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No.3
- 回答日時:
何を測定したいか、によります。
機器の相違ではなく、測定という目的から考えるべきです。分光光度計で測定できる物質を、蛍光光度計で測定する必要は、ありません。
分光光度計は、多くの化合物について測定できます。特に、目で見て、色がついしている化合物についは、十分です。目で見える可視光線だけではなく、目で見えない紫外線を吸収するものも可能です。たんぱく質では280nm、DNAでは260nmの紫外部を利用したりします。
蛍光光度計には、蛍光を出さない物質は、測定できない、という致命傷があります。また、機械も高価です(分光計は100万でも可、蛍光計は300万以上か)。セルも、高い。一個壊せは、数万円でしょう。
それでも、蛍光光度計を利用するのは、感度か高い。すなわち、微量・低濃度(分光分析の100から1000分の1)でも測定できるからです。分析は、微量、超微量の世界に進んでいますので、蛍光分析は有効な手段です。物質に無理やり蛍光物質を結合させて、蛍光を測定する、というのが珍しくないご時世です。
目的の化合物が、「分光では無理で、蛍光なら測定できる」ことを示さない限り、私が上司でも拒否します。
それ以外に、購入費用と効果を考え、一回だけの測定なら、外部に出した方が安くつきます。
No.2
- 回答日時:
全く別ものです。
分光光度計は、溶液の吸光度、透過度を測るためのものです。溶液に当てた光量に対する、溶液を透過してきた光量の割合を測定します。物質によって吸収波長が違うので、それに応じて波長を変え、特定の波長で測定できるようになっているものです。
蛍光光度計は、ある励起波長を当てたとき、物質が発する蛍光を測定するものです。励起光源(レーザーや強ハロゲンランプなど)と、蛍光をカウントするフォトマル(光子をカウントする素子)から構成されているのがふつうだと思います(フォトマルの代わりにCCDを使い、画像処理的に測定するものもあると思います)。
No.1
- 回答日時:
分光光度計と蛍光光度計は全く違う測定機です。
簡単に、言えば、前者がそこに存在する分子の吸光(多くの場合はスペクトル)を測定するのに対して、後者は、蛍光(励起波長や蛍光波長を変えて測定する)を測定するものです。細胞毒性を測定するために...というつながりがよく分からないので、何とも云えませんが、分光計と蛍光計の違いが理解できるようになってから、上司と渡り合うのが賢明かと思います。
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