プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

よく「彼の右に出る者はいない」等と言いますが、何故右なのでしょうか?

今日、国語の授業で日本人は本来物を右から左へ見て、
欧米人は左から右へ見る、と言う論文みたいなものを読みました。
しかし戦後の欧米文化の影響で日本人も左から右へ見る様になって来ているらしいのです。
ひな祭りの人形も実はお内裏様が向かって右側に置かれるはずらしいのですが、
西欧の王様・女王様の並び方がモデルになってるのか、昭和以降は左側になっています。
そこでその日本人の本来の右から左へ見る、という文化の上で
「右に出る者はいない」や「右に同じ」と言った言葉は何故右なのか?と思ったのです。

皆さんの意見・予想や、聞いた話・読んだ話など、色々お聞かせ下さい。
宜しく御願いします。

A 回答 (7件)

中国の漢代に右を上席としたことからきます。

つまり右の方が優れているという意味です。右に出るということは優位に立つ、凌駕するという意味です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。納得できました。

お礼日時:2001/11/21 22:17

この場合の右ですが、広辞苑によると、以下のように出ていました。

(原文のまま抜粋)
(漢代、座席を、右の方を、上としたことから)上位・上座
答えに成ったでしょうか?
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。上座・下座の事は論文にも載ってありました。
お内裏様も上座に置かれて初めてお内裏様になるのだ、と。
しかし向かって右側にお内裏様が置かれるのも何故か不自然に感じてしまう私であります。。

お礼日時:2001/11/21 22:20

 この場合の「右」は位置的な「左右」というより、言葉の意味での「右」「左」の優位性に由来すると思われます。

「右に出る者はいない」や「左遷」などの言葉は、中国の漢代に「左」よりも「右」が優位であると考えられていたことに基づくようです。日本では古来、「左」上位とされてきましたが(古事記)、唐の時代に中国から官制を輸入した時に「右」上位の考え方も輸入されました。ちなみに、英米圏ではright(右)=正しい、なので右が上位のようです。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。日本では「左」上位だったのですか?初耳です。
古事記は何度か読んだ事があるのですがどこの部分に載ってますか?
よろしかったら詳しく教えて下さい。

お礼日時:2001/11/21 22:22

>日本では「左」上位だったのですか?初耳です。


平安時代にも「左大臣」のほうが「右大臣」より格上でしたよ。
京都のお雛様は、(男尊女卑なのですが)左側がおびなです。

菅原道真(右大臣)が藤原時平(左大臣)によって、「左遷」される目にあったのも、藤原氏のほうが上だったので天皇を動かしやすい、ということがあったのでしょう。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2001/11/28 13:52

中国(漢朝)の文化を取り入れて“右”に優位性を持たせたという皆様の意見でおよそ正解だと思います。


そこで私は余談程度に補足を。

宗教的な意味合いからも左(手)よりも右(手)に優位性を持たせるという見方もあります。南国等のヒンズー教・イスラム教・仏教を信仰する地域に多いのですが、左手は用便(大便)をすませた後処理をする不浄な手という発想があります。その意味からも、左よりも右が優位性を持つ訳です。

ひな人形の飾りかたについてですが、これは皇家をモデルに作ったものですから、皇室内での並び方に準じて配置されます。(以前は逆であったが)昭和天皇即位の時から向かって右(本人から見れば左)に上位の者が座るようになり、それをモデルにそのように配置されるようになりました。以前の日本の風習では、「天子南面」という言葉があるとおり、(本人から見て)左側が上位の者の位置するところだった訳です。(南に向いた時、左(方角的には東)が太陽のいずる方角であるために上座、逆に右(方角的には西)が日没の方角として下座とされてきました。皇太子を日継御子(ひつぎのみこ)と呼び、「春宮」や「東宮」と書くのはこの現れです。)

中世のヨーロッパでは家にはいる時には必ず右足から入らなければならず、左足からはいると悪魔が付いては行って来るという迷信もあったそうです。悪魔(サタン)の左足も山羊の足で、左足さえ見れば悪魔かどうか判断できるという迷信もあったそうです。

結婚指輪を左手の薬指につけるのにも意味があって、太古から女性の血は心臓から左手の薬指にかけて一本の導管が真っ直ぐにつながっているものだと信じられていたようで、女性の左手の薬指にリングをつけることが相手のハート(心臓)をつなぎ止めておく手段だと信じられていた頃の名残があるようです。

他にもいろいろと迷信とも言えるような“右”の優位性に関する話はありますが、多くは古き時代の女性差別を伴った思想に基づくものであるため、この辺りで終了といたします。
幾分かでも参考になれば幸いです。
    • good
    • 15

 2回目の回答をさせていただきます。



 先ほどは少し雑な回答をしてしまって申し訳ないです。古事記に見る「左」の優位性についてですが、伊邪那美命(イザナギノミコト)の三貴子誕生の場面で、左目から天照太神(アマテラスオオカミ)が生まれ、右の目から月読命(ツキヨミノミコト)、鼻から須佐之男命(スサノオノミコト)が生まれたという場面があります。これは、「左」の優位性を表れのひとつだと思われます。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
さらに詳しく調べたいと思いますので、どのような資料をご参考にされたか、教えていただけるとありがたいと思います。よろしくお願いします。

お礼日時:2001/11/28 13:55

日本の古来の伝統である縦書きを考えてください。


名簿などを書くとき、縦書きでは、右から書き始めて左へ並べていきますね。つまり、右に書くということははじめに書くということです。優先順位があるような場合、はじめに書くべき人の名前が右に書かれることになります。
 「右に同じ」は縦書きの場合、ごく当たり前です。
    • good
    • 6

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!