アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

新エネルギー開発の現在における課題についておしえてほしいです。お願いします。

A 回答 (3件)

あまりにも大きすぎるテーマですから、考える上での


キーワードを列記してみます。

まず技術史的な観点です。
現在まで、どの様なエネルギーを利用するかは、以下の
要因で決まっていたという側面を持っています。
 1.搬送・貯蔵技術
  当初は固体(石炭)もしくは液体(原油・石油)での
  能力しかありませんでしたが、冷凍技術の発達等に
  より液化(天然ガス等)状態での搬送・貯蔵が可能と
  なりました。 今後は、下記の変換技術をも含めて
  搬送・貯蔵できないものを、物質として搬送・貯蔵
  できる様にすることが可能になるでしょう。
 2.変換技術(原形から熱エネルギーへの変換)
  まず実用化されたのが化石燃料の燃焼による動力や
  熱を中間体とした電力への変換でした。 次には
  核分裂による熱を中間体として電力に変換する技術
  が確立されていますよね。
  そして現在考えられているのが、エネルギーから
  直接エネルギーを取り出す方法です。
  例えば、光(太陽光)・風・朝夕などから、熱エネ
  ルギーという中間体を介さずに電気エネルギーを
  取り出すなどの方法ですね。
  (この観点からすれば、コ・ジェネなどは新エネで
   は無く、新変換方法の開発となります。)
つまり、この二つの側面を、なんらかの評価指標で判断
する必要がありますが、この評価手法にも一癖あります。
 1.環境面での評価
  エネルギーの利用は「人類がより便利=幸福に」
  生活するという観点(目的)から進められてきま
  したが、それに伴う環境破壊で、根本的目的である
  「人類の生存」を脅かされることへの危惧が出て
  いますので、この面からの評価が指標としてクローズ
  アップされてきました。
 2.経済面での評価
  これは思想や政治体制の問題ともからんできます。
  つまり、現在の自由経済体制で有る限り、どんなに
  環境面で優れていても、経済的に見合わないなら
  採用できない(採用すると経済的破綻に陥る)と
  云うことなんですね。

堅く書きましたが、このキーワードを理解すると新エネの
課題が明らかになります。
つまり、「人類の幸福を達成するためにエネルギーの利用
が進められて来たが、環境面でのデメリットがクローズ
アップされてきたので新エネへの切り替えが求められて
いる。しかし、その新エネも、環境面・経済面の両方から
見て利用できるか否かが決まり、それらは、変換技術
輸送技術によって影響を受けると見て良いことから、この
二つを達成することが課題である。」と解けます。

分散型電源の有望株である太陽光にしても、現在は輸送
技術が確立されていないので、家庭という小さな範囲へ
の導入であり、工業という大きなエネルギー消費機構へ
は適用出来ていません。 だからこそ、大量生産も進ま
ないし、コスト減も進まず、結果として新エネへの転換は、更なる環境悪化という、土壇場でしか進まないとい
う事が容易に理解できます。
(意識の問題だけではないと云うことに注意。)

このように、技術的な解き方ですが、もちろん指標につ
いては政治的・価値観的な変動がある要因です。
ですから、こちらの解決も、広義で言う新エネ開発の
課題の一つです。

蛇足ですが、確かに将来的な危惧(例えば原子力への
不安)などをキックとして価値観を変えようと云う流れ
もありますが、何とも弱すぎます。(欧州等での原発
廃止も、フランス等の原発推進国から余剰電力を購入す
る等の経済的救済があって初めて導入された事に注意。
また、アメリカも京都議定書の批准を拒否する姿勢から
化石燃料の廃止には消極的なことに注意。)

技術論のみ、環境論のみ、経済論のみでの評価をする
という流れで進む限り、新エネの開発はいびつな形に
ならざるを得ないというのが大所高所から見た結論で
これらを統合した、本当の意味でのプロフェッショナル
な論議が、今こそ求められています。
    • good
    • 0

新エネルギーの開発において、着目すべき点は


1.地球への負荷なく、循環が可能
2.LCCが取得可能なエネルギーを上回る
3.ローカル性がある
4.搬送ロスが少ない
5.古来からの資源を消費しない
大まかに言えばこんなところです。
上記の項目は、裏を返せば現在使われているエネルギーの問題点です。

開発にあたり基本思想として取り入れるべきは、百年後の自分の子孫の視点です。
科学技術が百年後には、現在では想像できないほど向上しているなどと楽観視せず、現状の知見において実現可能なものだけに、実効性を持たせる。
将来の技術を当てにした、エセ新エネルギーを実用化した場合の損害を、百年後の自分の子孫の目で見ることにより、無責任な開発に気が付くことができます。

現状の地球環境の破壊に気が付かなかった先人のミスは、まさにこの点に集約されます。
石油を利用し、原子力を使うことを知った時に、
石油の再現性、原子力廃棄物の分解にどれだけの科学者たちが自信を持っていたでしょう?
恐らく誰も自らの知見としては確信していなかったでしょう。
将来の科学技術の発展に賭けていたといえると思います。
新エネルギーの開発に当たって、最も懸念されることは、先人のミスを繰り返してしまうことです。
漠然とした、お尋ねでしたので、漠然としたお答えになってしまいました。
しかし、この漠然とした思いが、「新エネルギー」を考える上ではきわめて重要な位置を占めていると思います。
    • good
    • 0

大学のレポートか何かでしたら、お手伝いできることは無いと思います。



そもそも、新エネルギーといってもいろいろ有りますから、十把一絡げに考えるのはちょっと無理がありますよ。もう少し的を絞って頂くことはできないでしょうか?

例えば、
太陽光発電はほぼ実用段階ですが、コストと発電効率に難有り。風力発電は低コスト化と電力の安定供給が困難。燃料電池は燃料の安全な貯蔵や、長寿命、低コスト、小型化が課題です。核融合発電は実用化の目処さえ立っていません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!