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こんばんわ。質問は、ヨーロッパを西欧、東欧と分けていますが、どこを中心に西と東に分けているんでしょうか? また、いわゆる小アジアはアジアなのかヨーロッパなのかご存知の方お願いします。

A 回答 (3件)

東欧という言い方は、冷戦があった当時のもので、今ではその地域は中欧と呼ばれることが多いです。


つまり、答は簡単。
冷戦の時の「東西」。ドイツが境ということでしょうね。

ドイツが統一されてから、やはりいろいろと区分けがかわりました。
どこから見て東西を決めるか、ということなんですが、冷戦時はアメリカが判断している部分が大きかったようです。しかし、現在はドイツから見ていることが多いです。

小アジア、ですが、ここはトルコ、ですね。
文化的にはイスラム圏なので、アジアであると考えられます。
例えば、東京外国語大学でも、トルコ語学科はアジアの課程に入っています。
(そういえば、この大学、ロシア・東欧課程、とかいまだに言っているんですが)
しかし、トルコはEUに入りたいなどという姿勢を見せています。

そもそもアジアというものの定義が、ヨーロッパから見て野蛮なものにつけられたというものなのです。この地域をヨーロッパ文化圏が支配していたのはほんの一瞬ですから、そう考えると、小アジアをアジアと考えてもよいと思います。

大学の講義で習ったことなんで、いちおう自信はありです。ちなみに僕自身の専門地域はポーランドなので、ずばり東欧と言われていた地域なのですが。
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この回答へのお礼

なるほど、中欧というのもあるんですねぇ。時代とともに呼び方も変わるのは当然といえば当然ですが、こう、普遍的な基準的なものが欲しいですよね。~山脈より西、東とか。小アジアは僕も西アジアと考えています(日本が極東なら極西?)
ロシアは中央アジアだろうけど、イメージ的にアジアって気がしないのは僕だけですかね。

お礼日時:2001/11/20 19:21

 


  西欧というのは、色々な使い方があります。例えば、欧州を、西欧、南欧、北欧、東欧などに分けるのもあります。この場合、南欧は、イタリア、ギリシア、南フランス、スペイン、ポルトガルなどで、西欧は、イギリス、北フランス、ドイツ、ベネルクス三国、それと、オーストリアなどでしょうか。北欧は、デンマーク、スウェーデン、ノルウェイ、フィンランドなどで、東欧は、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロヴァキア、ブルガリア、旧ユーゴスラヴィアなどということになります。
 
  西欧と東欧という風に分ける時には、旧ソ連の影響下にあった、東や北の欧州の地域が東欧で、そうでない、自由主義圏にあった欧州の地域が西欧ということになるでしょう。(ほぼ、これで合います)。
 
  小アジアは、歴史的に見て、オットーマン・トルコ帝国の本拠地があった地域で、イスラム教国ですし、17世紀頃には、西欧対イスラムのイスラム側の大拠点でした。現在のトルコは、かなり西欧に接近していますが、歴史的経緯と地理的位置からして、西アジアの西欧との境界地域でしょう。西欧ではないということになります。
 
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この回答へのお礼

具体的な例をあげていただいて恐縮ですm(__)m。
スペイン・ポルトガルは南欧なのですね。勉強になります。持っていた世界史地図がどこか行ってしまい、出てこないで困ってます(笑) 回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/20 19:26

お礼を見て、はたと思いました。



>ロシアは中央アジアだろうけど、イメージ的にアジアって気がしないのは僕だけですかね。

ああ、やはりロシアをそのようにとられていたのですね。
ロシアは確かにアジア大陸にありますが、アジアではないのです。
そう、ロシアのアイデンティティーについて述べざるを得ない時がやって参りました。

ロシアという国について考えています。
アレクサンドル・ネフスキーという人物はドイツ騎士団など、西側の勢力を破ることはできたものの、タタール民族は撃退できませんでした。ですから、ロシアは「タタールの軛」に敷かれていたのです。
ですから、ヨーロッパから見るとロシアはアジアのようなものでした。
しかし、ロシアはロシアとして独立すると、そうでもなくなります。
ピョートル大帝の改革で、西欧化が進行します。
もともと、ロシアはキリスト教国ですから、メンタリティーはヨーロッパのものなんです。ロシア自身としては自分はヨーロッパだ、という意識が出てもいます。
しかし、社会主義革命などがあってみて、「ロシアはヨーロッパでもアジアでもなく、ロシアなのだ」と自己規定するのが現状です。

こういう問題がなぜ簡単でないか、というと、地図というものが1つではないからです。
もちろん、自然国境説というのがあり、自然を以て地名を決めるということはあるかもしれません。
しかし、文化地図という概念もあります。
餃子のようなものは、日本、中国、ロシア、そしてポーランドまであって、それより西にはありません。これは餃子地図ですね。
でも、それ以外の地図では分布が変わるかもしれません。
文化を以て地域分けする、というのも、結構アリなんですよ。
その他には、民族地図とか。
ロシア人はそういうことから考えると、アジア系(モンゴル系)ではないですね。
言語地図で言うと、話が訳わからなくなります。というのも、ここいら全体、インド=ヨーロッパ語族だからです。
しかし、その中での分岐を考えると、スラヴ語族であるロシアは、ヨーロッパに近いと考えることはできます。しかし、ここで「スラヴ」という地域名についても考えなくてはいけないのです。

ね、白黒つけるのは難しいんです。
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この回答へのお礼

なぁ~るほど。アジアにあってアジアでない。複雑ですネェ。ロシアの前身、キエフ公国だとかノブゴロド公国時代(アレクサンドル・ネフスキー)は東欧って認識なのですが。勉強不足でその後なんであっちのほうまで勢力を伸ばせたんだか解らないんですが、タタールのくびき(くびきで変換できないウウゥ…)を脱したんでしょうね。勉強してみます。餃子地図…なるほど文化圏で判断することも大切なことですね。でも先の見えない話ですね。

お礼日時:2001/11/21 09:49

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