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5年以上も前でしょうか。
たけしの万物創世記と言う番組で、HERMESについて放送がありました。
それを見て、HERMESの製品が1つ1つ手作りで、その価格に納得がいきました。
特に、革の縫い合わせには、糸1縫い毎にワックスをかけ、2本の糸をクロスに縫っていました。
これで、仮に1本の糸が切れてももう1本で縫合を保てると言うことでした(ミシン縫いだとほつれますよね)。

しかし、いざ、国内のデパートでHERMESのカバンを見てみると、テレビで紹介されていたような手縫いではなくて明らかにミシン縫いでした。

これは、日本向けの製品だけなのでしょうか?
それとも、あのHERMESでさえ、生産コストの削減でミシンを使うようになったのでしょうか?

わかる範囲で教えてください。

A 回答 (3件)

こんばんわ。


ブランドショップの店長をしています。

おっしゃられている技法はエルメスの「サドルステッチ」という手法です。
このサドルステッチとは一本の糸の両端に針をつけて、交互にクロスさせながら
表と裏から同時に縫っていく手法です。
片面の糸が切れても、もう片方がつながっているため縫い合わせた部分が
ほどけにくい特徴をもっています。反面、一人の職人でなければ、作ることが
できず時間とコストもかかります。オータクロアというバーキンの原型ともいえる
鞄に使用されたのを筆頭に、ケリーやボリードといったレザー製品に使われる
技術であり、これらの商品は製造者(職人)がわかるように刻印があり、
修理の際も、必ず製作者のアトリエによって修理を施されます。

ちなみに、エルメスの中でも低価格帯のフールトゥやエールラインなどは
機械生産ですのでミシン縫いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「サドルステッチ」と言う言葉も、ここで聞いて番組中で出てきていたことを思い出しました。
やはり、エルメスでも低価格帯のものはミシンなんですね。
ついでにお答えいただければ、ヴィトンや他のブランドで、手縫いの革製品はあるのでしょうか?
ブランドショップの店長さんと言うことで教えていただければ幸いです。

お礼日時:2005/10/25 19:55

こんばんわ。


手縫い=職人が手作業で縫う ということであれば、さまざまな
ブランドがありますよ。特に高額のブランドではハンドメイドも
多々ございます。
私が個人的に好きなのはスペインのLOEWEというブランドです。
日本では大変メジャーというわけでもありませんが、使ってある
革の質の高さは折り紙つきであり、L/Vやシャネルとはことなり
「持つ人を選ぶ」的な存在感が好きです。ハンドメイドの温もり
伝わるバッグは商品とは呼ばず、私は「作品」と呼んでいます。
また、BOTTEGA BENETAというブランドも好きですね。
二人の職人が、二人がかりで120時間かけて編みこむ商品は、
価値と品質のバランスが取れた、なおかつ男性がもってもお洒落な
ところがGOODです。
一昔前の、「おばちゃんブランド」のイメージを払拭した
未来へのあくなき挑戦を行うところも好きですね。
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この回答へのお礼

色々なブランドのお話、ありがとうございます。
手作り作品のバッグが欲しくなってしまいました。
でも、私には高根の花みたいです。
使い手を選ぶのでは、私なんか…って思っちゃいます。

お礼日時:2005/10/27 15:05

こんばんは



全く自信なしですが
そのTVに映ったのは一般品(量産品)ではなく
オ-トクチュ-ルなどの注文品(オ-ダ-)などではないのでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
番組で、手作りされた製品には生産した工場の番号と職人の名前(または番号)が入れられていました。
もしかしたら、注文品かもしれませんね。

お礼日時:2005/10/15 23:53

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