を反映してはいないので、経済状態が逆転している場合もあります。

一般の公務員や上場企業の一般社員は、中流階級の中下層になるのではないでしょうか(おそらく事務の専門職でしょうから)?

イギリスでは、階級各層の文化、職業、生活スタイルがそれぞれ異なっています。言葉使いや立ち居振る舞い、考え方に差が生じているようです。ただし、本人と周囲による認識によって規定される為、明確な客観的基準があるわけではないようです。

生活スタイルで言えば、例えば、上流階級では育児に乳母を雇います(乳母は日本でイメージするよりかなり高い地位と収入のある職業です)。また資産のレベルが日本と比較になりません(敷地に入って30分自動車で移動しないと館につかないとか・・・)。狩猟を子供のころから行っていますので、乗馬もお手の物。こうした広大な敷地で牧羊を行ったり、古い館と骨董を博物館として公開したりして収入を得たり、莫大な金融資産の運用で上記のような生活をしています。

労働者階級は公立の学校を卒業したのちは大学に進学せず、職人として働くケースが多いようです。これは進学に有利な私立学校の授業費が高いこと、階級間の流動性が個人レベルの教育(知識)によって実現できるものではない(世代を経なければならない)と言う意識が原因だと思われます。実際に上流階級の子弟は私学の初等中等学校に行き、大学進学率も高いのが現状です。この段階で分離が生じています。

さらに、国民にも6種類の別があり(市民、属領市民、国民(香港)、海外市民、保護民、臣民。~国民までは日本の短期滞在にビザがいらないなどの区別があります)、公用語も英語の他に、ウェールズでの第一公用語はウェールズ語であったり、スコットランドではゲール語・スコットランド語がはなされていたりします。

こうして見ると、イギリスと言う国はモザイク国家であることが分かります。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
詳しく書いて頂きありがとうございます。
実情の一端が垣間見られました。

お礼日時:2005/10/06 18:45

イギリスの階級社会は現在もいきています。


いわゆる下町育ちと上流知識階級とは言語の発音が異なる事は映画「マイフェアレディ」で下町娘を教育してレディに変化させる話でお分かりになるでしょう。

教育面では有名カレッジ(イートン、オックスフォード、ケンブリッチなど)は上流階級しか入れませんし、卒業生はネツタイやピンですぐ弁別出来るのです。
当然就職などにも影響します。

最近は薄れてきたといいますが紳士はパブには入らなかった(パブは庶民の酒場)そうで、読む新聞も差別があるようです。
当然階級間の結婚など噂の種です。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
イートン校やオクスブリッジは中産階級でも入学できなかったでしょうか。

やはり階級差のある結婚はあまり例がないのですね。

お礼日時:2005/10/07 17:28

雑学ですが、英国には「紋章院」という物があり、各家庭の紋章が登録されています。


当然登録されてるのはそれなりの家で、僧侶、騎士、王族など特徴のあるものも多く、その組み合わせにより家格が決まるとか。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
紋章院というのがあるのですね。
私も貴族の紋章はいろいろな組み合わせで家格などを表していると聞いた事があります。

日本の様に一億総中流が良いとは言いませんが、生まれてくる階層で、先進国に生まれたのに人生がほぼ決まっているというのもなんだか…

お礼日時:2005/10/07 02:23

だいぶ昔、中学の授業中に余談として聞いたのですが、


イギリスの上流階級と労働者階級では話す言葉の発音やアクセントが違うそうです。
なので日常生活で一発で見分けられてしまうとか、
環境として労働者の子どもは労働者にならざるをえないということでした。
歴史の話ではなく現代のことだと聞いて衝撃を受けた覚えがあります。

参考URL:http://www.alc.co.jp/eng/eiga/accent/accent02.html
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
発音も違うのですね。

日本も希望格差社会になっていると言いますし、今の様に大学進学率50%なんて時代も長くは続かないのかもしれません…

お礼日時:2005/10/06 18:44

Upper Class Middle Class Working Clssは住む場所が違います。

交流はほとんどありません。
日本だと形だけにせよ重役が作業服着たり、社員食堂で食べたりしますが、日本企業が進出すると「夫がじゅうたんのない部屋」与えられたと苦情あがったり(^^)バーベキュー大会開けばボイコットです。
ビートルズ(労働階級出身ね)が勲章もらったときには、やつらと同じのはいやとボイコットした人いましたし、ダイアナ(出身は貴族です)の弟なんてアフリカの大地主で「真相究明に消極的だ」と王室批判する実力派です(^^)
王室とその周辺、知識階級とその周辺、労働階級は(ごくまれに移動することはあっても)進学先も就職先も違います。生まれながらに東京大学や慶応大学に席がある人と努力すれば進学できる人がいるわけです。
差別があっても首相になった女性いますし、現首相も労働階級です(タカ派だけど)
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
居住地域も違うのですね。
やはり社会の至る所で階級が垣間見られるのですね。
スペンサー伯爵は実力派なのですね(^^)

お礼日時:2005/10/06 18:42

貴族層と労働者階級では体格から違うと聞いたことがあります。


公務員や企業の幹部なら中産階級(昔で言うジェントルマン層)でしょうか。
ただ、イギリスは階級社会とはいえ、昔から多額のカネや財産を手にすれば特別に国家に功労がなくても(税金で貢献している?)貴族になれた社会ですから、流動性はありました。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
特に中産の下位と動労者の上あたりの階級の移動はあった様ですね。

お礼日時:2005/10/06 18:39

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